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1歳、2歳、3歳 イヤイヤ期の16シーンに今すぐ役立つしかり方

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私は、野菜。私はこの食事はありません。
gpointstudio/gettyimages

やってほしくないことを伝えたいのに、伝わらないままお互い嫌な気持ちで終わってしまった…、なんてことありませんか? イヤイヤキッズとのかかわり方のうち、「どのようにしかればいいのか」というしかり方はいちばん難しく、悩むところですね。たまひよONLINEでは、乳幼児期の親子関係に詳しい塩﨑尚美先生に、子どもがしがちなこと&年代別に効果的なしかり方について教えていただきました。

関連:子どもが悪いことをした時の叱り方、どうすればいい?

【ケース1】車道に飛び出す

「走るの大好き!走るの気持ちいい~」と、どこでも走ってしまう子どもたちは多いですね。また、おもしろそうなものを見つけると、そこが車道だろうがどこだろうが、お構いなしに走り出してしまいがちです。

1才代・2才代は動きを止めることが最優先

1才代、2才代の場合、言葉よりもまずは体を抱きかかえ、子どもの動きを止めて安全を確保することが最優先。止めたあとに「ダメだよ」「危ないよ、ダメだよ」と短い言葉で伝えます。

3才代には、言葉かけで危ない理由までを伝えて

3才代になるとそれまでいろいろな経験を積んでいるので「危ないよ、けがしちゃうよ」「イタイイタイになっちゃうよ」と理由を伝えるだけでも、止まれるようになることが増えますが、いつでも体を押さえられるような距離にいることが大切です。

【ケース2】高い所に上る

子どもはとにかく高い場所があると上りたがります。「高い所に上るとえらくなった気分!すごいでしょ!」というのがキッズの気持ちです。

1才代は、まずは高い所から下ろそう

1才代は、まだ理由を理解するのは難しい時期です。体を抱きかかえて、高い所から下ろして安全確保するのが第一です。

2才代、3才代には、危ない理由を伝えよう

2才代・3才代も、まずは高い所から下ろすのが最優先ですが、「落ちたらイタイイタイだよ」など、いけない理由をはっきりと伝えていきましょう。

【ケース3】危ないものを持ってふざける

長いもの、とがったもの、かたいもの、重いものなど、危ないもの…持ってほしくないものほど、子どもにとってはおもしろいケースもよくあります。しかも、それを投げたり、持って走ったりと大人には想定外の行動をしがちです。

1才代はまず、危ないものをすぐに取り上げて

1才代には、「危ないもの」がどういうものなのか、まだ認識がありません。まずは危ないものを取り上げて、体を抱きかかえて動きを止めます。

2才代、3才代には、取り上げた理由も伝えよう

2才代・3才代の場合、危ないものを取り上げるだけでなく、「危ないよ。けがしちゃうよ」となぜそれを取り上げるのかの理由も、少しずつ伝えていきましょう。経験を積み重ねることで、危ない行動も徐々に減っていきます。

【ケース4】危ないものに触る

はさみやカッター、ライター、コンセントなど触ってほしくないものは部屋の中だけでもたくさんありますね。大人にとっては危ないものでも子どもにとっては「おもしろそう」なものでしかなく、好奇心から触ってしまうこともよくあります。

1才代ならまずは子どもの手を押さえて、ものを取り上げて

1才代の場合、危ないときは「ダメ」と真剣に伝え、子どもの手を押さえて。取り上げられるものであれば、すぐに取り上げます。

2才代、3才代には、ダメな理由も説明しよう

2才代・3才代でも、まず危ないものを取り上げるのは1才代と同じ。そのあとに、「けがしちゃうよ、ダメだよ」などダメな理由をしっかり伝えると、それが危ないものだと徐々にわかっていきます。

【ケース5】公共の場で騒ぐ

電車や病院など、公共の場は子どもにとっては退屈な場合がほとんどです。子どもとしては「つまんないなあ。退屈だから、ふざけちゃえ」という気持ちから、つい騒がしくしてしまいがちです。

2才代まではスキンシップが有効

1才代・2才代の場合、退屈な気持ちを騒ぐことで発散させていることがあります。興奮しているときは、スキンシップが有効。子どもの体をぎゅっと抱き締めて、静かな声で「シーだよ」と伝えましょう。お気に入りのおもちゃを2~3個用意しておくのもおすすめです。

3才代はお約束テクを使って

3才くらいになると、「この場所は静かにしていないといけないんだ」という理解が少しずつできるようになってきます。行く前に、「ここでは騒がないよ。静かにしようね」と約束し、騒いだら「ここではどうするんだっけ?」と問いかけましょう。

【ケース6】ものを落とす・投げる

「なんで下に落ちるのかな?これも落としてみよう!」というのが子どもの素直な気持ち。けれど、落としたり投げたりしては悪いもの、危ないもの、といった分別はまだつかないのが困るところです。

