【医師監修】赤ちゃんの肌トラブル・発疹【0~1歳】症状別 受診の目安とホームケア

yaoinlove/gettyimages
赤ちゃんは肌が弱く、ちょっとした刺激でトラブルを起こしがち。ただ肌トラブルは全身性の病気の一症状であることも。とくに発疹(ほっしん)が出たときは、全身の症状を観察しましょう。
【記事監修】
神奈川県立こども医療センター 総合診療科部長
Profile
2005年より現職。専門各科と連携しながら、総合診療科で治療に努めていらっしゃいます。
赤ちゃんの肌トラブル・発疹 どうして起こるの?
赤ちゃんの皮膚は大人より薄く、また皮脂の分泌が少ないために皮膚のバリアー機能が未熟。そのために汗や汚れなどちょっとした刺激でもすぐに肌トラブルを起こします。
赤ちゃんの肌トラブル・発疹 気をつけることは?
全身性の病気のことも。ほかの症状もチェックして
発疹は全身性の病気の一症状であることも。ひと口に発疹といっても、発熱などほかの症状によって診断や治療法が異なります。発疹が出たときはほかの症状も確認しましょう。
発疹が出ていたら、部位、形状、色、かゆみなどを確認
発疹に気づいたら、発疹の現れた部位、形状、色、かゆみの有無を観察しましょう。発疹の特徴によって、病気の診断がつくことがあります。ひどくかゆがる場合は早めに受診を。
赤ちゃんの肌トラブル・発疹 ホームケアのポイント
1.1日1回はおふろに入れて肌を清潔に保って
湿疹などのトラブルがあっても、肌を清潔に保つことが大切。1日1回は赤ちゃん用石けんを使い、ママの手でやさしく洗ってあげましょう。
2.かゆがるときは冷たいタオルで冷やして
冷やすとかゆみがやわらぎます。赤ちゃんが嫌がらなければ、冷たいタオルなどで冷やしてあげましょう。おふろの湯温はぬるめにし、衣類の着せすぎや室温にも注意しましょう。
3.赤ちゃんのつめはこまめに切りましょう
赤ちゃんがかゆがって患部をひっかいてしまうと炎症が悪化することも。つめはこまめに切って、滑らかに整えます。赤ちゃんのつめは柔らかいので切るときは注意して。少し白い部分が残るくらいが安全です。
4.口の中に発疹があるときは刺激する食べ物は避けて
口の中に発疹があると、熱いもの、塩分や酸味が強いものは、しみるので避けましょう。離乳食も薄味でのどごしのいいものを与えます。
初回公開日 2017/8/1
育児中におススメの本・アプリ
最新! 初めての育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)
毎日のお世話を基本からていねいに解説。
新生児期からのお世話も写真でよくわかる! 月齢別に、体・心の成長とかかわりかたを掲載。
ワンオペおふろの手順など、ママ・パパの「困った!」を具体的なテクで解決。
予防接種や乳幼児健診、事故・けがの予防と対策、病気の受診の目安などもわかりやすく紹介しています。
切り取って使える、「赤ちゃんの月齢別 発育・発達見通し表」つき。
アプリ「まいにちのたまひよ」

妊娠日数や生後日数に合わせて、赤ちゃんの成長や、専門家からのアドバイスなど、妊娠日数や生後日数に合った情報を“毎日”お届けします。妊娠育児期にうれしいおトクなクーポンもあります。
更新