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子どもの習字教室はいつから始めるのがいいの?メリットは?

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TonyYao/gettyimages

子どもの成長とともに気になるのが、正しい字の書き方。
小学校入学前に一通りのひらがなを書けるように、なんて
考えているママたちも多いのでは?
うちの子は、全く字も書けないのに、どうしたらいいの?
早くやるべきなのかしら?
そんなお悩みを持つママたちに、
お習字を習い始めるベストタイミング!をご紹介します。

高宮 暉峰
日本書道教育連盟 師範
書道のはな*みち 主宰https://hana-michi.com/
著書に、 『まっすぐな線が引ければ字はうまくなる』(日本実業出版) 『悪筆セラピー』(幻冬舎)他多数。
プライベートでは二児の母。

関連:どっちに通う?スイミング教室と体操教室のメリットとデメリット

これができたら始めどき。見極め3つのポイント

以下の3つがお習字始めどきのサインです。

1、ひらがながだいたい読めるようになってきた
書くためには、脳のなかに言葉のイメージが入っている必要があります。読み書き、というくらいですから、読めることがまず先で、その後に字が書けるようになっていくのです。
ですから、まずは読みを大切に。
絵本の読み聞かせや、お風呂の壁にひらがな50音表を貼ったりして、声に出して読めるようになったら、タイミング!です。

2、鉛筆やクレヨンなどをしっかり持てるようになってきた
字を書くということは、鉛筆やクレヨンなど、何かしらの筆記用具を持つことから始まります。なので、ちゃんと持てないうちから、焦って書かせるのは禁物。3歳~4歳くらいまでは、まだ手も小さくて、筆圧も安定しないですから、無理はしないこと。特に大人が使うタイプと同じ、細い鉛筆などは、動かすのが難しいので、使わないようにしてくださいね。
持ち手の太い鉛筆やクレヨンを、ブレずに動かすことができたら、始めどきです。

3、15分間座っていられるようになってきた
15分間座っていられれば、しっかり集中して、
なぞり書きや字の練習ができます。
とはいえ、私の経験上、お習字教室が楽しければ、
子どもたちはちゃんと座っていられます。
年齢的なスタートの目安は、
早くて4歳くらいから小学校入学前が始めどきです。

習字教室に通うメリット

入学前、習字教室に通うメリットは大きく2つです。
1つめは集中力アップ。
ちゃんと座って字を書けば、
お子さんの集中力は高くなり、
小学校に入学しても、安心して授業が受けられます。
ちゃんと座っていられるということは、
下半身が安定している証拠。
下半身が動かず足の位置が安定していると集中力が高まります。
(だからお習字の基本姿勢は、正座なのです。)

2つめのメリットは、勉強への自信がつくということ。
授業は板書が中心ですし、読み書きがすべての基本。
一般的には、1学期はひらがな、2学期から漢字を習います。
テストでは自分の名前は必ず書きますから、
入学前にひらがなと簡単な漢字(一、三、十など)の読み書き、そして自分の名前が丁寧にキレイに書けるということは、
大きな自信につながりますね。
もちろん、一番のベストタイミングは、お子さんが、字に興味を持ったとき、書いてみたくなったとき。
お子さんのやる気、楽しい気持ちをまず大切にしてあげましょう。

暮らしの中で楽しく字を身につけるコツ

暮らしの中で字を身につけるコツをご紹介します。

・クイズ!背中に字を書いて当ててみよう
一緒にお風呂に入ったときに、パパやママの背中に字を書いてもらいましょう。
これが意外と難しい?
お子さんが書く字の形はもちろん、書き順も合っていないと、
なかなか当てられないものです。
お子さんが何も見ないで字を書けているか、書き順は合っているか、
などの確認にもなりますし、スキンシップにもなって一石何鳥にも!

くるくる迷路
100円ショップなどでも売っていますが、迷路遊びをしながら、スタートからゴールまで
線を引くことができる教材があります。
決められたルートをしっかり書けるということは、線のコントロール力が身につくということ。コントロール力=運筆力といって、思った通りに線や字を書く力になりますから、字をキレイに書く上で欠かせません。迷路遊びをしながら、楽しく運筆力が身につくので、ぜひやってみてください。

水書き書道
「水書き書道」は、墨の代わりに水を、半紙の代わりに特殊なシートを用いる、新しいお習字の方法です。水を含ませた毛筆をシートの上に走らせれば、まるで墨で書いたような文字が出現。水分が蒸発していけば文字は自然に消えていきますから、何度でも使用可能です。もちろん本物の墨で書くお習字も良いのですが、水書き書道を使うポイントは、失敗という概念がなくなること!書いた字を添削してキレイに直すことも大事ですが、それ以前に、伸び伸びとよい姿勢で書けば自然と上達します。字が乾いて、繰り返し書けるというのは、お子さんにとって模範解答がなく、とても楽しいこと。こういった時間を持つことは、お子さんの自主性、やる気を育て、気がつけばどんどんキレイな字が書けるようになっています。
水書き書道の唯一残念な点は、消えてしまうこと。なので、上手に書けたら、スマホで写真を撮って保存してあげてください!
習字教室の始めどき、ぜひ参考にしてみてください。

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