1才代なら「ダメ」とストレートに伝えます

1才代の場合、「これも落ちるのかな?」という好奇心からものを落とすことがよくあります。いい悪いの区別はまだつかないので、危ないものを落としたときにはしっかり「ダメ」と伝えましょう。

2才代以降はいいものとダメなものの区別をしっかり伝えよう

2才代・3才代になり、活発に体を動かせるようになると、ものを投げるときの体の動かし方や投げたものがどう落ちるかの軌跡を確かめていることもあります。言葉の理解も進むころなので、2才代・3才代には、少しずつ投げていいもの・ダメなものの区別を伝えていきましょう。徐々に「これはダメなんだ」と理解していきます。

【ケース7】お友だちをたたく

「この子と遊びたいな。ねえねえ気づいて!」。そんな気持ちで、お友だちをたたいたり、時にはかみついたりといったシーンもよくあるもの。攻撃しようとしている、という大人の思い込みでしかるのはNGです。

1才代なら頭ごなしにしからず、たたく理由を理解しよう

1才代は、まだ力加減がわからない時期。トントンと触るつもりが、たたいてしまうことも。頭ごなしにしかるのはNG。「ダメよ」と伝えながらも、「一緒に遊びたいの?」などたたいた理由を理解してあげて。

2才代以降は子どもの気持ちを代弁してあげて

2才代・3才代では、子どもの気持ちを代弁してかかわり方を伝えることがポイント。たたいてしまうのは、おもちゃの取り合いになった、一緒に遊びたかった、など理由があるのでしょう。「一緒に遊ぼうって言おうね」など親が手本となって、お友だちとのかかわり方を伝えていきましょう。

【ケース8】お友だちのものを取る

「このおもちゃ、おもしろそう。遊びたいな!」。それがだれのものか、また、取られるとどういう気持ちになるかまでは、なかなか思いが及びません。子どもの気持ちをくみ取った対応をしてあげましょう。

1才代なら、ものから気をそらさせよう

1才代では、まだ自分のものと他人のものの区別がつきません。ものへの執着はそこまで強くないので、別の場所に移動し、気をそらすのがいいでしょう。

2才代からは、気持ちをくみとりながらも分別を伝えよう

2才代も自分のものと他人のものの区別はまだありませんが、「〇〇ちゃんのだからダメよ」など理由を簡単に伝えると徐々にわかるようになります。
3才代の場合、まずは「このおもちゃで遊びたかったんだね」と子どもの気持ちを受け止めてあげて。そのあと、親が相手の子どもの「貸して」と言ってお手本を見せてあげるといいでしょう。

【ケース9】お店の商品に触る

お店には家にはないめずらしいもの、おもしろそうなものがたくさんあります。「こんなの見たことない!触ってみたいなあ」。好奇心旺盛な子どもほどしてしまいがちなので、ママやパパが目を配ることも大切です。

1才代はすぐにその場から離れて

1才代には、お店のものを触ることがダメな理由を伝えてもまだ理解するのが難しいです。「ダメだよ」と短く伝え、その場所から離れましょう。

2才代以降はお店のルールを伝えよう

2才代・3才代は、入店前に「お店のものだから触らないよ」と簡単な約束をしましょう。もし触ろうとしたときには「ダメだよ」と体を押さえるのが効果的です。

【ケース10】公園から帰りたがらない

「そろそろ帰るよ」と声をかけて、「わかった!」という子どもはほとんどいないのでしょうか。「今がいちばん楽しいの。もっと遊びたいよ!」。そんな気持ちを尊重しながらも、帰宅する気持ちに導くコツを知っておきましょう。

1才代は、遊びの切れ目にさりげなく移動

1才代は、「今遊びたい!」という気持ちが強い一方、飽きも早い時期。遊びの切れ目を見計らって、次の場所にさりげなく移動します。

2才代以降は帰る前の予告が効果的

2才代・3才代は、遊びの切れ目を見計らいつつ、「あと5分ね」「そろそろ帰ろうね」と予告をしてあげます。気持ちの切り替えがしやすくなり、スムーズに受け入れてくれるでしょう。

【ケース11】食事中に食べ物で遊ぶ・ウロウロ

遊び以外の時間は退屈…なんてキッズも多いもの。「もう食べるの飽きちゃった!」「食べるよりも早く遊びたい!」そんな気持ちから、食事中に落ち着かなくなってしまうことも。そんな様子にママ・パパもついイライラしがちですが、冷静に対応して。

1才代なら早めに切り上げてOK

1才代の場合、食事に飽きた、おなかがすいていないなど理由があるはず。黙って切り上げずに、「あと一口だけ食べて終わりね」と言って一口だけ食べさせてから食事は終わりにしましょう。

2才以降は自分で決めさせて

2才代・3才代でも、親が黙って食事を切り上げてしまうのはNGです。切り上げてしまう前に、「遊ぶなら、ごちそうさましようね」「まだ食べる?ごちそうさまする?」と声かけをして、子どもの意思を確認しましょう。

【ケース12】嫌いなものを食べたがらない

食べ物の好き嫌いはママ・パパを悩ます大きな問題ですね。子どもは料理の味だけでなく舌触りや食感などにも、意外に敏感です。ただ、成長とともによくなることも多いので、あまり神経質にならないように気をつけて。

1才代は「混ぜ混ぜ」作戦!

