息子が将棋にドはまり!子どもの力が伸びる習い事の見極め方は?【ママ体験談】
わが子の成長とともに、ママ友・パパ友との話題で上がってくるのが「習い事」。早いうちから積極的に通う家庭もあれば、「本人が興味を持ってから」と子どもの意欲に任せる家庭も。子どもの特技を伸ばしたり、将来役に立ったりするものであれば、どんどんやらせてあげたいのも親心ですが、もちろん費用面も気にかかるところ。
全国のウィメンズパーク会員に「子どもの習い事にかける(かけたい)お金はどれくらいですか? ※一人あたりの月額」というアンケートを実施したところ
1位 5,000~10,000円未満 34.4%
2位 3,000~5,000円未満 29.4%
3位 10,000~15,000円未満 10.8%
※口コミサイト「ウィメンズパーク」会員306名回答。2019年12月-2020年1月実施。
との結果に。5000円くらいがおおむね1カ月にかける習い事費用になるでしょうか。
限られた費用、時間の中で、できるだけ子ども自身がハマり、身に着く習い事をさせたいもの。子どもにハマる習い事はどう選んで、どう始めるのか『ウィメンズパーク』で聞いてみました。
お悩み:子ども「算数好き」を伸ばす習い事って?
「年長の息子、いつの間にか2桁、3桁の繰り上がりのある計算ができるようになりました。数の理解が得意な子のようです。この力を伸ばしてあげるため、何か習い事をさせたいと思っています。どんな習い事がいいでしょうか?」
このお悩みに対しママたちは…
計算力よりも興味の方向をのばしてあげて
「そろばんなどの習い事は計算力をつけることがメインだと思います。これから小学校に通うようになったら興味のわいたものに関して掘り下げるような図鑑などを与えてあげるといいのでは」
わが家は将棋にどっぷりハマりました
「息子が同じ感じでした。小学校入学前の春休みにそろばんと将棋を教えてみたら、将棋のほうにハマりました。サッカーもやっていますが、週に1回、サッカー教室の90分間ボールをさわるだけで、あとの空き時間はほぼ将棋です。算数の宿題は一瞬で終わらせてあとは将棋、将棋、将棋…。宿題もせずに将棋をやろうとするので“この時間までに宿題を終わらせないと将棋教室に行けなくなる!”と目標を決めて、なんとかやっています」
将棋にハマった息子は物理好きに
「今は数字を使って遊んでいる感覚なのだと思います。うちの子は兄弟3人なので、3で割るのは小さいころから出来ました。余りも理解してます。そして、うちの理系男子も将棋はハマってました。オセロよりも将棋で、デジタルゲームにも全く興味を示さず。今は中学生ですが物理好きで、大学でも物理をやると言っています。同じ理系でも工学、理学、数学とあります。どんなことに興味を示すか楽しんで観察してあげてください」
お悩み:小3からダンスを始めるのは遅い?
「小3の娘がダンスに興味を持つようになりました。幼稚園からスイミングに通っていて、体育全般得意なようです。卓球やテニスにも興味がありますが、まずは家から通える範囲にあるダンス教室に行ってみることに。5歳から通える教室らしいのですが、一般的に小3からダンスは遅いでしょうか?」
次はダンスについて。このお悩みに対しママたちは…
小3からスタートしてまだまだ夢中です
「全然遅くないですよ。やりたいときが始めどきかと。うちの娘も小3からダンスを始めました。当時流行していた『恋』ダンスを完コピしてました。今年からはいきなり、ブレイクダンスにどハマりして、熱心に練習しております」
基本の練習は親がつきあってあげると◎
「娘がチアを小3から始めました。年小から中学生まで年齢で3つのクラスに分かれていて、小3は真ん中のクラス。ただ娘は初心者だったので、半年は一番下のクラスに入りました。もともと運動が得意でなく、基本を何も知らない娘でしたが、早く同年代のクラスに行きたそうだったので、家でも毎日柔軟や腹筋背筋、振り付けの練習をさせてました。予定通り半年で同年代がいるクラスに入り、今も楽しく通っています。」
始めるのに早い遅いなんてない!
「プロのダンサーでも10歳や中学生から始めた人もいるようです。始めるのに遅いことはないのでは。ピアノなど楽器も幼児期から習うのがメジャーですが、うちの子は小3からはじめて小5で学校伴奏のオーディションも受かるようになりました。やる気と好きな気持ち次第だと思います」
親主導で始めた習い事、続けられるもの?
「6歳の子どもに体を動かす習い事をさせたいと思い、いくつか体験に行きましたが、子どもに聞くと“どっちでもいい~”という返事。本人が“楽しい!やりたい!”と思える習い事がいいと思うものの、場所や人に慣れるのに少し時間がかかるタイプなので、体験レッスン1回だけではやる気にならないようで…。親主導で本人が“どっちでもいい~”という状態でスタートしてもいい結果にならないものでしょうか?」
最後は、「継続できるのか」というお悩み。これに対しママたちは…
親もしっかりフォローすることが大事!
「私は親主導で誘導しました。私自身も親に言われた嫌々通っていたピアノが、今でも仕事で使うほどの特技になっているので、多少嫌々でも将来役に立つことがあるという持論からです。うちの子たちは誘えば何でもやってみたいと答えるので誘導がラクなのもありますが…。その代わり親も通わせるだけでなく、練習も一緒につきあいますし、ほめたり励ましたりもガッツリやります!」
意見があまり出ない子は親主導でも
「うちは完全に親が決めてます。はじめてのことに対する抵抗がかなり強いので、誰かが背中を押さないと何もできないからです。また、自分の意見があまり出てこない子なので、やりたいことを聞いても特に何も出てこず…。今は体操教室を週1、スイミングを週1、通信教育をしています。スイミングはとにかく水がダメなので、就学前に何とかしなければと強制的に始めて、最初は泣いて暴れて大変でした。今はなんとか泳げるようになりました。下に2人いるので、2人を連れて送迎となるとかなり縛りもあり。子どもの希望も取り入れたいですが、結局は親主導になりそうな感じです」
子どもの性格によるところが大きいかも
「うちは兄が年長から算数教室、小1からプログラミング、小3からスイミング。妹は年少からスイミング、年中からダンス系、小1から英会話、小2から算数教室を始めました。どれも親が誘って、体験の様子を見て始めさせたものです。兄は消極的で、戦いごっこが好きだからと武道系に連れて行っても“テレビと現実は違う”とクールに言い放ち全く食いつかず…(笑)。そんな中、算数教室とプログラミングは体験に行ったら黙々とやり始め“また来る?”と聞くと“うん!”と即答。妹はなんでもやりたがり、プールに行きたいと騒ぐのでスイミングを始めたものの、水が怖くないからと自己流で息継ぎを覚えてしまい、ちっとも泳げるようになりません(笑)。好きだから上達するわけではないようです」
どんな習い事がどんなふうに子どもの興味や特技を伸ばしていくのかは、親にも子ども本人もわからないもの。お金や時間に限界はありますが、子どもの個性を見極めて、将来につながりそうな習い事をリサーチするのが親にできることなのかもしれません。
(文・古川はる香)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。