新妻聖子 2才児息子の思わぬ言動に、リアクションが大渋滞
今月のテーマは“2才児の吸収力”。ミュージカル女優の新妻聖子さんが、2018年7月に生まれた息子さんの初めて育児に奮闘する様子をユーモラスにつづる月1連載「新米母と息子の備忘録」第17回目です。
子守歌の役割に気づき始めた2才児
先月の連載で、子守歌を歌い聞かせると息子がよく寝てくれる、と書きました。「乳児期に歌っていた子守歌を1年ぶりに試してみたらその効力に驚いた」という話だったのですが、それから1カ月、この「子守歌ネタ」が面白い進化を遂げております。知恵をつけた2才児は、だんだんこの「歌」の役割に気がつき始めたようで…。
いつの間にか、子守歌の歌詞をマスター!
むし暑い8月のある晩、いつものように息子の首元と私の腕の間に汗取りタオルを挟んで、抱っこをして寝かしつけを始めようとしたその瞬間、息子が突然ニヤリと笑って「いらよーほい、しなーい」と言ったのです!なんと、歌詞の印象的なフレーズを覚えて、それが子守歌だと認識している!?そして、歌が始まる=ねんねの時間だと理解しているということですよね。今までは「ねんねヤダ」という感じの意思表示だったのに、成長したねぇとしみじみしていたら、その後歌い出した私に合わせて、息子も一緒に歌詞を口ずさみ始めたのです!それもわりとはっきり、正確に!!「いつの間に歌詞を覚えたの!?」という感動と、まだ寝たくないみたいなそぶりをしたわりにうれしそうに歌ってるなとか、面白いやらかわいいやらで私のリアクションは大渋滞。2才児のあどけない声と、少し舌足らずな発音で一生懸命歌う姿は悶絶級にいとおしく、もう寝かしつけどころではなくなりそうでした(笑)。
“スポンジのような”子どもの吸収力には驚きの連続
しっかりと歌を歌う息子の姿にじーんと胸が熱くなった夜。とくに歌詞やメロディーを教えたわけではないので、毎晩聴きながら勝手に覚えたんでしょうね。それにしても、ワンフレーズずつ小出しにしないで、ある日突然フルコーラスで歌い出すとは…憎い演出です!(笑)。 息子は普段からよく「これは?」と物の名前を聞いてくるのですが、それに一度答えてあげると、次の日にはもうその単語をあやつっていたりします。これが「スポンジのような」ということかと、子どもの吸収力には驚かされるばかりです。
ちなみに、今夜はもう少しおしゃべりしたかったのか、私が歌い出したら人さし指を立てて「しー。ちょっと違う、ママ。しーかに(静かに)して」と言われました!(笑)。「静かにして」なんて話し方、いつの間に覚えたんでしょうか!確かに息子には何度も言い聞かせてきたフレーズですが、2才児の口から出てくるとシュール(笑)。
えさやりがブームの息子。朝、目覚めた私の口には…
そんな息子が最近夢中なのは「えさやり」。先日うさぎさんにえさをあげられる場所に遊びにいったのですが、自分が差し出した草やにんじんをうさぎさんが食べてくれたのがよっぽどうれしかったのでしょう、うさぎ小屋からまったく動かなくなってしまって大変でした。連れて帰ろうとしても「うさぎしゃん!遊ぶー!」とギャン泣きで、最後は暴れる息子をプロレス技のように抱きかかえて帰りました(母さんグッタリ…)。
あの日以来、お気に入りのぬいぐるみによく何かを食べさせていますし、お散歩中には道端の石やガードレールに「たべたい?おいし?」と草を差し出しています…。今朝は目覚めたら私の口にティッシュを押し当てて「ママ、草たべる?」と言っていました(笑)。イヤイヤ期の大変さもありますが、この無邪気なかわいさは天井知らず。2才児って本当に面白い!!
今月の買ってよかったもの! 「お絵描きボード」
これは「ジッキーMemole」という磁気ボードで、もともとは私が筆談用にと持っていたのですが、今は息子のお絵描きボードです。何度も書いて消せて、音も出ないし机も汚れないので、外出先でも重宝します!
文/新妻聖子さん 構成/ひよこクラブ編集部
日々たくさんのことを吸収して、大人を驚かせ、楽しませてくれる2才の息子さん。2才児はイヤイヤ期も重なって大変なことが多いけれど、新妻さんのように子どもの成長も目いっぱい楽しみたいですね。驚きの早さで進化する息子さんと新妻さんのエピソード、次回も楽しみですね!
新妻聖子さん(にいづませいこ)
Profile
1980年生まれ。2003年に5000倍のオーディションを突破して、「レ・ミゼラブル」で初舞台に立つ。その後、数多くのミュージカルに出演。2021年1月18日よりMUSICAL『モンティ・パイソンのSPAMALOT』featuring SPAM®に出演決定。