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子どものプログラミング思考を育てる!親のかかわり方とは?

『ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ』

2020年から小学校で始まるプログラミング教育を前に、「自分は何をすればいいの?」と戸惑うママ・パパも多いかもしれません。親は学校でプログラミング教育を受けていないのだから、無理もありません。プログラミング関連の仕事に就いている人以外には、そもそも「プログラミング的思考」と言われてもさっぱりわからないことでしょう。そんな親は、どのように子どものプログラミング教育にかかわればいいのか。世界20ケ国以上で翻訳されているプログラミングの知育絵本『ルビィのぼうけん』シリーズ(翔泳社)著者、リンダ・リウカスさんにお話を聞きました。

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『はじめてのおつかい』スピリットで子どもを送り出す勇気を持つ

――日本でもプログラミング教育が始まろうとしていますが、プログラミングに触れたことのない親もたくさんいます。プログラミング的思考の考え方や遊びについていけない場合は、どうすればいいのでしょう?

リンダ・リウカスさん:まず大切なのは、“『はじめてのおつかい』スピリット”を親が持つことだと思います。

――“『はじめてのおつかい』スピリット”…?

リンダ・リウカスさん:日本のテレビ番組で『はじめてのおつかい』というものがありますよね。あれは日本が安全な国だからできることで、ほかの国ではなかなかできないことではないかとは思いましたが、1年ほど前に初めて見たとき、私はだいぶ泣きました(笑)。これから子どものプログラミング教育に向き合う親も、『はじめてのおつかい』に出てくるような、子どもを送り出す親の気持ちをしっかり持つことが大切だということです。

――なぜ、その気持ちを持つことが大切なのですか?

リンダ・リウカスさん:親は子どもたちをすべての脅威から守ることはできませんし、事前にすべての脅威を取り除くこともできません。それでも「自分の子どもが町中を歩いても大丈夫だ」という自信を親が持つということが大切だと思います。たとえば子どもたちが買い物途中で何か問題が発生したとします。そのときに、子どもは勇気を出してまわりの人に聞けばまわりの人たちが助けてくれる状況もあるということを、親が信じるということ。『はじめてのおつかい』では、親に守られていない場所に初めて出かける子どもたちを、地域の大人たちが助けてくれる場面が出てきます。プログラミング教育でもそのような環境が準備されているということを信じて、子どもたちを送り出せばいいと思います。そうすることで、子どもたちは未知のことを恐れず、好奇心を持ってクリエーティブに取り組むはずです。

――親子でプログラミングを学ぶためのツールでおすすめのものはありますか?

リンダ・リウカスさん:幼児向けのプログラミング学習ツールの1つに、「ScratchJr」(スクラッチジュニア)というソフトウエアがあります(対象年齢5~7歳)。タブレットでも使えるツールなので、それを使うのも1つの方法だと思います。ほかには、プログラミングで動く小さなロボットのおもちゃも今ではたくさんあります。そういったものを使うことで、シーケンス(命令の連続)や問題の分解といったプログラミングの基礎的な概念を学べます。

――ママもプログラミング的な思考法を覚えたほうがいいですか?

リンダ・リウカスさん:ママだけではなく、パパも、ですね。親は子どもの成長に重要な役割を果たしているので、もちろんプログラミング的な考え方を身につけたほうがいいと思います。子どもは親をロールモデルにしているので、非常に影響力があります。私自身も父がエンジニアであったことが、今の自分の方向性に非常に大きな影響を与えています。

――これから子どものプログラミング教育にかかわっていくママ・パパに向けてメッセージをお願いします。

リンダ・リウカスさん:私が子どもたちに教えているのは、どうやって問題を解決するかということ。子ども時代の経験は、自分の世界観や自分への自信、そして他人に対する気持ちというものを形づくっていきます。私の絵本は、科学やテクノロジーが自分たちの生活の一部になっているということを、ストーリーで伝えています。なぜそうしたのかというと、私たち人類は、身のまわりの知らないことをストーリーで学んできたという歴史があるからです。私の絵本についても、読んだ子どもの世界観に影響を与えるものの1つとして、使っていただけたらなと思います。

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親としては、プログラミング教育の開始を前に、何をすればいいのか、今の段階ではまだよくわからないという人も多いでしょう。しかし大事なのは、こうした未知のことに対して、親子でどのように取り組むかということ。リンダさんの絵本のように、楽しみながら学べるツールもたくさんあるので、いろいろ活用しながらその世界を知っていくといいかもしれませんね。(取材・文/香川 誠、ひよこクラブ編集部)


プロフィール/リンダ・リウカスさん
フィンランド・ヘルシンキ出身のプログラマー、作家、イラストレーター。世界中の人々にプログラミングの基礎を学んでもらうために、さまざまな活動を展開。著書『ルビィのぼうけん』シリーズは世界20ケ国以上で翻訳されるベストセラーに。

『ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング』

(翔泳社/1944円)

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