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ママたちが注目する「在宅」という働き方、リアル在宅秘書の本音は?

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共働き家庭が多数派となった今、多くのママやパパが仕事と育児の両立に試行錯誤しています。その一方で、「育児と両立するにはどうすればよいかを考えたことで、より効率的で自分らしい働き方を見つけた」という声も聞こえるようになりました。この連載「わたしと子育てと仕事」では、家庭を大切にしながら前向きに仕事に取り組んでいるママパパの“ここだけの話”を紹介。両立の工夫やタイムスケジュール、働くことへの思いなどをお届けします。

今回は、前回に続いて、在宅秘書として働く1児のママ、相原紗代さんが登場。1日のタイムスケジュールや、在宅で働くことのメリット・デメリットについて教えてくれました。

【前回】出産でキャリアを中断せざるを得なかったママたちの「新しい働き方」

自宅がそのまま仕事場に! 在宅秘書ママのタイムスケジュール

相原さんは現在、4人のパートナー(役員クラスにあたる上司)の秘書業務を担当。週5日の勤務日のうち、オフィスに出社するのは週1日のみで、あとの4日は在宅で書類作成やメールのやり取りなどを行っています。
PwC Japanグループでは、アメリカで成果を上げていた「在宅秘書」という働き方を2015年から導入しています。秘書業務もリモートで行うことが増えているという背景も踏まえ、より優秀な人材を秘書として雇用するために考えられた在宅秘書。もともとは働くママのために生まれた働き方ではないものの、PwC Japanグループでは多くのママがこの「在宅秘書」として活躍しているそうです。
正社員として会社に所属しながらも、オフィスに出社しなくてもよい「在宅勤務」という働き方は、まだ多くの人にとって馴染みのないものかもしれません。そこで、まずは在宅で働く日の相原さんのある1日のスケジュールをご紹介します。

朝7時
 起床
 身支度(外出しない日も着替えてメイクをする)
 家族そろって朝食
8時半
 夫と娘が家を出る(保育園への送りは夫が担当)
 朝食の片づけ、洗濯などの家事を済ませる
9時
 パソコンを起動して仕事の準備
9時15分
 業務開始
12時45分
 昼休み
 昼食は前日の残り物などで、さっと済ませる
 銀行やちょっとした買い物に行ったり、朝にやり残した家事をしたりすることも
13時45分
 午後の業務開始
16時45分
 近所に住んでいる相原さんの母が娘を保育園にお迎えに行き、帰宅
 相原さんはリビングの隣の部屋で仕事を続ける
17時15分
 業務終了
 必要に応じて、業務終了後にメールチェックをすることも
17時30分
 娘のバイオリンの練習をみながら、夕食の準備
18時30分
 夕食
19時30分
 お風呂・寝る支度
20時30分
 夫が帰宅、夫の夕食の準備
21時
 絵本を読んでから娘を寝かしつける
21時30分
 やり残した家事を片付ける
22時
 録画しておいたテレビを見るなどリラックスタイム
23時
 就寝

「夕食は家族3人で食べられないことが多いので、朝食の時間を家族団らんの時間にあてています」と相原さん。出社する必要がないからこそ、忙しい朝の時間でもゆとりを持って過ごしている様子がうかがえます。

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意外な落とし穴も!? 在宅ワークのメリット・デメリット

では、こうした在宅での働き方には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?相原さんに、在宅ワークの“ホントのところ”を伺ってみました。

◆メリット① 通勤時間がかからない

「朝は家事を終えてパソコンを立ち上げれば、すぐに仕事を始められます。以前、会社で働いていたときには、通勤に片道1時間半くらいかかっていたことを考えると、通勤時間がなくなったことで自分の時間が格段に増えました。今は17時15分の定時で仕事を終えると、夕食の準備をしながら娘のバイオリンの練習をみています。通勤時間がなくなった分、娘と一緒に過ごせる時間が増えたのは嬉しいですね。」

◆メリット② 子どもの急病にもすぐ対応できる

「娘が急に熱を出して保育園から呼び出されたときも、自宅で仕事をしていればすぐに迎えに行って、その足で小児科に連れて行くことができます。PwC Japanグループの在宅秘書はフレックス制度を活用でき、通院のために1時間仕事を抜けることがあっても、娘の体調が落ち着いてから夜に1時間長く働くというような調整も可能です。会社で働いていると、育児のために遅刻・早退するときには周囲の目が気になることもありますが、自分の仕事をきちんとこなしていればマイペースで働けるのは在宅ワークならではの魅力だと思います。」

◆メリット③ 自分好みのワークスペースを整えられる

「パソコン用のデスクや椅子は自分で選べますし、デスク回りには好きなものを置けるので、自分が心地よいと感じる環境で仕事ができます。私はハイバックのパソコンチェアを使っているのですが、首までしっかり包み込むように支えてくれるので、パソコン作業を長時間続けても疲れません。」

ここまでのメリットに注目すると、在宅ワークはとても魅力的に思えますが、何事もメリットがあればデメリットもあるもの。次のような点には注意が必要だと、相原さんは教えてくれました。

◆デメリット① 時間の管理が難しい

「仕事用のパソコンがすぐそばにある環境なので、お昼休みや終業時間後に、ついメール対応をしてしまうことも。『仕事はここまで』という区切りを意識しないと、プライベートの時間にも仕事のことを考えてしまいがちなので、メリハリをつけた時間管理をする必要性を感じています。」

◆デメリット② 運動不足で太りやすい

「家から一歩も外に出なくても仕事ができるので、自分から意識して運動しないと体重が増えてしまいます。私の場合、在宅で働くようになってから、このままではまずいと思って通販でトレーニングマシンを購入。1週間に1~2回程度ですが、体を動かす機会をつくるようにしています。」

◆デメリット③ パソコン操作を人に訊けない

「オフィス勤務なら、パソコン操作で分からないことが出てきたときにすぐに周囲の人に訊くことができますが、在宅勤務だと基本的に自分ひとりで対応しなければなりません。パソコン関連のシステムは頻繁にアップデートされているので、新しいものの操作方法を理解していないと、システムの使い方を調べることに時間を取られて本来の業務に支障が出ることも。パソコン関連のことはある程度、自分でできるようにしておく必要があると思います。」

在宅秘書になったことで、娘との時間がゆったりとれるということが何よりうれしいという、相原さん。

在宅ワークは自分自身の裁量に任される部分が大きいものの、さまざまな面で自己管理が求められる厳しさもあるといえそうです。在宅ワークにチャレンジしたいと考えている人は、こうしたメリット・デメリットを踏まえた上で、自分に合った働き方を選んでいけるといいですね。

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文/安永 美穂
早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て、2003年にフリーライターとして独立。ベネッセコーポレーション進研ゼミの情報誌などで、受験・進路・キャリアにまつわる記事や人物インタビューを数多く手がける。また、1児の子育て経験や保活経験を生かし、雑誌やウェブサイトで、子育て・ワーキングマザーの生き方・企業の両立支援策などについての取材・執筆も行っている。

企画・構成/たまひよONLINE編集部

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