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ストレスフルな環境に、移住を決意。新しい地で子育てと仕事を再スタートした家族に取材

都会でのせわしない暮らしから離れ、子育てのため、仕事のために地方へ移住した家族がいます。
長野県松本市で暮らしている八木下さん一家。ママの泉さんは、数々のファッション誌で読者モデルとして活動してきました。現在は、ライフスタイルプランブランドPURのディレクター、フードコーディネーターとして活躍。
2年前には、移住先の松本で、夫婦念願の古着と焼き菓子のお店「Petrichor(ペトリコール)」をオープンしました。
なぜ移住を決めたのか、その理由や、移住後の暮らしについて聞きました。

子育てをするなら、東京より故郷の長野で

――東京で仕事と子育てをしていた八木下さん夫婦。移住の話が出たのは、いつごろだったのでしょうか?

八木下さん(以下敬称略) 移住を決めたのは、第2子の妊娠がきっかけでした。長男が当時2~3才で、かなりやんちゃな時期で住んでいたマンションの下の階から苦情が来たり、電車内でもとにかく動き回るのでまわりの視線が気になったり…という生活に私が疲れてしまって。東京で育児をしていく自信がない、と感じていました。

――都心だと、人の多さや土地の狭さなど、たしかに窮屈に感じる場面が多いかもしれませんね。

八木下 最初は、東京で緑の多い地域に引っ越すことも考えたんです。でも、それだと今とそんなには変わらないかも、という話になって。当時、夫は東京でアパレルの仕事をしていましたが、お店の営業時間が深夜2時までだったため、完全な夜型生活。それもあって、夫の転職と移住を本格的に考え始め、家族会議を重ねました。

私の地元が長野県伊那市なので、松本にはなじみがあって。夫の実家がある東京へのアクセスもいいし、「松本がいいんじゃない」と、移住先はスムーズに決まりました。

松本への移住を決意。家と職探しをスタート

――移住までの準備期間は、どのくらいでしたか?

八木下 約半年です。その間に住む家や夫の転職先を探しました。移住が決まったあと、私には不安はなくて、楽しみしかなかったですが、夫は仕事が決まるより先に移住の日取りが決まったことに、不安もあったようです。

――移住と同じタイミングの2015年に第2子の娘さんを出産されています。移住先での子育てはどうでしたか?

八木下 松本で暮らし始めて、育児のストレスから解放されました。でも、東京を恋しく感じる瞬間もあります。SNSなどを見ていいな、うらやましいなと。でも、それと同時に、東京でストレスフルに子育てをしていた自分の姿を思い出すと、やっぱり私には無理だったなと再確認します。東京で子育てをしていたときは、息子に対して罪悪感があって。のびのびとした環境のほうが、この子には合っていると感じます。

夫婦のお店をオープン。コロナ禍での変化も

――移住して数年後に、夫婦のお店をオープンされています。

八木下 移住後、夫は家具の製造業の仕事に就いて3年くらいそこでお世話になりました。でも、やっぱり好きな仕事をしたい、今まで培ってきたアパレルの仕事を始めよう、と。お店の物件探しを始めたときには、松本での人脈もできてきていて、いい場所を紹介してもらえました。

夫婦でお店を持ってからは、家族のライフスタイルも少し変わって。夕方に私が先にお店を出て、子どもたちを迎えに行き、家で夕食の準備。夫は19時ごろに帰宅して、夕食後に子どもたちをおふろに入れて、21時くらいには就寝。生活にすごくゆとりができたなと感じます。今住んでいる家は賃貸の一軒家で、庭がとても広いのがお気に入り。よく庭でバーベキューを楽しんでいます。

――東京時代の生活と比べると、パパはすごく健康的な暮らしに! 家族と過ごせる時間も増えていますよね。今年は新型コロナウイルスの影響で、家族と過ごす時間が増えたり、働き方に変化があったママ・パパも多いと感じます。八木下さん夫婦は、コロナ禍で何か変わったことは?

八木下 今の時点(2020年11月下旬)では、松本ではそこまで感染者数が増えていないこともあってか、生活面で大きな変化は感じていません。

もちろん、仕事面では多少影響はあります。お客さまに来てもらいづらかったり、以前は行っていた海外へ古着の買い付けに行けなくなったり…。でも、実はそんなに悪いことばかりでもなくて。海外の取引先とリモートでやりとりできるようになったり、新しい仕入れ先を見つけることもできました。

――なるほど。デメリットばかりではなく、これまでになかった選択肢が広がったのは、すごくいいですね。

八木下 実は、この前試験的に「オンライン接客」を始めてみたんです。Zoomを使って、お客さまの手持ちの服を見せてもらいながら、お店にあるこんなアイテムと合わせてみるといいかも、と提案することができて。今までは、お店にあるアイテムを見てもらうだけだったのが、実際にお客さまが持っているアイテムを見せてもらうことができる。新しい接客スタイルが生まれて、すごくいいなと感じました。

――おもしろい取り組みですね! こんなアイテムと合わせるといいんだ、という発見もできそうです。

八木下 今後はもっとオンライン接客が気軽にできるように、システムを整えていくつもりです。助成金の審査も通ることができたので、お店のホームページも少し新しくして、オンラインを強化していきたいなと。

また、コロナ禍をきっかけに、インスタグラムでのライブ配信も始めました。動画は苦手意識があったんですけど、そうも言っていられず。
でも、思いきって挑戦したら、「動画で見られるのがすごくわかりやすい」と好評で。たしかに、写真だけでは細部まで見せることができなかったり、伝わりにくい部分もあったので、動画って、とても画期的だなと感じることができました。そして意外なことに、やり始めたら私自身もライブ配信が楽しくなりました(笑)。


撮影/野中麻実子 取材・文/ひよこクラブ編集部

コロナ禍を機に、「可能性が広がった」と新しいことに取り組んでいる八木下さん。移住先での生活は日々充実し、松本での暮らしを楽しんでいる様子がとても伝わってきました。



八木下 泉(やぎした いずみ)

Profile
ライフスタイルブランド「PUR」ディレクター、フードコーディネーター。『Zipper』をはじめ、“いずみん”の愛称で数々のファッション誌で読者モデルとして活動。2018年9月に移住先の長野県松本市で古着と焼き菓子のお店「Petrichor」を構える。9才の男の子と5才の女の子の母。

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