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初めてのカトラリー!スプーンの選び方

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Wavebreakmedia/gettyimages

離乳食スタート!その時に赤ちゃんが初めて使うカトラリーはなんでしょう?圧倒的にスプーンが多いのではないでしょうか。ベビー用品店に行くと、いろんな種類のスプーンがあって選ぶのが大変。家にあるスプーンじゃダメなの?どんなのがいいの? 保育士の相原里沙さんに伺いました。

相原 里紗
保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰
(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。親子×のあそび×地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」他、親子向けイベントを多数企画・運営している。1歳男児の母。

いつから使う?赤ちゃんのスプーンデビューのポイント

離乳食をスタートするときの準備リストには何が入っていますか?お椀、フォーク、エプロン…その中でも必ず入っているのが、赤ちゃん用のスプーンですよね。このとき「赤ちゃん用」というと、どのようなものを思い浮かべますか?「大人が」食べさせてあげやすいスプーンでしょうか。それとも赤ちゃんが「自分で」食べやすいスプーンでしょうか。
実は、離乳食スタートと同時に必要なのは前者、自分で使い始めるようになったら後者を、と、分けて考えるのがスプーンの選び方としては正解。では、何をポイントにして選べばいいのでしょうか?

介助用と自分で食べる用は違う!?スプーンの役割

大人が食べさせる「介助用」スプーンは、口の動きを促すものを

離乳食初期〜後期のペースト・ドロドロ状の時期は親が食事を介助することが中心となります。その時期のスプーンの役割は、食べさせること。一口に「食べさせる」と言いますが、
・口に入れること
・舌触り
・飲み込むこと
・咀嚼すること
・楽しむこと
など、哺乳からステップを積んで「食べる」ことを体得するようサポートする時期。
この段階においてスプーンは、食材を口に運ぶという役割だけでなく、食事の際の口の動きの基礎を育てるという重要な役割を果たすものです。
この時期のスプーンの使用で注意したいポイントは、親がやりすぎないこと。たくさん食べて欲しいからと言ってスプーン一杯に食材を盛ったり、口の奥に押し込んだり、食べたと思ったらすぐにスプーンを引いたり…それらは赤ちゃんの食べる力を阻害します。
スプーンで介助する時は、
・スプーンの先に食材を取る
・下唇にスプーンを乗せる
・上唇が閉じるのを待つ
・赤ちゃんが自分でスプーンを押し出すのを待つ
ということを意識します。
その中で赤ちゃんは食べる際の口の動きを自ら学んでいきます。介助用のスプーンはそれを踏まえた上で選びます。

自分で食べる用のスプーンは、赤ちゃんが意欲をもって使えるものを

赤ちゃんがスプーンで食べる行為を自分で始めるのに、特に決まった時期はありません。というのも、その子が興味を持った時期がスタート時期だからです。注意すべき点は、スプーンを使い始める時期までに、手づかみ食べをしっかり出来るようになっていることが前提だということ。手づかみ食べによって、自分で食べたい!という意識と、スプーンを使いこなせる手先を育てていきます。そう考えると、年齢的には少なくとも1歳を過ぎてからが良いでしょう。手づかみ食べも、スプーンも、はじめた頃は「きれいに」食べることはできませんが、食べる力を身につけるためには失敗と成功の繰り返しが非常に大切です。自分で食べる用のスプーンは、赤ちゃんが自分で食べるのを楽しい!と思える、持ちやすく使い易いものを選んでいきます。形状は、持ち手が太くて短いものを選ぶと良いですよ。

用途別おすすめスプーン5選

スプーンの役割を踏まえて、オススメスプーンを選んでみました。

【介助用】大学で研究開発されているスプーン

介助用:岡部洋食器 SUD チタン摂食指導用 スプーン SU-02

大学で研究開発された摂食指導用のスプーンは、赤ちゃんの離乳食の介助用としてもおすすめです。初期〜中期には浅型を、後期以降は深型と、口の動きに合わせたものを選ぶとベターです。

【介助用】ダイレクトに温度が伝わるのを抑えるスプーン

ケース付きで携帯しやすく、シリコン製なので熱伝導率が低いので、食事の温度をダイレクトに伝えすぎません。金属のスプーンだと食べなくても、素材を変えれば食べやすさが変わり、離乳食が進むこともあります。

【子ども用】「できた!」が叶うスプーン

自分で食べる用・介助用:ののじ 新はじめての カトラリーセットA 右手用 3本セット 離乳期(食べさせ用)~5才頃用

3本セットになっていて、一つ買えば子どものスプーンは安心、というアイテム。右利き用、左利き用と種類があるので、子どもの利き手によって選んで。自分で食べる用スプーンのこぼしにくい設計は、子どもの「自分でできた!」を促し、意欲を育てます。

【子ども用】幼稚園・保育園でも使われているスプーン

自分で食べる用:青芳製作所 ライトチャイルドスプーンシルバー

幼稚園・保育園でも採用されているスプーン。グリップは太く短く、子どもに握りやすくなっていて、軽さも同時に実現しています。スプーン部分も浅く設計されているので、子どもが自分で食べやすい構造になっています。

離乳食用スプーンと一言で言っても、役割や使い方は様々です。月齢と用途にあったものを選んで、子どもの発達を支えながら、食事の時間を楽しくすごしましょう!

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