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家事時間を限りなくゼロに近づけるためには?知的家事プロデューサーに聞く

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koya79/gettyimages

共働き家庭にとって、限られた時間内でいかに家事をこなすかは悩みのタネです。そこで今回は、効率よく家事をこなすことで有名な知的家事プロデューサーの本間朝子さんに、忙しい共働き家庭が少しでもラクになるための「家事時間の上手な使い方」についてアドバイスいただきました。

何をやるかを明確にし、記録しておくことから始める

まず、自分が何に時間を使っているのか把握することが大切だと、本間さんはアドバイスします。

「実は私自身、もともとは時間管理が苦手だったんです。ある日、『これはどうにかしないと』と思い、紙と鉛筆を用意して何にどれくらいの時間を使っているのかを書き出してみました。そうしたら無駄な時間がおのずと見えてきました。
今は自分で書き出さなくても、今何をしているのかを簡単に記録できる『aTimeLogger』などのスマホアプリがあるので、そのようなアプリを使って自分の行動を見える化するのがオススメです。 
そうすると『スマホをいじっている時間が長い』『テレビをダラダラ見ている』などの傾向が分かってくるわけです。そして、やらなくてもいいことの時間を見つけて、無駄な時間を減らしていきます。
ちなみに私の場合は、この見える化のおかげで、スマホでなんとなくSNSを見ていることに気づき、そのSNSアプリを削除したことで、新たな時間が生まれました」

『ボトルネック』を解消して家事をスムーズに

そして次に考えるべきは「いかにスムーズに家事をするか」だそう。

「スムーズに物事が進まない原因を『ボトルネック』と言います。その名の通り、瓶の首部分のようにうまく流れないところがあるんです。まずは、家事の流れを妨げる『ボトルネック』を見つけることが重要です。
例えば、家族の食事時間がバラバラだと準備のタイミングに振りまわされてしまいますが、これは、できるだけ家族の食事時間を合わせることで解消できます。一緒に食事をとるのが難しい場合は、基本の食事時間を決めておき、あとは個々人で温めてもらうなどのルールをつくるのもいいでしょう。」

家事は「時間」ではなく「タスク」で管理を

「平日はできるだけ『考えない』で家事ができるようにするのも、時間通りに進めるためのポイント」と、本間さんは言います。

「そのつど考えていると、あっという間に時間は過ぎてしまいます。
献立作りが苦手なら、月・水・金は肉料理、火・木は魚料理のように枠を作って、一から考えないで済むようにしましょう。
さらに時間を有効に使うためには『レンジやグリルを駆使して同時に何品か作る』、『掃除をしながら、煮込みなど放置できる料理をする』など、同時並行で家事を行います。仕事はいくつも同時並行すると中途半端になり、かえって時間がかかると言われますが、家事は同時並行が時間を生みだすカギとなります。
また、時間を管理してスムーズな家事をしようと考えると、つい『18時から夕食作り、18時半から洗濯』ときっちりと決めたくなりますが、忙しいとどんどんズレていってしまい、それがストレスになることもあります。そのため、きっちり決めずに『18時から20時の間に、夕食作り、風呂掃除、洗濯、食器洗いをする』というようなタスク形式にするのがオススメです。また、時間がないときは『洗濯は明日にまわす』など臨機応変にタスクを減らして対応しましょう」

子どもの身じたくは「タイマーアプリ」を使って楽しく♪

さらに、子どもの生活時間の管理を工夫すると朝晩の過ごし方に余裕が生まれる、と本間さん。

「忙しい朝や夜などに子どもがグズグズしていると、つい『早くして』と言いたくなりますが、そんな時は子ども用のタイマーアプリなどを活用するのがオススメです。歯磨きや着替えなど身じたくをスムーズに行えるよう、音楽とともに時間を計ってくれるというアプリがあります。アプリではなくても、市販のタイマーを使って『さあ、5分以内にお着替えできるかな』、などと子どもが遊び感覚で取り組みたくなるような仕組みを作るといいですよ。
ちゃんと時間内にできた日にはカレンダーなどにご褒美シールを貼ってあげるなどして、少しでも子どものやる気を引き出せるといいですね」

家電に投資&家族を巻き込み、家庭全体の家事力をUP!

「家事の効率化をすることで、家事時間を減らし、もっと自分の時間を持って欲しい」と本間さん。
「私はいっそ家事時間をなくすために、便利家電や家事代行をもっともっと使って、家事時間を減らした方が良いと思っているんです。例えば朝に洗濯乾燥機や、ロボット掃除機、自動調理鍋をセットして出勤すれば、帰宅後の家事はほとんど終わっています。多少の出費は、投資だと思って割り切りましょう。」
また、時間がかかる料理については、家族でシェアするのがおすすめだそう。
「お惣菜や宅配料理を活用するのは大賛成。でも、そればかりだと飽きてしまうという声もあります。料理については、妻が担当しているというご家庭が多いようですが、私が共働き家庭におすすめしたいのは『卓上クッキング』。家族の調理スキルを上げるのに最適です」
ホットプレートなどを使った卓上クッキングは、子どもが調理を経験する場になるだけでなく、家族の団欒にもつながります。

「ホットプレートというと焼肉やお好み焼きなどを思い浮かべますが、普通の料理も十分作れます。野菜炒めやオムレツ、チャーハンなどいろいろ作れますし、魚を焼いてもいいですね。料理が苦手な家族に、イチから料理を教えるチャンスにもなります。

家族の誰もが料理ができると絶対ラク。最初はうまくいかなくても、将来的にラクになるので、少しずつでも一緒につくって、家族団らんついでに料理スキルを身につけてもらいましょう。ホットプレートで作れれば、いずれキッチンでも作れるようになるはずです。今は鍋料理ができたり、半面ずつ違う料理ができたりと、いろいろなホットプレートがありますから、家庭にあったものを選んでください」

みなさんも家事の時間管理を工夫して、家事時間を短縮し、自分のための時間を少しでも作れるようにしてみてはいかがでしょうか。
(石井香奈子/メディア・ビュー)

■監修/本間朝子
知的家事プロデューサー。
自分自身が仕事と家事の両立に苦しんだ経験から、家事の効率化に役立つメソッド「知的家事」を考案し、メディアや講演等にて提案。『写真でわかる! 家事の手間を9割減らせる部屋作り』(青春出版社)、『ゼロ家事』(大和書房)、『「名もなき家事」を楽しく減らす法 』(王様文庫)など著書多数。

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