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外出禁止令3週間のNY在住のママたちがしている、毎日をポジティブに過ごすコツ 

外出自粛が長期化すると、子どもも大人もストレスが増えてくることも多いでしょう。米国・ニューヨークでは外出禁止令が発令されてから3週目を迎えていますが、現地のママ・パパたちはどのように過ごしているのでしょうか。たまひよONLINEでも連載の執筆をしてくれている、ニューヨークを拠点に活躍する乳幼児の睡眠コンサルタント・愛波文さんに聞きました。愛波さんは2児のママでもあります。前編「街がまるで映画のよう、悲しい 日本のママに伝えたいこと」に引き続きお届けします。

マスクをつける文化がなかったニューヨークが一変

――外出禁止令が出てから3週間、ニューヨークの街はどう変わりましたか?

愛波さん 病院やスーパーなどライフラインを担う施設以外は開いていません。遊具がある公園も閉鎖されて、入れません。
人の数はまばらで、みんなマスクをしています。

ニューヨークではマスクをする文化がなく、していると強盗かと思われるほどだったのですが、4月3日に米疾病管理予防センターがマスクを推奨したら、みんながつけるようになりました。

「公園で遊びたい」という子どもの願いさえ叶えられず

――ご家族の様子を教えてください。

愛波さん 夫は外出禁止令が発令される前、3月11日から在宅勤務です。そして3月12日に、8才の長男が通う学校が休校になりました。5才の次男はは保育園に通っていましたが、預けることはやめました。医療従事者の方などのお子さんに、もし感染させてしまったら申し訳ないと思ったのです。 

なので、ずっと家族4人、家で過ごしています。最初のころは慣れなくて、かなりバタバタしました。そこで、どの時間が仕事でどの時間は子どもと過ごす、ということをお互いで話し合い、子どもたちのスケジュールも作るようにしました。今はうまくいっています。


――お子さんの様子はいかがですか?

愛波さん すごく我慢していると思います。長男は学校から課題がたくさん出ているのですが、できるだけでいいよ、と話しています。本来ならアイスホッケーやサッカーをお友だちと楽しめているはずなんですよね。

次男は先日5才の誕生日を迎えたのですが、つい「何がしたい?」と聞いてしまったのですね。すると「プレイグラウンド(遊具がある公園)で遊びたい」と…。こんなことすら叶えてあげられない今の状況が悲しいです。

それでも笑顔で、ハッピーに!

――おうちで過ごすとき大切にしていることは何ですか?


愛波さん できるだけ笑顔で、ハッピーでいることですね。

運動のため、リフレッシュのため、雨が降らない限り1日1回は必ず散歩に出ています。うちはニューヨークでも緑の多い地域なのでハイキングに行くこともあります。家では「ZUMBA」というエクササイズをYouTubeを見ながら、子どもたちと楽しく体を動かしています。親子でワイワイ、笑いながら体を動かせるのでおすすめです。

家族での散歩の様子です

いつも通り、とくに睡眠には気を使っています。子どもたちは、外出自粛前と変わらず20時ごろには寝ています。ストレスに勝つには健康な体づくりは欠かせません。

また、子どもたちとのコミュニケーションも大切です。私は絵文字アイコンが書かれたシートを活用しています。「How do you feel?」とあり、元気、悲しい、怒っている、疲れている、といったアイコンがあるので指さしてもらい、どうしてそういう気持ちなのかを聞くのです。

絵文字アイコンで気持ちを伝え合っている様子

やりとりしているうちに、「ママは?」と聞いてくるので私も、たとえばWorry(心配)というアイコンをさすと、子どもが「なんで?」と聞いてくるので、「だってみんながコロナにかかってしまったらどうしよう、と思うし、入院してみんなと会えなくなってしまったら心配なの。だから、今は遊具では遊べないんだよ」などと話しています。

次男の誕生日プレゼントのかわりに寄付金を募集

――毎日過ごす上でほかに大切にしていることはありますか?

愛波さん 先日、次男が5才の誕生日を迎えました。いつもなら親族や知人など30人ほどが集まってパーティをしたり、プレゼントをもらったりしているのですが、今年はビデオ通話でメッセージをもらいました。そして、プレゼントはいらないから、寄付金に協力してもらえないかと私からお願いしました。

5才のお誕生会はビデオ通話で

すぐに1,050ドル集まり、次男を出産した病院と、多くの飲食店を経営している友人にそれぞれ寄付しました。ニューヨークの飲食業界は大打撃を受けているので。

私だけでなく、ニューヨーカーはみんながハッピーに、笑顔になれればいいな、という気持ちも忘れないようにしていますね。


――最後に、乳幼児の睡眠コンサルタントとして日本のママにメッセージをお願いします。

1才、2才、3才くらいのお子さんと1日中家で過ごすのは本当に大変だと思います。体力があまって寝つきが悪い、ということもあるでしょう。
3~4才ぐらいの場合、夕方ぐずぐずにならない限り、昼寝はなしにして夜早めに寝かし、親がそれぞれ1人になる時間を作ることをおすすめします。
でも、個人差があることは忘れないでください。もちろん、散歩はいい睡眠にも効果的です。適度に日光を浴びましょう。

ニューヨークでは外出自粛が3週目に入り、私も、もうやだーっていう瞬間はあります。けれど、できるだけ笑顔でハッピーに過ごしたいと思っています。

日本ではまだまだ深刻にはとらえられないかもしれません。私もそうだったからよくわかります。でも今は本当に心から大変なことだと思い知らされています。そうなったとき、家族の睡眠と生活習慣の大切さを考え直すいいきっかけになるかもしれません。

取材・文/岩崎緑、ひよこクラブ編集部

愛波さんのメッセージ、外出自粛中でも前向きに生活を楽しむ気持ちを忘れずにいる姿勢を見習いたいと思いました。そして強い体を作る基本は「良質な睡眠」という話もありました。できるだけ生活リズムを崩さずに睡眠をしっかりととるということ、これだけでもまねしたいものです。


愛波文さん
Profile
乳幼児の睡眠コンサルタント。APSCアジア/インド代表。IPHI日本代表。慶應義塾大学卒業。2012年に長男出産。夜泣きや子育てに悩んだことから乳幼児の睡眠科学の勉強をはじめ、米国IPHI公認資格(国際認定資格)を日本人で初めて取得。現在は子どもの睡眠に悩む保育者のコンサルティングや個別相談を行い、Sleeping Smart®子育てサロンを運営。IPHIと提携し、オンラインで妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント資格取得講座の講師も務めている。著書に「ママと赤ちゃんのぐっすり本」(講談社)
■Instagram:aya_aiba
■Twitter:@sleepingsmartJP

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