給食はありがたい! 休校中、うちの「三食準備」対策は…
小5の男の子・小2の女の子のママで、3人目を妊娠中のフリーライター“ママにエール”です。
コロナ禍で家庭での新型コロナ対策が必要になったことはもちろんですが、合わせて必要になったのが休校中の子どもたちの「三食準備」対策でした。
栄養面をバッチリ考えられた給食のすごさ、ありがたみを感じた休校期間。私の家の「三食準備」対策についてお話します。
普段なら昼食は手抜きだけど…ちゃんと作らなきゃ
もともと在宅ワーカーだった私。家事・育児・仕事の中で、手抜きポイントと言えば、昼食でした。夫も子どもも気にせずに済む自分だけの昼食なら、残り物や、簡単なものでも気兼ねなし。妊娠してからは野菜や果物もしっかり食べることを意識しましたが、仕事など、その時の状況に合わせて自由にできる昼食は楽でした。
しかし、コロナ禍で3月から休校が始まり、自分1人の時のようにはいかず…。育ち盛りの子ども2人。さらに下の子は好き嫌いが多く、私は普段より1食分多く献立について考えることになりました。
とはいっても、毎日のことなので全てしっかり作ることは難しく、必要な時は手抜きさせてもらわねば、私の仕事も回りません。簡単なサラダやスープを添えて、カレーやパスタソースなどレトルト食品も活用しました。
食事作りと洗いものの繰り返し…打開策は「給食当番」
うちの近所のスーパーでキャラクターカレーやミートソースが消えた時には、「同志がいる」と、他のママの生活も思い浮かび…。「共に頑張ろう!」と自分の中で勝手な同盟を結んでいました。
しかし、休校期間を過ごしていくうちに、レトルトを活用しても「あれ?私はキッチンの住人?」というほど、キッチンの滞在時間が長くなっていきました。気づけば、食事作りと洗いものの繰り返し。「ママ―!」と呼ばれれば、キッチン作業も中断し、なかなか終わらない…。「これは、何とかしたい」と思いました。
そこで思いついたのが、「給食当番」。私は出産を控えていて、その頃には子どもたちの学校もあるため、里帰りも難しい状況。上の子たちと年齢が開いての妊娠でもあるし、ここは子どもたちの生活力を磨くチャンスと気付きました。
子どもたちだけで作れることが目標! 簡単なものから
ちょうど上の子は小学5年生で家庭科も始まるグッドタイミング!
せっかくなので、いろいろ覚えてらおうと思いました。今まで野菜のカットなど、部分的な食事作りの手伝いはさせたことがありましたが、目標はいちから子どもたちで作れること。
子どもたちに、「うちの給食(昼食)は、今度から君たちが当番だよ。作ることから片付けまでが当番さんの仕事だよ」と話しました。最初はもちろん私がついて教えます。特に危ない包丁や火の扱いには、目を光らせました。
子どもたちだけで作れるものを増やすのが目標なので、「パスタをゆでて、レトルトソースをかける」、「裏に書かれた作り方を確認して即席麺を作り、野菜やチャーシューをトッピングする」など、簡単なところからスタートしました。
少しずつ難易度の高いメニューにもチャレンジ!
簡単なものができたら、子どもたちが自分で作るものを増やす方式で進めました。例えば、レトルトミートソースパスタの次は、ホワイトソースの作り方を教え、冷ご飯にレトルトミートソース、作ったホワイトソース、チーズ、パン粉を乗せてオーブンで焼く「ミートドリア」に昇格などのように。
そうして、徐々にレベルアップしながら、焼き魚、ホットケーキ、カレー、シチュー、カボチャスープ、オムライスなど、作り方を教えて子どもたちだけでも作れるように練習しました。
子どもたちも自分で作ったものはおいしく感じるようで、「パパにも作ってあげたい」と喜び、在宅勤務のできないパパの休日に自分から作ることも。特にホットケーキは自分たちなりに、クマやハートなどの形にアレンジして楽しむほどになりました。時に焦げてもおいしくできるので、パパも「ホットケーキお願い」と子どもたちにリクエストしています。
休校で始まった「三食準備」は大変でしたが、普段の給食のありがたみを実感させてくれたり、親子の時間を増やしてくれたりしました。何より私自身が、今まで後回しにしてできていなかった「子どもの生活力磨き」をする良い機会になりました。初めのうちは教えるのに時間がかかりましたが、だんだんできるようになってきて、私も一息つけるようになりました。また、子どもが楽しみながらできることが増えていくのが、親として嬉しいと感じました。
[ママにエール*プロフィール]
おしゃべりで鉄男の息子と、天真爛漫で自由人の娘の母で、現在3人目を妊娠中。化粧品会社、ITベンチャー、雑誌社などを経験後、フリーライターに。良いことも悪いことも、全部力にできるようなエールを全てのママに!
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。