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「なんで?どうして?」3才ごろからの第二質問期「なぜなぜ期」とのつき合い方【専門家】

※写真はイメージです。
Kraig Scarbinsky/gettyimages

3歳くらいになると「なんで?」「どうして?」といろんなことを不思議に思って、質問をしてくるようになります。いわゆる「なぜなぜ期」と呼ばれるこの時期、ママやパパは質問ぜめにあい、困ってしまうときもあるかもしれません。でも、この行動は子どもの知的好奇心と自己肯定感をはぐくむのに、とても大事なことでもあるのです。
子どもの発達にくわしい臨床心理士の帆足暁子先生に、なぜなぜ期の子どもとの上手なつき合い方を聞きました。

「なぜなぜ期」は脳が発達して、情報を取りこもうとする大事な時期。

子どもたちはさまざまなことに興味津々。「どうしてお空は青いの?」「なんでパパはお仕事しているの?」などたくさん質問してきます。
大人からすると、どう答えていいか迷い、困ってしまうときもあるかもしれません。また、次々とたずねられ、面倒になるときもあるはず…。
この質問をたくさんする時期を「なぜなぜ期」と呼びます。

「なぜなぜ期」の前段階は「なになに期」と呼ばれ、だいたい1歳半~2歳くらいに訪れます。物の名前を聞き、言葉の数を増やしていく時期で、専門的には「第一質問期」と言います。

3歳~6歳くらいになると、「第二質問期」に入ります。これが「なぜなぜ期」です。情報をそのまま受け取るのではなく、「これはどうしてこうなるんだろう?」と興味や関心が広がっていくのです。そして、物事の意味や原因を知りたがるようになります。

この時期に「知るのって楽しい」「わからなかったことがわかるってすごい」と実感できると、この先、自分から意欲的に勉強するようになったり、自主的に行動できるようになったりするといわれています。

そのため、ママやパパたち大人がきちんと質問に向き合うのはとても大切なことなのです。

質問ぜめは成長の証し。無理のない範囲で、親も一緒に楽しむことが大事。

なぜなぜ期が子どもの成長にとって大事な時期だと聞くと、つい身構えてしまうかもしれません。

でも、難しく考える必要はありません。答え方や対応のしかたにこだわるより、大人も一緒に楽しんでしまいましょう。
人間の脳は、「楽しい」と感じているときに活性化され、学習効果が高いことがわかっています。
「これってなんだろう?」「知りたい」というワクワクした気持ちは学習効果が上がるもと。その体験をたくさん経験させ、脳にすりこませてしまいます。

また、子どもは親たちが自分の質問を否定せず受け止めてくれると、自分が尊重されていると感じます。そこから自己肯定感が芽生えていきます。

「こんなことも不思議だと思うようになったんだ、すごいなー」と、子どもの成長を喜びながら、親子のコミュニケーションを楽しむ姿勢でのぞむのがいいでしょう。

もし大人でもわからないことがあったら、一緒に図書館に行ったり、インターネットを使ったりするなど、調べる過程を学べるチャンスです。

子どもによって、知識が入りやすい方法があるはずなので、個性を見極めて。
たとえば、視覚優位な子は図鑑を見る、立体的に見るのが好きな子は博物館に行くなど、さらに興味が持てる調べ方をオーダーメードしていくと、子どもはますます好奇心旺盛になっていきます。

忙しいときは無理して相手をしなくてもOK。はぐらかさず、つき合えない理由を伝えて

もちろん、ママやパパが忙しいときや、体調がわるいときなど、質問につき合えないときもあるはずです。

そういうときは、はぐらかすよりも、「ごめんね、今は忙しいから答えられないの。」と、正直に現状を伝えたほうがいいでしょう。
とりつくろってごまかそうとしても、子どもは敏感。親の言葉と感情が一致していないと、不安になってしまいます。
親がどんな状況にいるか、理解できるほうが安心できるのです。

大人も、「ちゃんと質問に答えなくては!」と気負うのではなく、無理のない範囲でつき合うのが、この時期を楽しむコツです。

難しく考えず、答えられることは答え、わからないことは一緒に調べる。つき合うのが難しいときは、正直に子どもにそのことを伝えるというシンプルな方法がいいでしょう。

大切なのは、「なぜなぜ期はいつごろあり、なぜたくさん質問するのか」という正しい知識を持っていることです。
きちんと向き合うことでどういうメリットがあるのかを理解しておくだけでも、大きな違いがあるはずです。

監修/帆足 暁子先生 取材・文/齋田多恵、ひよこクラブ編集部

子どもがたくさん質問をするのは、いろいろなことに興味を持つようになった成長の証しでもあります。ママとパパもこの時期を、子どもと一緒に楽しみながら過ごしていきませんか。


帆足 暁子(ほあしあきこ)先生

Profile 
臨床心理士・一般社団法人「親と子どもの臨床支援センター」代表理事。専門は乳幼児発達臨床心理学、保育臨床、子育て相談、子どものメンタルヘルス。ほあしこどもクリニック副院長として約20年、子育て相談やこころの相談で子どもや親と向き合ってきた実績を持つ。そのほか、保育者との事例研究会を毎月継続して開催するとともに、保健センターでの虐待発生予防事業等にも携わる。保育者、保健師等を対象とした研修会・講演会を全国で行っている。

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