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子どもの考える力が育つ! アクティブ・ラーニングって何?

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FamVeld/gettyimages

アクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)とは、もともと高校や大学での学びを深めるための学習理論。先生が一方的に話して授業を進めるのではなく、子ども自ら考えて行動したり、話し合ったりしながら、子ども自身で学びを深めていくことを目的としています。最近では幼稚園、こども園などの保育・教育現場でも積極的に取り入れられています。

この“子どもが自ら考えて行動する”“子ども自身で学びを深めていく”チカラは、特別な習い事をしたからといって身につくものではありません。実はおうちで、ママ・パパとのかかわりの中で身につけることができるのです。

おうちで行う場合のアクティブ・ラーニングについて、保育と小学校以上の学校教育の専門家で東京大学大学院教育学研究科教授の秋田喜代美先生にお話を聞きました。

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おうちでできる「アクティブ・ラーニング」4つの心得

おうちでアクティブ・ラーニングを大事にするとき、まず見直してほしいのは、子どもとのかかわり方です。基本的にママ・パパは受け身になり、余計な手出し、口出しは控えること。その分、子どもの行動をていねいによく観察してください。ママ・パパに向けた、アクティブ・ラーニングの4つの心得を紹介します。

1)子どものやる気を尊重する

子どもが自分で何かやろうとしているときは、危険なことでない限り見守って。子どもが頑張って取り組んでもできない場合は、さりげなく足場をかけてサポートするのはOK。ただし、「ママ(パパ)がやってあげるね!」と、全面的に手や口を出すのはNGです。

2)試行錯誤は、学びの機会ととらえる

できるだけ子ども自らが考えて決める機会をつくりましょう。たとえば、積み木をうまく積めずに失敗を繰り返していたら、しばらく見守って。失敗を繰り返すことが、大きな学びへとつながります。

3)子どものペースに合わせる

「○○ちゃん、早くしなさい!」と、すぐにせかすママ・パパもいるかもしれませんが、基本的には子どものペースに合わせて。とくにおうちの外の世界は、子どもにとって刺激の宝庫。地面に座り込んでアリの行列をじっと見たり、ずっと小石を拾って集めたりする子もいますが、これも学び。そこから何かに気づいたり、観察力が養われたりします。

4)結果ではなく、頑張った過程をほめる

ママ・パパは“できた”“できなかった”だけで判断せずに、試したり、考えたりした過程を「ここのところを工夫してできたね!」とほめたり、「どうしてうまくいかなかったのかな?」などと聞いてみて。そうしたかかわり方を続けると、自分で考えたり、チャレンジしたりすることが楽しく感じられるようになります。

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乳幼児は、遊びを通して自然とアクティブ・ラーニングを行っているといわれます。しかし、ママ・パパが「○○しなさい!」「○○しちゃダメよ!」「手伝ってあげるね!」とたとえ励ましのつもりでも、事あるごとに手出し、口出しをすると、しだいに自分で考えて行動したり、挑戦したりする意欲がそがれる場合も。
子どもへの手出し、口出しは癖になっていることがあるので、心当たりがあるママ・パパは、この機会に子どもとのかかわり方を見直してみては? 子どものペースに合わせてみると、今まで気づかなかった子どものいい一面が見えてきたりもしますよ。(取材・文/麻生珠恵、ひよこクラブ編集部)

監修/秋田喜代美先生
東京大学大学院 教育学研究科 教授。同附属発達保育実践政策学センター センター長。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。専門は発達心理学、保育学。共著に「社会情動的スキル――学びに向かう力」(明石書店)など。

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