妊婦にマタニティパジャマって必要? あると便利な4つの特徴
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「マタニティ パジャマ」で検索すると、おしゃれなマタニティパジャマが掲載されています。しかし、本当にマタニティ用のパジャマが必要なのか悩んでいる方も多いはず。
ここではマタニティパジャマがどのようなときに役に立つのか、どのような機能があるのか、ふつうのパジャマとの違いを比較します。また先輩ママが実際に着てみてよかった機能性や肌触り重視の春夏のマタニティパジャマのおすすめを4着ご紹介。マタニティパジャマが本当に必要か見極めてください。
マタニティパジャマは本当に必要? ふつうのパジャマとどう違う?
出産準備品リストに必ずといっていいほど載っているマタニティパジャマ。ではマタニティパジャマとは一体どのようなものなのでしょうか。買おうかどうか迷っている方へ、ふつうのパジャマとは違うマタニティパジャマの主な特徴4つをご説明します。
マタニティパジャマの4つの特徴
1授乳口がある
胸元にスリットやファスナーなどがついていて、授乳がしやすくなっています。授乳時にお腹が見えてしまうことを防げるので、授乳中でも人目を気にする必要がありません。
2トップスが長め、前開きタイプ
裾が長めのトップスや、ボタンなどで前が開くシャツタイプのものがそろっています。分娩後の着替えや入院中の診察がスムーズに。
3ウエストが調整可能
ウエスト部分がゴムやボタンなどで調節可能です。お腹が苦しくならないので妊娠初期から出産直前、産後まで長く使えます。
4大きめのポケット
入院中は診察室や赤ちゃん教室などへ移動することが多いもの。赤ちゃんのよだれや口元の母乳を拭くためのガーゼ、授乳前に乳首を拭く清浄綿などを入れるため大きめのポケットが大活躍します。
産院によっては専用のパジャマが用意されていることもあります。分娩を予約した時に出産準備リストをもらえるので、パジャマを自分で用意する必要があるのか確認してみましょう。産院のものがズボンのついていないワンピースタイプであれば、冷えやむくみ対策にマタニティ用のレギンスを用意しておくと快適に過ごせます。
また、シャツタイプの大きめのワンピースで代用する妊婦さんもいるようです。必要な枚数すべてをマタニティ専用で用意しなくても、洗い替えや予備として同様の形のものを持っておくのもよいでしょう。
マタニティパジャマはどんなときに便利? 入院中の過ごし方と出産後の生活
産院や妊婦の状態によって違いはありますが、一般的な入院期間は経腟分娩の場合は4~7日ほど、帝王切開の場合は10日~2週間ほどが多いようです。入院中のお母さんは、退院後の生活に備えて授乳やおむつ替え、沐浴のしかたなどの育児指導を受ける病院が多いです。退院近くになると産後の生活についての説明を受け、赤ちゃんとお母さんの経過をみて異常がなければ退院の手続きとなります。
案外忙しい入院生活、具体的にどのようなシーンでマタニティパジャマが活躍するのでしょうか。
陣痛から分娩まで(経腟分娩の場合)
・陣痛の最中や分娩後は、着ているものが汗や血液などでよごれてしまうことも。横になったまま着替えることができるように、前開きのマタニティパジャマがあると便利です。
・お腹の大きさは分娩時にピークを迎えますが、出産後すぐにお腹が戻るわけではないので、ウエスト調節機能がついたものがしばらく役に立ちます。
産後から退院後
・分娩後の体に異常がないかをチェックするための診察があります。診察台の上ではズボンを脱いで診てもらうので、トップスが長めのもの、またはネグリジェタイプがおすすめ。肌の露出を最小限に抑えることができます。
・育児指導を受けるときには、ガーゼや筆記用具などの持ち物を指定されることもあります。母乳が出にくいお母さんは哺乳瓶を運ぶことも。お母さんが赤ちゃんを抱っこしていると両手がふさがってしまうので何でも入る大きめのポケットが大助かりです。
・赤ちゃんが生まれるとすぐ2~3時間おきの授乳が始まります。産まれて間もない赤ちゃんがお腹を空かせて泣いているとき、服をまくりあげることなく素早くお乳をのませることができます。出産後すぐから卒乳するまで、授乳口があるものが大活躍します。