1才代なら、親が「おいしいなあ」と食べて見せるなど、嫌いな食事にいいイメージを持たせてあげて。また、形状をわからなくしてほかの食材と混ぜる「混ぜ混ぜ作戦」もあります。

2才代以降は「食べるといいことがある」という前向きな声かけを

2才代・3才代には、「食べたら大きくなれるよ」「元気モリモリになれるよ」など前向きな声かけをしたり、「食べられるかどうか、ママ・パパと競争しよう!」とゲーム感覚にしたりすると効果的なときがあります。

【ケース13】着替えを嫌がる

いつも遊んでいたい子どもにとって、動きを止められるお着替えは、できればしたくないこと。「お着替えなんかするより遊びたいよ!」。そんな気持ちでいっぱいなのです。

1才代なら少し強引にでも着替えさせてOK

1才代には着替え=面倒くさいこと、と感じていることも。まだ自分で上手に着替えられないとなおさらです。1才代は少し強引にでも着替えさせてしまって大丈夫。できるだけ手早く済ませましょう。

2才以降は場を盛り上げる雰囲気を演出

2才代・3才代におすすめなのが「お洋服が◯◯くんに着てほしいって言ってるよ」「どっちのお洋服が着たい?」など、気分を盛り上げる方法です。子どもに選ばせてみると、スムーズに着替えることがあります。

【ケース14】おふろに入るのを嫌がる

おふろも、着替えと同様にやりたいことを中断される面倒くさいもの、と思っている子どもも多いものです。「今の遊びが楽しいの。じゃましないで!」。そんな気持ちをくみ取ってあげましょう。

1才代ならおふろ用おもちゃを活用

1才代なら、おふろ=楽しいものというイメージを持たせることが大切。おふろ用おもちゃを持ってきて「これで遊ぼうね」とおふろに誘ってみましょう。

2才代以降も楽しくおふろに誘ってあげよう

2才代・3才代。実物を見せなくても、「おふろにおもちゃがあるから、それで遊ぼう」と声をかけると、おふろに行きやすくなります。

【ケース15】寝る前に遊び始める

もう寝る時間なのに、まったく眠ろうとする気配がない…。こんなとき、子どもは「まだ眠くないから遊んでいたいの!」という気持ちでいっぱいです。夜はママやパパも疲れがたまっていて強引に言うことを聞かせようとしがちですが、逆効果になる可能性が高いので注意が必要です。

寝る前に部屋を暗くして、徐々に落ち着かせよう

全年齢共通ですが、子どもは体が元気だと、「まだ遊んでいたい!」という気持ちが強いもの。その状態で無理やり寝かしつけようとすると、嫌がることがほとんど。布団に入る前に部屋を暗くしたり、布団の上でマッサージごっこや絵本の読み聞かせをしたりと、少しずつ落ち着かせながら眠くなる雰囲気づくりをしてみましょう。

【ケース16】歯磨きを嫌がる

歯磨きを嫌がる子どもには、「口の中にものが入ってくるの怖いよー」「この前の歯磨き、痛かったな」「動けないから歯磨き大嫌い!」といったトラウマがあることがあります。この状態で無理やり歯磨きするのは逆効果です。

痛い、怖いといったマイナスイメージを取り除いてあげよう

全年齢を通じて、口の中にものを入れられるのがすごく嫌、怖い、と感じる子がいます。親がつい力が入ってしまっていることも多いので、しからずに、対処方法をいろいろ試してみましょう。
やさしく磨いてあげたり、毛先がやわらかい歯ブラシにしたりすると、よくなることも。また、子どもに鏡を持たせて「歯ブラシさん見ていてね」「むし歯菌やっつけるよ~」など歯磨きタイムを楽しく演出する方法もおすすめです。そして、大切なのはママやパパの笑顔。「しっかり磨かなきゃ!」と必死な顔が子どもにとっては怖いことも!

関連:「ダメ!!!」だけでは伝わらない!子どもの心に寄り添う【しかり方】

いかがでしたか? やってほしくないことをされると、ついイライラしてしまいがちですが、子どもの気持ちがわかっていれば対処法が見えてきますね。使えそう!と思った方法があったら、ぜひ試してみてください。(文/ひよこクラブ編集部)

■監修
塩﨑尚美先生
日本女子大学人間社会学部心理学科・教授。専門は乳幼児期からの親子関係。臨床心理士、公認心理師でもあり、育児の悩みや思春期の子どもを持つ親のカウンセリングも行っています。

■参考
『1才2才のひよこクラブ』2019年夏秋号「イヤイヤキッズの心に届くほめ方・しかり方」

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