どうする子どもの進路 女子高? 共学?
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● 8月16日は「女子大生の日」
1913年(大正2年)8月16日、東北帝国大学(現在の東北大学)が女子の受験生3人の合格を発表し、日本初の女子大生が誕生しました。
日本初の女子大生の誕生を記念して、この日が「女子大生の日」となりました。
ちなみに、合格した3人の学科は、化学科に黒田チカさん、牧田らくさん、数学家には丹下ウメさん。なんと3人ともリケ女(理系女子)。
後に、黒田さんは日本初の女性化学者で女性心理学士となり、牧田さんは数学者と心理学士、丹下ウメさんは日本初の女性農学博士で栄養学者として活躍しました。
女子高のイメージ、そのギャップがすごい
最近では、大学に限らず、高校も共学が人気のようですね。とはいっても、未だ人気のある女子高。女子高ってどんなところですか?
どうやら、口コミサイト『ウィメンズパーク』でそのような話題が取り上げられているようです。早速のぞいてみましょう。
「スカートの下にジャージは当たり前。ひざ掛けを腰巻に、夏はおやじのように首にタオル」
「娘が女子高です。基本的に男子に見られたら恥ずかしいからできないことが、女子校だったら堂々とできちゃう。パンツ見えても平気、教室で色んなネタを披露したり。楽しいと言ってます」
「ごく少数が男性化し、少数が女性らしさを保ち、大多数は性別を失っていました。性別のない生き物というのがしっくりきます」
校風にもよるようですが、男子の目がないだけに「男性化」していく女子は多いようですね。
でも、大学に行って何度か合コンなどを重ねるうちに、客観的に女性というものを見つめなおす人も多いとか。
そんなお行儀の悪さ!?もあるけれど…、
「異性の目がないことで雑になる部分は否めませんが、力仕事も、教室に迷い込んできた虫退治も、当然ながら全部自分たちでこなしていました。あの時期に性別による役割から脱却できる思考を身につけられたことは一生の財産だと思っています」
「男子に対する遠慮がないので、何事にも積極的に取り組み,仲間とは協調しつつも常にライバル意識をもって生活している人が多かったような気がします」
「良い意味でたくましくなりました。共学だと男子がやってくれることも全部自分達! おかげで、家の力仕事も夫に不満なくサクサクやっちゃいます」
女子高に通えば、甘えることなくたくましくなれるのですね!
「女子高だと女子特有のベタベタした関係やじめじめしたいじめが多そう」というイメージがある、と考えるママたちもいるようですが…
「気が強いところを見せても、男子がいないから平気。かえってサバサバしてみんなが仲良し、イジメじゃなくて本気のケンカ。先生とも対等に言い合う! ある意味、陰湿さのないノンストレスでした」
「とりあえず私のまわりでは陰湿さとか一切なかったです。ルックスなどをからかう男子がいないから皆のびのびなんですよね。男の取り合いや嫉妬もないし(笑)。そりゃあ気の合う人、合わない人いますけど、個性を認め合ってましたね」
女子高ママの多くが、のびのび、サバサバと楽しかったという声が。女子高のイメージが変わる方も多いのでは。
「いわゆる成金さんたちが集まる女子高は要注意。常にまわりの生活環境から自分が落ちないように必死って感じでした。だからなのかイジメが多かった。生粋のお嬢さま校は気持ちに余裕があるから、争わなくてもね~オホホーって感じでした」
「女子校時代を思い返せば、揉めると陰湿で常に粘着質な関係という性質は確かにありましたね。女は集団になると途端に徒党を組んで、なぜか独自ルールを作り、必要以上に排他的になるということを、そこで知りました。トイレに誘ったのに行かないと何で!?と言われるし、誘われなかった子が泣いたりしてたし…」
ネガティブな要素があったとしても、処世術を身に付けたから良し、と考えるママたちも。
「女子校出身のママは、女同士の付き合いをそつなくこなす印象が強いですね。ママ友の世界でもドロドロしたトラブルになりそうなことをさらっとスルーして上手くかわすみたいな。女子校で女の世界については修行してきたから、ママ友のつき合いなんてお茶の子さいさい」
「共学出身ですが、女子校出身のママはソツがないですね。職場では女性の先輩とも上手くつきあって、ママ友でも距離感が心地よい人が多いです」
女子校のイメージって、通ったことのある人とない人とでギャップが大きいのかもしれません。その子の性格によって向き不向きはあるかもしれないけれど、ママたちの話を聞くと“女子高めっちゃ楽しそう!”って思いませんか?
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。