他にもお見舞いに来てくれた方との面会や、同時期に産んだお母さんたちとの情報交換などをすることも。人に見られても恥ずかしくないような格好だと安心です。ノーメイクで過ごす予定の方は顔色が良く見える色を選ぶとよいかもしれません。
おすすめのマタニティパジャマ
妊娠中はホルモンバランスの変化により通常よりも暑いと感じる妊婦さんが多いようです。汗を吸収しやすいマタニティパジャマを選び気温の高い季節も快適に過ごしましょう。
La maison et nature ダブルガーゼワンピナイティ&パンツセット
お母さんだけでなく赤ちゃんの肌にも直接触れるものなので、生地にこだわったパジャマを。やさしい着心地の二重ガーゼは吸水性抜群です。シンプルで落ち着いたデザインでありながら、便利な機能を満たしたマタニティパジャマはナチュラルな雰囲気の女性におすすめ。
【口コミピックアップ】
・胸の部分にスナップがついていて授乳がしやすかった。
・ルームウェアとしても着られるシンプルさが気に入った。
・肌触りが抜群。ガーゼ生地の風合いがナチュラルでかわいらしい。
ANGELIEBE エンジェリーベ マタニティ 授乳しやすい ヨークピンタック 切り替え パジャマ 産前産後 前開き フリー
布帛切り替え&ピンタックデザインが上品。入院着にもおすすめです。
布帛を使ったピンタックデザインがきちんと感を演出。ホームウエアとしても使いやすいパジャマです。レギンスなしでも着られる長めの着丈で入院着にもぴったり。ふんわりあたたかな着心地の裏起毛フライス素材は、伸縮性もあって快適な着心地です。
【口コミピックアップ】
予想通りのかわいいパジャマであり、部屋着でした!今、出産前で体調を崩し入院しているのですが、病院ではいろいろな人に会うので、完全なパジャマより部屋着感もあった物が欲しいと思っていました!こんな状態だったのでインターネットで購入できるのもありがたかったです!!
夜の授乳にはスナップボタンの授乳口が便利。マタニティパジャマは機能性重視で!
新生児期の赤ちゃんは授乳やおむつ替えが頻繁で夜中何度も起こされることも。ふつうのパジャマではトップスの裾からまくり上げて授乳しなければならず、お腹が見えてしまいます。新生児期の頻回授乳には、開け閉めが便利なスナップボタンの授乳口がついたマタニティパジャマをおすすめします。
【ミルクム】肌にやさしいソフトスムースパジャマ ( ライトグレー M )
やわらかな肌触りと落ち感がリラックスタイムにぴったり。胸元の授乳口はスナップボタン式になっているので、赤ちゃんを抱いたまま片手で胸元を簡単に開けることができます。ウエスト調節ゴムで産前から産後までゆったりと使うことができるのもポイント。
【口コミピックアップ】
・ウエストが調節できるゴムとスナップボタン式の授乳口がとても役に立っています。。
・高級感のある肌触り。マタニティ期間が終わってもずっと着ると思います。
・ライトグレーにピンクのパイピングが可愛すぎず大人でも着やすい!
着心地やわらかプチプラパジャマ ( ブラックボーダー S~M )
色柄違いで6種類の中から選べるマタニティパジャマ。大きくなるお腹のため、ゆったりとしたつくりになっています。パンツはアジャスターゴムでウエスト調節可能。トップスには便利なポケットが二つと、授乳がしやすいようにスナップボタンがついています。
【口コミピックアップ】
・おしゃれな柄が6種類あって選ぶのが楽しかった。洗い替えのため柄違いで2枚買いました。
・スナップボタン式で赤ちゃんが泣いてもすぐに授乳できるのがいい。
・ウエストが調節できるので妊娠初期からお腹の大きさがピークになる出産直前まで対応できました。
まとめ
マタニティパジャマをそろえるならお早めに
妊娠中は急なトラブルによって入院など安静を強いられることもあります。退院後は赤ちゃんのお世話で忙しく自分の買い物はなかなか行くことが難しいかもしれません。妊娠がわかったらなるべく早めに出産準備品を考えておきましょう。マタニティパジャマは、清潔さを保つため洗い替えを含めて2~3枚持っておくとよいでしょう。購入する際の参考にしてください。
産まれたばかりの赤ちゃんと一緒に写る写真は家族の一生の宝物になります。素敵な思い出をお気に入りのマタニティパジャマとともにつくってください。
(文・犬飼ねこ)
※参考:たまごクラブ、ひよこクラブ
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