貯まる人の冷蔵庫はスカスカ![お金が貯まりだす習慣#6]
こんにちは。マネーライター・FPの大上ミカです。突然ですが、あなたの冷蔵庫は、ぎゅうぎゅうですか? スカスカですか? 今回は、貯まる人の冷蔵庫の共通点についてご紹介します!
貯まる、貯まらないは、冷蔵庫に差が!
冷蔵庫は、食費の要。取材でご自宅にお邪魔するときは、必ず冷蔵庫を拝見するのですが、これが貯まる人と貯まらない人では、面白いほど差があります。
一言で言うと、貯まる人の冷蔵庫はスカスカ、貯まらない人はぎゅうぎゅう。
貯まる人の冷蔵庫は、一段丸ごと空いていることも珍しくなく、掃除も行き届いています。
一方、貯まらない人の冷蔵庫は、食材が多いだけでなく、賞味期限切れのドレッシングや、いつ冷凍したかわからない食材がゴロゴロ出てくるのです。
“ぎゅうぎゅう”で、ムダな出費がエンドレス
貯まらない人の冷蔵庫がぎゅうぎゅうな理由は、ズバリ、食材の買いすぎ。
必要以上に買いすぎていれば、当然出費が増えます。
さらに、
●食材が余る→ 使い切れず捨ててしまう
●冷蔵庫の中が見辛くなる→ 在庫が把握できず、同じものを買ってきてしまう
といったミスも多発。ぎゅうぎゅうの冷蔵庫では、無駄な出費が連鎖してしまいます。
冷蔵庫の食材を適量に保つためには、必要な食材を見極め、コントロールして買う力が必要。冷蔵庫を管理できない状態では、お金を管理する力もやはり弱いことが多いのです。
貯まる人は「安く買う」より、「必要量」を意識する
前述の通り、貯まる人の冷蔵庫は驚くほどスカスカです。これは、「必要な食材の量」を見通して買い、きちんと使い切っているから。
どんなに安く買っても、使いきれずに捨ててしまっては、ムダに買ったのと同じ。少々割高でも、食べきれる量を買うことを意識して、ムダな出費を減らしているのです。
実際、貯まる人に食費節約のテクニックを取材しても「安く買うこと」はあまり出てきません。
底値を拾うことより、外食の予定や遅くなる日を確認して献立を調整したり、在庫を処分する日を作ったりすることを重視。とにかく「必要量の見極め」と「使い切り」の徹底なのです。
まとめ:冷蔵庫を定期的にカラにすれば、食費は減る!
食材を安く買うより、必要な量を意識すれば、自然と「買いすぎによるムダ」がなくなります。
買いすぎがなくなれば、冷蔵庫もスッキリ。在庫も一目で把握でき、ダブって買ってしまうなどの失敗も減らせ、食費にいい循環が生まれます。
もし今、冷蔵庫がぎゅうぎゅうという人は、まずは在庫を食べきって一度カラにしてみましょう。そして、定期的に冷蔵庫をカラにし、それから買い物に行く習慣を持てば、徐々に「必要な量」を見極める力がついてきます。
底値のはしごや、節約メニューを頑張らなくても、食費がスルッと減るはずですよ!
■イラスト:にわゆり
■監修・文:大上ミカ
マネーライター・FP。(株)カクワーズ代表。生活情報誌を中心に、家計管理やお金に関する情報を取材・執筆。これまでに取材した貯まる人は延べ1000人以上。数々の貯まる人の共通点を発見し、雑誌や書籍、セミナー等で貯まる暮らしを作るアドバイスも。著書にお金が勝手に貯まりだす暮らし(リベラル社)など。