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入学前の1年間、進級したての今がやる気を刺激するチャンス!

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放課後に宿題をするそろばんを持つ子供。
※写真はイメージです
FamVeld/gettyimages

年長さんになったら「少しずつ入学準備を始めよう」と思っているママやパパもいると思います。しかし、なかには身につくまで時間がかかるものも。年長さんになったばかりの4月は、お兄さん・お姉さん気分が最高潮! 新しいことにも意欲的に取り組める時期なので、この機会を逃さずに入学準備を始めてみませんか。

「時間を意識しない」「学習習慣が身につかない」1年生ママが就学後に困ったこと

「入学準備」というと、国語や算数の基礎を中心に教えるママやパパもいると思います。しかし1年生の子をもつママからは、次のような声も。

●娘は、時間を意識して動けません。食事も着替えもマイペース。学校でも、先生に注意されています。幼稚園の時から、私も言い聞かせてはいたのですが…。もっといい方法はあったのかな?

●小学校で毎日、宿題が出るのですが、ひらがなのプリント1枚だけでグズグズ泣いて30分もかかります。先日は、算数のドリルを学校に忘れてきて、宿題が2倍に! ギャーギャー泣き叫ぶので、励ましたら「うるさい!」と言われ、ますます泣かれました。自宅学習の習慣がついていれば、もっとスムーズだったかも。

●息子は算数の問題を見て、すぐに「わからない」と言い、自分で考えようとしません。調べ学習の宿題も「何を調べていいかわからない」と言い、「自分で“なぜ?”“どうして?”と思ったことを調べればいいんだよ」と伝えたら、「それがわからない」と言います。思い返せば幼稚園の時から、自分で考えず「どうしたらいいの?」と私を頼っていました。自分で考えさせる習慣を、もっとつけておけばよかった!

体験談のような習慣をつけるのは、実は時間がかかるもの。そのため年長さんになった今から取り組むことが大切です。

年長さんの春から始めたい入学準備4つのこと

入学準備というと「あれも! これも!」と考えてあせってしまうこともあります。そんな時は、身につくまでに時間がかかる、次の4つのことから始めてみましょう。

1.ひらがなが正しく書ける

小学校に入学すると、すぐに自分でプリントに名前を書いたり、連絡帳に明日の持ち物を書いたりします。そのためひらがなは書けるようにしておきましょう。鏡文字や書き順が正しいかも確認して。

2.時間を意識して行動する

小学生になると休み時間の間に、トイレに行ったり、次の授業の準備をするなど、自分で時間を意識して行動することが求められます。そのため家庭でも練習しておきましょう。

3.自分で机に向かって勉強できる

小学1年生から宿題が出るので、年長さんから、少しずつ机に向かう習慣をつけておきましょう。子どもが好きなデスクシートなどを敷くと、喜んで机に向かう子も。

4.探求心を引き出し、自分で考える力を伸ばす

入学準備でぜひ取り入れてほしいのが、「探求心を引き出し、自分で考える力を伸ばす」ことです。2020年度の教育改革に伴い、今、小学校では自分で「なぜ?」を見つけて、考えることを重視した「課題解決型授業」が取り入れられています。好奇心旺盛な年長さんは、実はこうした力を伸ばすのに最適な時期。植物のお世話をして「なぜ?」を見つけたり、ゲームなどを通して根気よく考える力をつけましょう。

なかには「年長さんになったばかりなのに、もう入学準備?」と思ったママやパパもいるかも知れません。しかし年長さんの1年はあっという間です。
園行事があるほか、ランドセルを選びに行ったり、小学校見学や就学時健診など予定がいっぱいです。「あれも教えないと! これも教えないと!」とあせる前に、春から余裕をもって入学準備を進めてみてはいかがでしょうか。

取材・文/麻生珠恵
取材協力/こどもちゃれんじ

※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です

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