【専門家監修】離乳食[初期]5,6ヶ月ごろ★後半1ヶ月...2回食はいつ何をどう食べさせる?
離乳食を始めて1ヶ月ほどたって、ゴックンと飲み込むことに慣れたら、2回食に進めます。今回は、授乳とのバランスやスケジュール、食べ物のかたさや大きさなど、この時期の離乳食の進め方をご紹介します。
いつ食べさせる?
★授乳タイムのうち、2回を離乳食の時間に
1日の授乳タイムのうちの2回を離乳食の時間にあてます。1回目は1回食のときと同じにして、もう1回を残りの授乳タイムから選んで決めます。
与える時間は、ママやパパの都合のいい時間でOKですが、できるだけ毎日同じ時間にしましょう。
離乳食のスケジュールの例
「離乳食2回食」のスケジュールの一例です。授乳の回数や間隔には個人差があります。その子に合ったペースで離乳食の時間を決めましょう。
06:00 授乳[1]
10:00 離乳食[1]+授乳[2]
14:00 離乳食[2]+授乳[3]
18:00 授乳[4]
22:00 授乳[5]
食べ物のかたさと大きさ・量は?
★少しかためのペースト状から粒のあるものに
基本はなめらかなペースト状。2回食に慣れてきたら、加える湯やだし汁の量を減らして、少しかためのペースト状にしていきます。この時期の終わりごろには、中に少し粒が残る程度にすりつぶした状態にしてもOKです。
かたさの目安は?
少しかためのペースト状に。
スプーンに乗せる一口の量は?
スプーンの1/3くらいの量をのせ、小さじ1の量を4~5回に分けて与えます。
食べさせる量~2ヶ月目の初めのころは?
食材は、離乳食を開始したころよりも加える湯の量を少しだけ減らし、全体になめらかにすりつぶして、ややかためのペースト状に。1食につき、全体で小さじ10くらいを目安に与えます。
食べさせる量~2ヶ月目の終わりころは?
食材は、少し粒が残るくらいにすりつぶします。2回食に慣れてきたら、徐々に量を増やし、2ヶ月目の終わりころには、子ども用茶碗5分目くらいの量を目標にします。
始めたころとどう違うの?
★食べられる食材の数を少しずつ増やして
1回食のときと同様に、米やうどん、いも類などの炭水化物、アクや苦みが少ない野菜類(ビタミン類)、豆腐や白身魚(タンパク質)を中心に、食材を徐々に増やしていきましょう。食材は2種類を混ぜてもOK。調味料による味つけはまだ必要ありません。
離乳食とおっぱい・ミルクのバランスは?
★おっぱい・ミルクが中心。離乳食からは20~30%
2回食になると、離乳食からとる栄養は、全体の約20%。離乳食に慣れてくる6ヶ月の終わりごろには、約30%になります。まだ栄養の中心はおっぱい・ミルク。離乳食のあとにも、おっぱい・ミルクは欲しがるだけ与えます。
今回ご紹介した「食べさせる量」などは、あくまでも目安です。なかなか進まなくても大丈夫。その子のペースで、ゆっくりと確実に飲み込む練習をしましょう。(たまひよONLINE編集部)
■参考:『すぐわかる! 離乳食』(ベネッセコーポレーション 刊)より抜粋。情報は書籍掲載時のものです。
初回公開日 2018/10/09
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