働くママの朝時間の過ごし方は?家事を諦めるという選択肢も!
働くママたちが仕事と子育てを両立するためにどんな工夫をしているのでしょう。「朝時間の過ごし方」と「やめた家事」に注目してみました! ライフオーガナイザーで先輩ママでもある中山あいこさんの実例も参考にしてくださいね。
ママたちは、何時に起きて何をしているの?
ママたちは何時に起床して、朝時間はどんなことをしているのでしょう。怒涛の朝時間について、口コミサイト「ウィメンズパーク」でママたちのコメントを集めてみました。
5時半起床!
「5時半に起きて、身支度と朝食準備。6時半に子ども起床&朝食。7時20分に長男を学校に送り出し、次男を保育園へ送った後、出社します」
6時起床!
「6時に起床して、おべんとうづくり、夕食の下ごしらえ、朝食準備、洗濯、風呂掃除をします。7時過ぎに子ども起床&朝食。7時半に子ども3人を見送りながら、身支度。7時40分に洗濯物を干す、後片づけ。8時に掃除、8時半出社です」
ギリギリの6時半起床!
「6時半に家族みんなで起床し、怒涛の勢いで準備!子どもの着替えは夫、その間に自分の身支度とおべんとうの準備、朝食、ゴミ捨て、庭木の水やり、夕食用の炊飯器予約などをセット。朝食で使用した食器類は、基本そのまま放置。7時半に保育園へ送った後に出社」
ママたちが諦めた家事とは?
子育てと仕事を両立するために、ママたちは日々何を優先にして、どんな家事を諦めたのでしょうか。みんなの意見は…?
家事の優先順位を決める
「家事は優先順位をつけて、優先度の低いものはやらないか、まとめてやるほうが◎。アイロンがけはしない、または形状記憶のものを買うか、枚数を揃えて週末にやる。平日の掃除はワイパーだけ。お風呂掃除は、夫の担当。買い物は、週末にまとめ買いをして、夕食&つくりおきの準備をしています」
調理は一日1回
「子どもたちが小さかった頃は、本当に最低限の家事しかしていませんでした。ワイシャツのアイロンがけ、部屋の掃除、買い物といった贅沢な家事(笑)は、平日にやるものじゃない! 朝は、おべんとうづくりや夕食準備、洗濯物の取り込み。帰宅後は、お風呂掃除、おべんとう箱洗い、洗濯干し。調理は1日1回。買い物はまとめ買いが基本」
寝かしつけのあとが、家事の本番
「子どもを21時に寝かしつけた後、洗濯機のスイッチを入れ、食器類を食洗器に放り込み、翌日の夕食準備。週末に副菜のつくりおきを2、3品準備して、月~水の副菜はこれで乗り切ります。カレーなどは日曜日に作っておいて、月・火用に。平日は、翌日の炒め物用の野菜をカットしておくくらいです」
夫が単身赴任中なのでワンオペで乗り切っています
「買い物は主に食材宅配を利用。週末に生鮮食品のみ買い足ししています。部屋の掃除は週に1回。平日は、気になるところだけの部分掃除。洗濯は1日おきです。毎日やっているのは、夕食準備、洗濯、お風呂掃除、時々の掃除。これだけなら、なんとかこなせるかなと」
ライフオーガナイザーあいこさん流家事術
みんな家事の優先順位を決めたり、潔くあきらめたりと工夫しているようです。では、暮らしのプロはどうしているのでしょうか? 保育園児と中学生の2人のお子さんを育てるライフオーガナイザー中山あいこさんに朝時間と、家事で大切にしていることを聞いてみました。
「朝、6時30分起床。朝ごはんの準備をして、洗濯機を回し、子どもたちと一緒に7時半に朝ごはんを食べます。食後は食洗機に食器を入れてスイッチを押し、身支度。8時過ぎに息子が家を出て、そのあと、私と娘も出かけます。」
息子が中学生になり、タイムスケジュールが変わりました。
「息子が習いごとから帰宅する時間が22時なので、その前に夜の家事を終わらせ、私が自分のことに集中できる時間(読書など)は22時半以降に。就寝はだいたい23時半です。子どもが小さい頃は、もっと早く寝て、朝5時に起きて家事をしていましたが、日の出が遅くて寒い冬のこの時期は6時半に起きています。
冬は、起きてから出かけるまでの時間が短いので、朝に掃除機をかけるのをやめるなど、朝時間は冬と夏で変わります。天気のいい日は、朝、シーツを洗いたくなったりもするけれど、平日は難しいことが多いです。
私が大切にしているのは、家事よりも、自分がゴキゲンで体調よくいられること。家事は無理をせず、できないときは最低限でもOK。最低限というのは、例えば洗濯をしないと着るものがなくなってしまう場合にやるという感じです。
洗濯機の乾燥機能を使うなど、家電の力に頼れる部分は頼っているし、下着はたたまないで引き出しに放り込むだけ。子どもは自分のことを自分でやり、家事も手伝ってもらうなど、自分だけが家事をやらないで、みんなで協力して暮らしています。
子どもはきっと、家事が完璧であることよりも、ママが笑顔で元気でいてくれることを望んでいるはず。だから、ママが自分を大切にできたら、子どもを大切にすることにもつながると思っています」(中山あいこさん)
家事で完璧を目指すよりも大切なことが確かにありますね。しないと決めた家事、あきらめた家事は手抜きではなく両立のための必須テク。もっともっとこれからもママたちがゴキゲンに暮らせる家事術を探っていきます!(文・酒井範子)
中山あいこさん
ライフオーガナイザーとして活躍傍ら、ブログ「生活のメモ」で家事や子育て、仕事など日々の暮らしのヒントなることを紹介。著書に『ためこまない暮らし』(エムディエヌコーポレーション)『家事が好きになる暮らしの工夫 面倒くさがりでも、時間がなくてもできる』(エクスナレッジ)などがある。2児のママ。
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。