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「なんで?」「どうして?」の連発はうれしい成長! 4・5歳で教えたいこと

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先生の女性をカウントする幼児男の子を学ぶ
dobok/gettyimages

年中さんになると「なんで?」「どうして?」と質問が多くなりがちですが、これは学ぶ力がついてきた証し。こうした質問が多くなってきたら、そろそろ学び始めの時期と考えましょう。就学後の学習にもつながる、年中さんの学びについて考えてみませんか。

最適な時期に学び始めるとぐんと力がつく! 学び始めチェックリスト

年中さんは好奇心や考える力、思いやりの心が、ぐんぐん育つ時期です。おうちで次のような様子は見られませんか?

【学び始めの時期チェックリスト】
□手指が器用に使える
□数を数えたり、数の概念がわかる
□質問の内容が「これなに?」から 「なんで?」「どうして?」に変わってきた
□小さい子の面倒を見ようとしたり、 困っている人を助けようとしたりする

1つでも当てはまったら、学び始めの時期が到来! 就学を意識しながら、家庭で学ぶ機会を少しずつ作ってみましょう。

年中さんになったら意識してほしい“学びのバランス”とは?

年中さんの学びというと「ひらがな」「数」に重点をおきがちですが、実は「ひらがな」「数」だけではアンバランスです。次の7つの学びをバランスよく取り入れてみてください。

1.ひらがな

年中さんは、書くことへの意欲が高まる時期なので「お勉強」と意気込むのではなく、お手紙交換などを通して、楽しくひらがなを書く習慣をつけましょう。そうした繰り返しが書く力を養います。

2.数

年中さんになったら、1、2、3…と数を数えられるだけでなく、たとえば「4枚のクッキーを、〇〇くんとママで分けると何枚ずつになる?」など、数の感覚を身につけることが必要です。子どもは手を動かしながら、実際に分けることで数の感覚が身についていくので、家庭でも意識してトライを! 数の感覚を身につけると、大きな数の計算も 正しくできるようになります。

3.考える力

年中さんは、考える力も伸ばしどき! そのため「駅に行くには、どっちの道が近いかな?」「ブロックでおうちを作るにはどうしたら上手に作れるかな?」など、生活や遊びのなかで考える習慣を意識して。そうすることで試行錯誤しながらも、自分で答えを見つけていく力が育ちます。

4.時計

年中さんの後半になると、1日の時間の流れが理解できるようになります。その時期が来たら、「朝食は7時」「寝るのは8時」など、時間を意識しながら時計を読む練習を始めましょう。

5.社会性

年中さんは、少しずつ相手の気持ちに気づけるようになっていく時期。そのため家庭では「テーブルをふく」「お花に水をあげる」「家族の靴をそろえる」などのお手伝いを習慣にして、人のために行動すると喜んでもらえる経験をさせて。

6.好奇心

年中さんになると「なんで?」「どうして?」といった質問が増えますが、そうした質問は学びの原点。 正解をすぐに教えるのではなく、一緒に考えることで気づく力や観察する力を伸ばし、好奇心を高めましょう。

7.英語

さまざまなことに興味をもつ年中さんは、英語への関心も高まる時期です。家庭でも、英語の音楽に合わせて歌うなどして 「英語って楽しい!」と 思える環境を作って。

年中さんの学びは、小学校に向けた土台作りにつながっていくので、遊びや生活のなかで楽しく進めたいですね「7つも教えないとダメなの?」と思ったときは、まずは子どもが興味をもつものから1つずつ始めてみませんか。うまくいって自信がつくと、「ひらがなも覚えてみよう」「英語にも触れてみよう」と次のステップに進みやすいですよ。(取材・文/麻生珠恵)

取材協力/こどもちゃれんじ

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