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外遊びが多くなる6月は子どもの交通事故に要注意!飛び出し、ひとり歩き…事故の傾向と対策は?

町の屋外の通りを横断する小さな女の子、コロナウイルスのコンセプト。
※写真はイメージです
Halfpoint/gettyimages

警察庁が令和3年3月に発表した統計によると、子どもが歩行中に交通事故にあう件数は、5月~6月が最も多くなるのだとか。まさに今この時期です。子どもを交通事故から守るために、親がすべきことは何でしょうか。子どもの事故防止や安全教育などを研究している、東洋大学ライフデザイン学部健康スポーツ学科 准教授内山有子先生に聞きました。

「外遊びが増える=交通事故が増える」と考えよう!

上のグラフを見ると、幼児(就園児・未就園児)、児童(小学生)の死者・重傷者が5月・6月に上昇することがわかります。5月・6月に交通事故にあう子どもが増えることについて、警察庁は「児童(小学生)については、新学期直後の緊張感が薄れてきたことによって、交通事故が増加している可能性がある」とみています。

たしかにこれは一理ありそうですが、「外で気持ちよく過ごせて、子どもたちの活発な外遊びが始まる時期であることも考えるべき要因」と内山先生は指摘します。

「5月・6月は暑すぎず寒すぎの、外で活動するのにちょうどいい時期。子どもたちの外遊びが増え、活動範囲が広がることが、交通事故の件数に反映されていると考えています。警察庁の統計は全国平均なので5月・6月の件数が上昇していますが、暖かい地域ならもう少し前に、寒い地域ならもう少し後ろに交通事故の件数が上昇するはずです。“気持ちのいい外遊びの季節=交通事故が増える時期”と考えてください」(内山先生)

幼児が歩行中に起きた交通事故の原因第1位は「飛び出し」

歩けるようになると、子どもは自分で歩くことが楽しくなり、1人で歩きたがります。外でも手をつなぐのを嫌がったり、急に走りだしたりすることもあるでしょう。警察庁の統計によると、平成28年~令和2年の幼児の交通事故の約6割は歩行中に起きていて、原因の上位は飛び出し、ひとり歩き、横断違反でした。
  
「子どもは視野が狭いうえ、自分の目標とするものしか見ていないので、転がったボールを追いかけて道路に飛び出す、道路の反対側にお友だちを見つけて駆け出すなど、ちょっと目を離した瞬間に道路に飛び出して事故にあうケースがとても多いのです。

車の多い場所、見通しの悪い場所など、危険な場所は子どもの手を離さないのが鉄則です。そして、『1人で歩いちゃダメ!!』と禁止するだけでなく、『ここは危ないから手をつなぐよ。でも、公園に着いたらいっぱい走っていいからね』と、危険な場所と安全な場所での行動の切り替え方を伝えることが大切です」(内山先生)

横断違反や信号無視については、大人の交通ルール違反が大きな影響を与えていると、内山先生も警察庁も指摘します。

「子どもは大人のまねをします。幼児を守るためにも、保護者が交通ルールを守り、手本を示しましょう」(警察庁)

気になるのは、子どもやママ・パパは交通ルールを守っているのに交通事故にあっている、「違反なし」に該当する死者や重傷者が234人(27%)もいることです。

「歩道で信号待ちをしていたら車が突っ込んできた…など、歩行者には非がないのに交通事故にあうリスクはだれにも予測できません。可能な限りガードレールがある道を選ぶ、遠くても歩道橋を渡るなど、リスクを回避する行動を取りましょう。ママやパパのそういうふるまいを見せることは、子どもの危機回避能力を育てるのにとても有効です」(内山先生)

また、地域の危ない場所を、ママ友同士などで情報交換することも大切だと内山先生。

「危ないと感じた場所や交通事故が起きた場所などの情報を共有することは、交通事故にあうリスクを減らすことにつながります。また、多くの人が『見通しが悪くて危険』と感じた場所は、その道路の管理者に進言しましょう。道路管理者がわからないときは、お住まいの地域の役所に相談してください。必要と判断されたら、カーブミラーを設置してくれると思います」(内山先生)

16~17時台は子どもの姿が見えなくなる!?反射板を利用して子どもを守ろう

警察庁は、歩行中の幼児の時間帯別死者・重傷者数も出しています。平成28年~令和2年合計915人中のうち、ダントツに多かったのは、16~17時台の264人でした。

「16~17時台の夕暮れ時は、運転中に最も歩行者の姿が見えにくくなる時間帯。ほんのり暗くなってきたけれど、ヘッドライトをつけるほど暗くないため、運転中の視界が悪くなるのです。一方、16~17時台は買い物や習い事に行く、遊びから帰るなど、子どもが外にいることが多い時間帯でもあります。その結果、16~17時台に幼児の交通事故が多くなるのだと考えられます」(内山先生)

夕方の見えにくい時間帯に、子どもの存在をドライバーに認識してもらうために、明るい色の服を着せたり、反射板を活用したりすることを内山先生はすすめています。反射板に自動車のライトが当たると光って見え、ドライバーは「そこに人がいる」と認識できるからです。

「反射板のついた靴や傘を使わせたり、反射板のキーホルダーを子どものバックにつけたりしましょう。また、反射板のテープをハート形や星形などに切って、『これをつけると、暗い場所でも〇〇ちゃんが歩いていることを運転手さんが気づいてくれて安全なのよ』と説明しながら、子どもの洋服などにはれば、交通安全策を楽しく教えることもできますね。子どもを交通事故から守るには 、ママ・パパが手本となって交通ルールを守ることと、子どもが安全に外を歩けるような働きかけと工夫をすることが大切です」(内山先生)

図版提供/警察庁 取材・文/東裕美、ひよこクラブ編集部

お話・監修/内山有子先生

外遊びが楽しくなる季節は、交通事故のリスクが高くなる時期で、とくに夕方は、細心の注意を払う必要がありそうです。子どもはママやパパをお手本にするので、ママやパパが交通ルールを守って行動しているか、この機会に確認してみましょう。

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