1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 赤ちゃんのけいれん やっていいこと・ダメなこと

赤ちゃんのけいれん やっていいこと・ダメなこと

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

AntonioGuillem/gettyimages

赤ちゃんが突然、意識をなくして手足をピクピクさせる熱性けいれん。「もし起きたら、どう対処すればいいの?」「脳への影響は?」など熱性けいれんの対処法について、「ひよこクラブ」の人気連載「すくすく成長日記」の監修でおなじみ、小児科医の若江恵利子先生に聞きました。

関連:赤ちゃんの中耳炎。なぜ繰り返すの?

熱性けいれんとは?

熱性けいれんは、6ケ月から5歳の乳幼児期に見られる、38度以上の発熱に伴うけいれん発作です。原因は解明されていませんが、脳の機能が未熟なために起こるようです。脳にダメージが残るなどの後遺症はなく、5歳以降は起りにくくなります(まず見られません)。頻度は日本人の10%で、再発率は15%。ただし、両親のいずれかが小さいころに熱性けいれんを起こしている場合は、再発率は30%と高くなります。

熱性けいれん時は意識がない状態

悪寒による震えを「熱性けいれん?」と思うママ・パパがいますが、それは誤りです。熱性けいれん時には、必ず意識がありません。視線が合わない、呼びかけても反応がないといった様子が見られます。ほとんどの場合、たいてい1分ほどで治まるでしょう。ママ・パパが熱性けいれんかどうか判断に迷ったら、動画を撮って小児科で実際に見せて相談しましょう。

白目をむく、手足をガクガク動かすなどの症状が

わが子が突然、けいれんを起こした姿は、ママ・パパにとって、とても怖いものです。「命にかかわるんじゃないか!?」と激しく動揺してしまうと思いますが、あわてず冷静に対処しましょう。主な症状は、白目をむく、歯をかみしめる、手足をピンと伸ばして突っ張ったり、ガクガク曲げ伸ばししたりする、顔色がドス黒くなり、唇は紫色になるなどです。

熱性けいれんでやっていいこと・ダメなこと

いざ、熱性けいれんが起きたとき、ママ・パパはどうすればいいか、やっていいこと、ダメなことにわけて説明します。

やっていいこと

けいれんが起こったら、平らな場所に寝かせましょう。とにかく安静にするのが第一です。嘔吐しそうになったら、吐物で窒息しないように体を横に向けてください。大半は1分程度で治まるので、落ち着くまで見守りましょう。

やっちゃダメなこと

赤ちゃんの体を「どうしたの?」と揺さぶったり、ほっぺたをたたいたりするのはNG。また、赤ちゃんがぐっと歯をかみしめるのを見て、「舌をかんだら死んでしまう!」とあわてるママ・パパもいるようですが、「舌をかむと死ぬ」いうのは迷信です。無理に口をこじ開けたり、口の中にスプーンや割り箸などを入れたりするのはやめましょう。むやみに刺激すると、けいれんが長引きます。また、口の中に入れた物により窒息の危険もあるので、絶対に避けてください。

受診の目安

熱性けいれん時に、ママ・パパがどうしていいか困ったら救急車を呼んでOK。連絡した際、救急隊員が対応を教えてくれるので、それに従いましょう。
基本的にはけいれんが治まり、意識が戻れば大丈夫です。日中ならかかりつけ医を受診、夜間や休日の場合は朝まで様子を見て、翌日受診を。ただし、けいれんが長く続いた、けいれんが止まっても目線が合わない、手足にけいれんが残っているなど気になる様子があれば、朝まで待たずに救急で診てもらったほうが安心でしょう。

関連:赤ちゃんの具合が悪い!救急車はどう呼ぶ?緊急受診の4ステップを小児科医が解説

熱性けいれんの大半は1分程度で治まるとはいえ、ママ・パパにとっては、その1分がとても長く感じるはず。けれども、とくに後遺症はないので安心してください。安静を第一に、むやみに刺激せず、けいれんが治まるのを待ちましょう。(取材・文/永井篤美、ひよこクラブ編集部)

監修/若江恵利子先生
医療法人恵徳会あさかクリニック理事長。小児科医。東邦大学大森病院新生児科、愛育病院小児科を経て、栃木県で開業。

■おすすめ記事
<PR>“すき間時間”を上手に使って育児を楽しく! ワーキングママのテクニックを公開

赤ちゃん・育児

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新着記事

新着記事をもっと見る

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング

関連記事