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友だちトラブル、宿題、癇癪・・・叱らないママにモヤッ! 怒ってばかりの自分に自己嫌悪

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evgenyatamanenko/gettyimages

アンガーマネージメントによる“怒らない育児”がじわじわと浸透してきていますが、いざ実践してみるとむずかしいと感じる瞬間がありませんか? なかには「子どもが悪いことをしたときに、怒らないのもなんだか違う気がする」と悩んでいる人もいるようです。

今回は、怒らない育児をしているママにモヤっとしたというエピソードと、怒らない育児についてママたちがどのように感じているのか、その体験談を紹介します。またイラスト・エッセイストとして活躍している犬山紙子さんに“怒らない育児”についてのご意見を聞いてみました!

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子どもを叱らないママにモヤッ!

「今日の朝にすごくモヤッとする出来事があって疑問に思いました。Aちゃん(2歳)がBちゃん(1歳半)のことを押して転ばせるのを見ていて、Aちゃんママは『やめて~Aちゃん』くらいしか言わなくて疑問でした。Bちゃんママも『Bちゃん大丈夫だよね~』って程度で、それが数回続いてもAちゃんを叱らずに注意だけ……。3回目に関しては、まだ足元がおぼつかないBちゃんは押されて頭を打ちそうになっていました。それでもAちゃん母は『最近この子意地悪なんです~』と言っているだけで叱らず、意地悪がエスカレートしそうと感じました。みなさんは自分の子どもが他の子に意地悪をしているのを見たらどう対応していますか?」

危ないことをしていたら叱ります

たぶん人前で叱らないだけで、いないところできちっと叱っていますよ。私は、他の人の前でつい大声で叱ってしまい「他の子が怖がるから叱らないで」とクレームがついたことがあります。でも、危ないことをしていたからしょうがない。

「言い聞かせ」できる年齢ではない

1歳半〜2歳くらいの子ども同士のことなんですよね。では、まだ相手の気持を思いやる、というところまで十分に発達している段階じゃないと思います。言い聞かせるのも大事かもしれませんが、それよりもさっさと実力行使で切り離す、「押してはダメ」などと行為そのものをはっきり否定する方が、ずっとわかりやすくて有効です。表面上はわかったふりをしたとしても、本当に想像力を働かせて自分でそれを認知できるのは、もう少し大きくなってからだと思います。

危なかったら体で止める

小3と1才7ヶ月の子がいます。「自分だったらこうするのに」は価値観の差だと思います。私自身も、外でよそのお母さんをみていると、モヤっとしたりへこんだりします。
実際、1、2歳代はまだまだ赤ちゃんです。押したりするのも、だれかがしているのを見た、きょうだいにされたことなどを「やってみたらどうなるのか?」を実践中です。なので一度注意してやめなかったら、私なら相手の子から離すかな。まだ叱り方うんぬんの話ではないので、言っても聞かないタイプの子は体で止めるのが効果的。「価値観が違うんだな」と気にしないのが一番だと思います。

よそはよそ、うちはうち

自分の信念を貫けばいいと思います。他人の子育ては、放っておけばいい。
Bちゃんママがわが子を抱っこしてしまうか、ちょっと離れた場所で遊ばせたり、物理的な距離を取るか、対処の方法はいくらでもあったでしょう。大きくなったらもっと想像を超える子が次々に現れます。わが子の周りにしつけの行き届いた、できた子ばかり集まりません。
2歳の子が1歳半の子を押すのは、遊びの延長でしょう。しつけの基準や考え方は、人それぞれです。強いて言えば、法を犯さないよう、社会に迷惑かけないように。ただいつまでも親の庇護のもとに生きていくわけにはいかないので、自分で生きる力をつけられるように、試行錯誤するものだと思います。

怒らない子育て、実践できてる?

「小学1年生の男の子がいます。毎日、毎日、5分ごとに子どもを怒っている自分がいます。約束の時間にゲームをやめない。ごはんに呼んでもこない。ごはんを食べない。怒られないと着替えもしない、歯も磨かない。本当に毎日怒ってばかりで、嫌になります。そして、子どもも怒られると癇癪を起こして、さらに物事が進まないという悪循環。本屋さんで年に1回ぐらい、怒らない子育て系の本を買ってしまうんですが、まったく実践できません。怒らない子育て、実践できている方はいらっしゃいますか?」

怒るのが疲れるので怒りません

わたしはあまり怒らないです。だいたいが注意止まりです。
例えば、うちはYouTubeなんですが「時間になったから終わり」って言ったら「あとちょっと」「この動画もうすぐ終わるから」って言うんですよ。残り時間を聞いて、2,3分で終わるなら「じゃあそれ終わるまで見ていいけど、終わったらおしまいね」と言います。そうすると、キリのいいところまで見たら切り上げる癖がつき、残り時間があっても終わらせることができます。「あとちょっと」が10分とかだったら、タブレット取り上げますけどね。小さいころから自己判断させているので、子どもは勝手に動きます。それを時々確認するだけ。怒るのって疲れるじゃないですか。わたしが基本怒らないのは、怒るのがめんどくさいからです。グータラだから、子どもにも完璧を求めません。

