【産後お助け動画】赤ちゃんはどうして泣くの? 日本助産師会監修
赤ちゃんが生まれたとたんに始まる、初めての育児。
「赤ちゃんは泣くのが仕事」という言葉は知っていても、目の前にいるふにゃふにゃ赤ちゃんが「なかなか泣きやまない~」「抱っこしているのにどうして泣くの?」と、あまりにたくさん、そして長く泣いていることにあせったりしていませんか。
まだ言葉を話せない赤ちゃんにとって、「泣くこと」は大切なコミュニケーションの手段です。赤ちゃんの泣きはママやパパへのメッセージなのです。
では赤ちゃんはどんな理由で泣くのでしょうか。その理由を探っていきましょう。
泣く理由1:おなかがすいている、のどが渇いている
この時期の赤ちゃんは授乳の頻度が多く、おなかをすかせている可能性が。おなかがすいていないか、確認しましょう。基本は欲しがるだけ与えてOKなころです。
またこの時期は、ママのぬくもりに安心する時期なので、抱っこして「大丈夫だよ」と声を聴かせて、安心させると泣き止むことがあります。
理由2:おむつがぬれている、服がチクチクするなどの不快感
「おむつがぬれている」「服がチクチクする」など、着ている衣類やおむつが不快で泣くことがあります。
新生児期には1日のおむつ替えが10回を超えることもよくあること。赤ちゃんが泣いたらおむつをチェックしましょう。
衣類も大人と同じ、チクチクしていると気持ちが悪いですよね。素材を手で触って確認したり、ちゃんと袖が通せているかなど確認しましょう。
理由3:暑い・寒い
「暑い」「寒い」が原因になって泣いていることもあります。手足や首のうしろなどが汗ばんでいないか、逆に体が冷えていないか確認しましょう。
また赤ちゃんが五感で情報をキャッチするので、音や光にも敏感。なるべく静かで快適なねんねスペースづくりを意識しましょう。
理由4:げっぷが出なくて苦しい
タテ抱きでげっぷをさせましょう。やり方は、肩に赤ちゃんのあご・胸のあたりを乗せます。このときに赤ちゃんの背中を丸くするのがコツです。
上下に、ゆっくり手で背中をさすってあげます。
「泣き」の原因がわからなかったらまず様子をみましょう
何をしても泣きやまないことは珍しいことではありません。不快を訴えるだけではなく、ただ泣いていることもあります。
でもそれはママ、パパが悪いわけではありません。原因がわからなくても「そうだね、つらいね」「かなしいね」「そばにいますよ」など、ママ、パパが声かけをすることも大切です。
泣くたびに対応することで、何を伝えたいかがわかるようになってきます。その繰り返しで親子の絆が深まります。
「泣き」の原因はいろいろ。その時々の対処が大切です。何よりも大切なことは赤ちゃんの「泣き」に、ママ、パパは常に寄り添っていてあげること。
ただ泣いていると放っておくのはNG。解決する手段がなくても、赤ちゃんにとっていつもそばにいる安心感を与えてあげましょう。
監修/日本助産師会 撮影/小山志麻 モデル/深沢奈央(JAZZ) スタイリング/梶本美代子 ヘア&メイク/杉山ミキ 文・動画制作/たまひよ編集部 動画撮影日2020年5月13日