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家計簿が続かない... そんなママに継続するコツをFPが紹介!

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家計簿をつける女性
Milatas/gettyimages

「家計簿が続かない」というお悩みをよく聞きます。その原因は、もしかしたら家計簿に対する誤った思い込みや、効果的な処理方法を知らないからかもしれません。そこで今回は、家計簿の本当の役割と、自分に合った家計簿を見つけ、長く続けるためのヒントを、ファイナンシャル・プランナーの前佛朋子さんに紹介してもらいました。

前佛 朋子(ぜんぶつ ともこ)
ファイナンシャル・プランナー[CFP(R)認定者]、ライター、整理収納アドバイザー
家計コンサルティングZEN代表。
家計見直しと暮らしの整え方を伝える相談室

ライターとして活動していたが、お金の使い方を整える大切さに気付き、ファイナンシャル・プランナーとなる。お金と暮らしの整え方を伝授して不安を安心に変えるサポートを行う。家計見直し、お金の整理、ライフプラン、遠距離介護などの相談も受けている。

何のために家計簿をつけるの?

家計簿をつけると、毎月何にどれくらいお金を使っているのかを把握することができます。さらに、ただ記録するだけでなく、1カ月ごとに集計して内容を確認するところまでできると、お金を使い過ぎている部分とその理由がわかるようになります。反省点が明らかになれば、次月はその点に気をつけることができるので、無駄なお金を使わないようになるのです。

また、家計簿には次のような3つのメリットがあります。

(1)無理のない予算立てにより、安定した家計管理ができるようになる

家計簿をつけると、お金を何に使っているのかが明らかになります。そのため、スムーズに予算を立てることができるようになるのです。予算の範囲内でお金を使えば赤字になることはなく、家計が安定します。

(2)収入の範囲内で家計を管理できるようになる

1週間単位で使えるお金をあらかじめ予算立てし、週ごとにその予算を集計していくと、残高を意識するようになります。「あと○○円しか使えない」という自覚がお金の使い過ぎを防ぎます。その結果、赤字にしない家計に育てていけるのです。

(3)貯金を続けようという思いを持続できる

家計簿には毎月の貯金額も記帳していきます。貯金用口座を見れば貯金額は把握できますが、あえて自分で家計簿に貯金額を記入することで「貯金を続けなければいけない」という想いが芽生えます。貯金をコンスタントに続けていくためには「貯めよう!」という思いが重要になってくるのです。

家計簿が続かない三大お悩みにお答えします!

「家計簿が続かない」というお悩みをよく耳にします。そこで、その原因について調べてみると、続けられないのは明確な理由があることがわかりました。そこで、家計簿が続かない“三大お悩み”について、その対処法をお応えします。

【その1】市販の家計簿が難しすぎる

文房具屋さんに行くと、毎年多くの家計簿が売られています。ネットや雑誌で話題のもの、定番のものなど、種類はとても豊富です。どれも家計を把握するために工夫されていますが、使い始めると書くのが面倒になってしまう人も少なくありません。
自分に合った家計簿を見つけるには、記帳のしかたに注目するのがおすすめです。

買った品物を1つずつ記帳することが苦にならない人は、家計簿のデザインで選んでもいいかもしれません。好きなデザインのものだと書くのが楽しくなり、続けやすくなります。また、必ずしも家計簿のすべての欄を埋める必要はありません。自分にとって必要な欄だけ記帳していけば楽な気持ちで家計管理ができます。

品物ごとに記帳するのが面倒な人は、1行タイプのものはいかがでしょうか。縦に日付、横に支出の費目が書かれているものです。集計は月初から月末まで縦に合計を出すだけなので、意外と楽に管理ができます。

いちいち家計簿を取り出して記帳するのが面倒な人は、家計簿アプリを使ってみましょう。スマートフォンがあればいつでもどこでも記帳ができます。レシートのない買い物でもその場で記帳できるので、記載漏れがありません。また、銀行口座やクレジットカードと紐づけできてとても便利です。

話題の家計簿ではなく、自分が一番記帳しやすいものを選ぶことが重要です。

【その2】レシートのない買い物はどうすればいいのかわからない

レシートのない買い物の場合は、メモ帳を持ち歩き買い物時にメモをするとよいでしょう。あるいは、スマートフォンのメモ帳アプリに記載してもいいですね。メモしたものは、帰宅したのち家計簿に転記するのを忘れないようにしましょう。
もっとも便利なのは、家計簿アプリです。いつでもどこでも記帳ができるので、買い物をしたその場で記帳すれば、あとから転記する必要もないのでラクチンです。

【その3】現金と家計簿の記録が合わなくなって、つけるのがいやになる

家計簿の役割は何でしたか? そう、毎月何にどれくらいお金を使っているのかを把握するためでしたね。家計簿は、自分のお金の使い方を知り、無駄な使い方を確認するものです。それに、家計は会社の経理ではありません。現金と記帳した金額が合わなくても気にすることはないのです。もし残金と家計簿の金額が合わなければ、「使途不明金」として処理してもいいでしょう。ただし、あまりに使途不明金が多くなるのは問題です。それは記帳漏れがある証拠なので、レシートのない支払いの記録を忘れないようにしましょう。

家計簿を長く続けるコツとは?

家計簿を続けるコツは、自分に合った方法で記帳しやすいものを選ぶことです。品物を1つひとつ記帳してもいいし、それが手間なら費目ごとまとめて記帳してもいいのです。筆者の場合、費目ごとにまとめて記帳しています。市販の統計ノートを使って、縦に費目、横は日付にして、毎日費目ごとに合計額を記載、1週間ごとに費目別合計額を出します。
月末にパソコンでつくった表を使って集計しています。1週間ごとの予算を立てておけば、使い過ぎのチェックも可能です。集計作業が面倒な人は家計簿アプリがおすすめ。自動的に集計してくれるので、あらかじめ予算を入力しておけば、あといくら使えるかも簡単にわかります。

また、家計簿をつけるタイミングを工夫するのも続けるコツです。お財布の中を整理するという意味では、買い物をしたら都度記帳するのがよいでしょう。ただ、仕事などで毎日家計簿をつけるのが難しい場合は、1週間に一度、たとえば日曜日の夜など曜日を決めて記帳してはいかがでしょうか。ただし、レシートのない買い物をしたら、その都度メモを取ることは忘れないでくださいね。

そして、自分が使いやすい家計簿を探すこともポイントです。自分に合ったものが見つかるまで、家計簿ジプシーになっていても大丈夫。いろいろ試してみて、あなたにぴったりなものを見つけてください。パソコンに慣れている人なら、エクセルで自作の家計簿をつくってもいいですね。自動計算機能はとても便利です。また、最近ではインスタグラムで家計簿をアップしている人も増えています。デザインなど工夫されているものが多いので、参考にしてみてはいかがですか?

そして最後に、家計簿を続けるにはもう1つコツがあります。それは、目的をつくること。「教育費を準備したい」「住宅資金を貯めたい」など目的があれば、確実に貯金する必要がありますよね。その目的を達成するためにはお金の使い方を把握して無駄を省くことが重要で、その無駄を見える化してくれるのが家計簿なのです。あなたの家計がうまく回るように、そして貯金が確実にできるように、家計簿を続けていってくださいね。

今回は、家計簿の役割と続かない理由、家計簿を続けるコツをお伝えしました。家計簿は欲しいものリストを書いたり、食べ歩きを記録したりすることと同じで、今後に役立てるための記録です。やり方は自由ですので、あなたが一番やりやすい方法を選んで、家計簿をつけていってくださいね。

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