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ライセンス藤原が『いじめ』の絵本を描いた!「傷痕は残る。でも人生は続く」

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お笑いコンビ「ライセンス」のボケ担当として人気の藤原一裕さん。181センチの長身で、高校時代は空手で全国ベスト16になったこともある経歴からは、“いじめ”とは縁遠く思えますが、実は中学時代に“いじめ”に遭っていたそう。「いじめにあってしまった子が、これからどうしていったらいいのか」を考えたいと絵本を描き、クラウドファンディングで出版を目指すという新しい試みにチャレンジ。そんな藤原さんに、絵本に込めた思いや、学生時代を振り返ってもらいました。

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お笑い芸人が絵本を執筆!?

「もともとは知り合いから、『絵本のイメージとかないよね』と言われたことがきっかけだったんです。だから最初はストーリーも何も浮かんでいませんでした。そこから、絵本って読んですぐに伝わるものじゃないといけないなと思って、だったら自分の過去の経験から考えたら書けるかもしれないと。そこから『いじめ』のテーマに行きつきました。自分の経験をそのまま書いたわけではありませんが、僕もいじめられていたんです。」

中学1年の終わりから“いじめ”が始まった

引っ越しが多かったという藤原さん。もともと友だちが多いタイプではなく、毎日静かに過ごしていたそうです。でも中学1年生のときに、学校のいわゆるヤンキーたちから目を付けられてしまいます。

「暗くて友だちも1人くらいしかできないタイプでした。父が転勤族だったので、あまり仲よくなってもまたすぐに引っ越すし、という気持ちもありましたね。実際にいじめを受けたのは新潟で過ごした中1の終わりから中2丸々ですね。記憶にフタをしている部分もあって、はっきりとは言えないのですが。

休み時間になると、同学年のヤンキーのような子たちがうちのクラスにきて、あるときから、僕と、僕と仲のよかった子の2人を急に蹴(け)ったり殴ったりしてくるようになったんです。そのうち年上のヤンキーからも標的にされてしまって、自転車に乗っていると後ろに乗られて『ジュース買いに行け』と命令されたり、頭をたたかれたり。『俺、なんでここにいるんだろう』みたいな状態が続きました」

いちばんショックだったこと、そして新たな出会い

つらかったいじめですが、その記憶を上回るショックな出来事が。

「僕と友だちが交代にいじめられるような感じでした。ふたりとも限界にきて『今度何かあったら、お互いに助け合おう』ってことになったんです。次に標的にされたのが僕で、パッと見たら、その子がまわりの子と一緒に笑ってたんです……。いちばん衝撃として残っているのがその記憶で、そのあともいじめは続いたと思うんですけど、覚えてないんですよね。そこまでの記憶しかない。

ただ僕がラッキーだったのは、関西に戻るのが決まっていたこと。だから乗り切れた。関西で空手とお笑いに出会えたことで人生が変わりました。関西に行けていなかったら、この絵本も書けていないかもしれません。でもまだ逃げられていない人、逃げたけれど、ずっと引きこもっている人に、何か伝えたいと思ったんです」

逃げるのは当然の権利。でも人生はその先がある

父親の仕事の都合で、関西へと引っ越した藤原さんは、そこで空手とお笑いに出会い、人生が変わったといいます。
「もしあのまま新潟にいないといけなかったとしても、逃げたと思います。何かしらの形で。逃げることは悪いと思わないし、当然の権利だと思う。だけど、逃げたあとも人生は続いていて。そこからのほうがむしろ大事なんです。学校に行かなくなっても、家庭で勉強ができる環境なら問題ない。でもシャットアウトしてしまってはいろいろダメになっちゃうこともあるかもしれないと思う。

僕は好きなことに出会えたのが本当に大きかった。傷が癒えるってことはないと思うんです。逆に癒えていたら僕も絵本を書いていないと思う。傷痕は残る。でも逃げるのは当然の権利だけれど、負けないで、と伝えたいんです」(取材・文・写真/望月ふみ、ひよこクラブ編集部)

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傷痕は残ると正直にお話しされた藤原さん。「いじめられてしまった人」へ伝えたい思いをクラウドファンディングという方法を取ることで、立ち上がった行動自体を知ってもらいたいと真摯(しんし)に語ってくれました。

費用をクラウドファンティングで

藤原さんは、実体験からヒントを得たいじめをテーマにした男の子が主人公の絵本『ゲロはいちゃったよ』を描きました。「いじめ」についてみんなで考えてほしい、なくなってほしいがテーマです。その絵本の出版費用を、クラウドファンディングによって集めたことも話題に。

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