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年中さんの夏は、3つの力を育てるチャンス!〜ひらがな・好奇心・コミュニケーション力を伸ばそう〜

更新

虫眼鏡、モンテッソーリホームスクール教育を通して葉を見ている若い小さなアジアの女の子
※写真はイメージです
ThitareeSarmkasat/gettyimages

年中さんの夏は、ひらがなが書けるようになったり、身のまわりのことにどんどん興味がでてきたりと、心も体もぐんぐん成長する季節。年中さんの成長を後押しする、この夏の過ごし方を考えてみませんか。

「ひらがなを教えたいけれど、かんしゃくを起こす!」年中さんママの体験談

年中さんになると、ひらがなが書ける子も。しかし「うちの子は、まだ書けない!」と悩んでいるママやパパもいるようです。年中さんのママたちからは、次のような声も。

●息子は、まだひらがなが書けません。お友だちから手紙をもらうこともあるのですが、息子は暗号のような文字!?を書いて返事を出して喜んでいます。やる気はあるようですが、どうやって教えたらいいのかわからなくて…。

●娘にひらがなを教えたくて、本屋さんでワークを購入しました。しかし娘は楽しそうなページばかりやります。そのため「順番にやろう」と声をかけたら、かんしゃくを起こして大泣き!今日もワークをやらせようとしたら「イヤだ!もう、やらない!」と怒っていました。年中さんに教えるのって難しい。

体験談にもありますが、年中さんはワークなどを使ってお勉強モードで教えるには、まだ早い時期です。楽しい!と思える遊びの要素を取り入れることで、文字への興味がわき、積極的に学ぶようになります。

「ひらがな」「好奇心」「コミュニケーション」。年中さんの学びを深める3つのポイント

年中さんの学びで必要なのは「ひらがな」だけではありません。幼稚園などでは、将来の学習や集団生活の中で欠かせない「好奇心」や「コミュニケーション」を伸ばしていくことも大切と考えています。そのため今年の夏は「ひらがな」「好奇心」「コミュニケーション」を伸ばすかかわり方を意識してみませんか。ポイントは次の3つです。

【Point1】ひらがなは、遊びの要素を取り入れて楽しく教える

ひらがなを学ぶポイントは、あいうえお順にはこだわらなくてよいので、自分の名前など興味をもった文字から書けるように教えることです。またひらがなが書けようになるには反復が欠かせませんが、遊びの要素を取り入れながら楽しく進めると、学びが継続します。

【Point2】身近な自然と触れ合って、好奇心を刺激する

夏は庭先や公園など身近な場所でも、セミなどの昆虫を見つけるなど自然に触れられます。自然は子どもにとって「なぜ?」の宝庫です。「セミなのに鳴き声が違う」「さっきまで朝顔が咲いていたのに、もうしぼんでいる」などの素朴な疑問が観察する力や、比較する力を養います。子どもが疑問を抱いたら、図鑑などで調べると観察する力や比較する力はさらに伸びます。

【Point3】相手の気持ちを考えるコミュニケーション力を育てる

コミュニケーションの基本は、相手の気持ちを考えること。年中さんになると、相手の気持ちを少しずつ考えられるようになりますが、お手伝いなどで「人の役に立って喜んでもらえた!」という経験をすると、さらにコミュニケーション力が養われるように。年中さんになると食事の前にテーブルをふいたり、食器を並べたりするなど、できることが増えてくるので、幼稚園が夏休みなら、親子で相談してお手伝いを日課にしてもいいですね。

「幼稚園が夏休みになるとダラダラして、生活リズムが乱れてしまう」と悩んでいるママやパパもいると思います。そんなときは学びの時間を作って、生活リズムを整えてみてください。とはいうものの年中さんは、お勉強モードでひらがななどを覚えるのはまだ早いので、いつもの遊びを学びに変えてみませんか。ゲーム感覚で学べる知育教材などを取り入れてみるのもおすすめです。

取材・文/麻生珠恵
取材協力/こどもちゃれんじ

※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です

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