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育児ファミリーが気をつけたいマスク素材の選び方【小児科医監修】

マスクを着ている女の子
※写真はイメージです
Hakase_/gettyimages

感染症対策の新しい生活様式の中で、生活必需品となっているマスク。マスクは一時の品薄状態を脱し、今ではさまざまな素材や形、特徴のマスクを購入することが可能になっています。また「マスクの中では、不織布マスクが最も有効」との報道もあり、「布マスクやウレタンマスクではダメなの?」と戸惑っているママやパパも多いのではないでしょうか。マスクの素材や使い方について、帝京大学医学部附属溝口病院 小児科医・黒澤照喜先生に聞きました。

マスクは不織布でないとダメ? 布やウレタンは意味がないってホント!?

(スーパーコンピュータ富岳によるシミュレーション、*2は豊橋技術科学大学による実験値)

新型コロナウイルス対策に欠かせないのがマスクですが、そもそもマスクって、うつらないためにつけるのでしょうか? それとも人にうつさないためにつけるのでしょうか。

「マスクは“うつらない効果”よりも、“人にうつさない効果”のほうが高いという研究結果があります。ただしマスクをしなければ多くの飛沫を吸い込んで感染してしまうことは間違いありません。
またマスクをすると、無意識に鼻や口に触れることを防げるため、手指を介した感染リスクが減ると考えられており、“うつらない効果”も期待できます。仮に感染の可能性がゼロであればマスクは不要ですが、現時点ではそのような場所はないと言っても過言ではありません」(黒澤先生)

また“コロナ対策には、不織布マスクが最も有効”というデータが話題になりました。ファッション面や洗って何度も使える面からウレタンマスクや布マスクを使っているママやパパは「不織布マスクに変えたほうがいいの?」と戸惑っているのではないかと思われます。

「データは、富岳というスーパーコンピュータの計算によるものです。

吐き出し飛沫量は
マスクなし 100%
不織布マスク 20%
布マスク 18~34%
ウレタンマスク 50%
という結果ですが、布マスクでも18~34%には抑えられます。

一方、吸い込み飛沫量は
マスクなし 100%
不織布マスク 30%
布マスク 55~65%
ウレタンマスク 60~70%
となっています。

数値を見ると、確かに不織布マスクの効果は高いのですが、感染リスクが高い場所では不織布マスク、感染リスクが低い場所では布マスクにするなど使い分けても構いません」(黒澤先生)

2歳未満の子には、引き続きマスクは不要! ただし感染リスクが高い場合は、1歳6カ月ごろから着用しても

日本小児科学会のHPには“子ども(とくに2歳未満や障害のある場合)のマスク着用には誤えんや窒息などの危険性があるため注意が必要です”と書かれていますが、子どものマスク着用に対する考え方に変わりはないのでしょうか。

「新型コロナウイルスは、学校や保育園などの集団生活の中で、子ども同士のクラスターは起きにくいことがわかっています。
子どもが新型コロナウイルスに感染するのは、大人からうつる家庭内感染がほとんどです。
前述のとおり、マスクの効果は“うつらない効果”よりも“人にうつさない”効果のほうが高いので、2歳未満の子どもにはマスクはメリットよりデメリットのほうが大きくなります。ただし病児保育室の利用などで、感染リスクが高い場合は、1歳6カ月ごろからマスクの着用を考えましょう。

新型コロナウイルスの変異腫の小児への感染リスクが今後明らかになってくれば、小児へのマスクの提言も変わってくるかもしれないので、ママやパパは正しい情報をしっかりチェックしてください」(黒澤先生)

お話・監修/黒澤照喜先生 資料提供/豊橋技術科学大学・全音楽譜出版社 取材・文/麻生珠恵、ひよこクラブ編集部

黒澤先生によると、マスクで最も大切なのは素材よりも、正しいつけ方だと言います。大人も子どもも「鼻をマスクから出さない」「マスクをあごにずらさない」「マスクの表面は触らない」ことが第一! せっかく不織布マスクをつけていてもサイズが合わなかったり、「感触が嫌」などの理由でずらしたりしていては意味がありません。

黒澤照喜先生(くろさわてるよし)

Profile
帝京大学医学部附属溝口病院・小児科。小児科医。東京大学医学部卒業。都立小児総合医療センターなどを経て、現職。3人のお子さんのパパ。

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