離乳食の定番テク「とろみづけ」をマスター♪ きほんの離乳食
離乳食で、とろみづけは定番テクのひとつです。
もっとも一般的な水溶き片栗粉を使う方法をご紹介します。
離乳食の食感がボソボソした仕上がりだったり、逆にサラサラと水っぽい状態だと、赤ちゃんがうまく飲み込めない場合があります。
そんなときは、水溶き片栗粉でとろみをつけてみましょう。
水溶き片栗粉でとろみをつける方法
まず、小さめのボウルなどに片栗粉と水を1:3の割合で混ぜて、水溶き片栗粉を作ります。
片栗粉は沈殿しやすいので、離乳食に入れる直前にもう一度、よくかき混ぜてから少しずつ回し入れましょう。
鍋で作る場合は、水溶き片栗粉を加えた後、全体をよく混ぜながら加熱し、ひと煮立ちさせてとろみがついたら火を止めます。電子レンジで加熱する場合は、水溶き片栗粉を加えてからよく混ぜ、ふんわりとラップをかけて、加熱時間は様子を見ながら調整します。
取り出して都度かき混ぜ、熱が均一に伝わるようにしてとろみをつけます。
加える片栗粉の量でかたさの調節もできます。
■監修
太田百合子先生(管理栄養士)・中村美穂先生(管理栄養士)
■参考
『最新!初めての離乳食新百科』 (ベネッセコーポレーション 刊)より抜粋。
※情報は書籍掲載時のものです
■動画撮影時期/2019年12月
■取材・文/たまひよ編集部
●離乳食の材料は、厚生労働省策定の「授乳・離乳の支援ガイド」を目安に、作りやすい分量にしています。赤ちゃんの食べられる量、食べられるかたさなどは個人差がありますから、その子にあったペースで進めてください。
●電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても沸騰しない場合がごくまれにあります。この状態の液体がちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります。(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
●電子レンジを使う際は、広口の耐熱容器に入れて水分を加え、ふんわりとラップをかけて加熱することを前提としています。
●レシピ内で使用している食材(主に加工食品)によっては、微量にアレルギーを引き起こす原材料が入っている場合があります。十分にご注意ください。
●1回の離乳食で食べさせる初めての食材は1種類とし、食物アレルギーに注意をして少量ずつ食べさせるのが基本です。食べ慣れた食材となら混ぜてもいいでしょう。