いきなり怒らないようにしています

小学2年生の男子ですが、似たような感じです。「ぐずぐず・ダラダラが減る!子どもが甘えていいとき・悪いとき」という本がおすすめです。3歳くらいのときに買いましたが、読み返してみると小2の今でも役立つことが書いてありました。うちも「何時に宿題始める?」と自分で決めさせていますが、時間になっても当然のようにやりません。
以前は、「もう5時だよ!なんでやらないの!」といきなり怒っていました。つい「声かけしなくても自分で考えてやってほしい」と高望みしてしまいますよね。最近はこの本に書いてある「ココロ貯金」を実践しつつ「5時だよ」と怒らず、ふつうに声かけするようにしています。そうすると「あっ!本当だ」と言ってすんなりやったりします。本人は意外と悪気がないんですよね。

子どもに求める理想が高い?

お子さんに求めるハードルが高いのではないでしょうか? 今、子どもができることと、ママが「できて当たり前」と思っていることがかけ離れすぎていて、ただ自分の理想を押しつけているだけのような気がします。一つひとつ声かけすればいいのでは? 本人のペースに合わせてできるようにしていけばいいと思います。うちの子もお子さんと一緒ですが、一つひとつ声かけしています。

癇癪しやすい子は怒ると逆効果…?!

小1から2歳まで、3人います。叱ることはもちろんありますが、わたしはあまり怒りません。逆に夫は怒ってしまう人です。正直、子どものタイプにもよると思っています。ひとつ気になったのは、癇癪の部分です。うちも一番上は癇癪があって、この子の場合、怒るのは完全に逆効果です。うちの場合、すべての言葉がマイナスにとられ、言うことを聞かないどころか、どんどん話すら通じなくなっていきました。
まずはほめて、ゆったりと過ごし、認めてあげるところからかなと思います。落ち着いて自信がついてきたら、あとは癇癪のきっかけを見極めて、理由を探る→できることからやっていく→できたらうんとほめる→目に見える形で示したり、わかりやすく根気よく伝える。本人に自信がついて、余裕ができてきたら、だんだん変わると思います。癇癪は放っておかないほうがいいと個人的には思います。

ポジティブ育児で子どもの学ぶ力を信じられるように

人気イラスト・エッセイストとして多くの雑誌で活躍している犬山紙子さん。プライベートではアーティストの劔樹人さんと2014年8月に結婚し、2017年1月に女児を出産。1人のママとして犬山さんは、このような怒らない育児についてどう考えますか?

ーー(犬山さん)
「『怒る』の定義は人によってバラバラなので、モヤモヤも人によってかなり差があるのではと思います。私は虐待でない限り人の育児に対して口を出しませんが、モヤモヤしてしまう気持ちはわかります。そんな時に必要なのは、まず自分の育児に自信を持つこと。
以前、セーブ・ザ・チルドレンのワークショップで、非暴力に根ざし長期的な目標を設定したうえで子どもの主体性を育む『ポジティブ・ディシプリン』という教育方法を学びました。ポジティブ・ディシプリンとは、たたかない、怒らない、ポジティブな子育てのことを言います。
人は何かを学習するときに、その時の感情もセットで学習するそうです。つまり、罰されている気持ちで学習することよりは、ポジティブな気持ちで学習するほうが学習への意欲が活発になる。子どもに何かを教えるときは愛情を伝えながら、その子の発達段階に沿った教え方で。そして『こんな人に育ってほしい』という長期目標へと進めていく。私は子どもに自己肯定感の高い人になってほしいと思っているのですが、この考え方を意識し始めてから子どもに何か教えるストレスも軽減し、子どもの学ぶ力を信じられるようになりました」

2、3歳の子どもには“言い聞かせ”が通用しにくいという意見が多くありましたね。万が一、危険な事態になりそうなときは、体で止めてあげるのが第一のようです。これが、言い聞かせが通用する年齢の子どもだったら、危険な事態だった場合においては、自分自身だったら子どもを叱ってしまいそうです。
また毎日怒りすぎて自己嫌悪に陥っているママは「怒らない育児をしなきゃ!」と、自分自身を追い詰めないように注意。忙しかったり、疲れたりして心のゆとりが保てないこともあると思います。子どもは十人十色。怒らなくてもすむ子どももいるし、やんちゃでつい怒りたくなる子どももいます。まずは「怒る必要がないことに怒っていなかったかな?」「なんで自分は怒っていたのだろう」と、自分の感情を振り返ることも大切ですね。
(文・清川優美)

■関連:子どもに“カッ”となったときにトライ!怒り・イライラのコントロール法

■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

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