「なんで勉強しなきゃいけないの?」と子どもから聞かれたらどうする?
大人になってから、「もっと勉強しておけばよかった…」と思うことはありませんか?
勉強することの意味や価値が小さい頃からわかっていれば…
口コミサイト『ウィメンズパーク』の投稿に、こんなお悩みがありました。
「小学生の息子は、勉強が嫌いと言います。勉強好きになってもらうにはどうすればよいでしょうか?」
こんな場合の声かけやコツについて、ママの体験をリサーチしてみました。
「勉強しなければならない理由を説く
「娘に『なんで勉強をしなきゃいけないの?』と聞かれた時、『120円をママに渡してくれたら、100円あげますよ』と、言いました。『それ、損じゃん!』と答えたので、引き算ができなければ損かどうかも分からないという話をしました。自分が損をするかどうかは、算数だけではなく、いろんな知識が必要で、知識を理解するための下地も必要。その下地を学んでいるのが小学校の勉強だよ。と説明をしました」
できない=つまらないを解決
「できないとつまらない、だから勉強したくない。なので、早期につまずきを解決してあげれば、勉強を好きにならなくとも、拒否することはなくなりました」
「授業がわからないと座っているだけでも苦痛ですよね。つまづいているなら、それを取り除くだけでも違ってくるでしょう。どの段階で取りこぼしがあったのか学校の先生に伺い、早急に対策とられることをオススメします」
子どもの習熟状況を把握することは大切ですね。
「できた!」の成功体験の積み重ね
「本当は苦手を克服させたいけれど、まずは得意科目や絶対に解ける簡単な問題からやらせて『できた!』の達成感を積み重ねていきました。やがて『漢字テストが全部書けた!』『計算を間違わなくなった』と、自信がつきはじめ、やる気につながっていきました」
急がば回れ! 最初はもどかしいかもしれませんが、小さな目標を作ってひとつひとつクリアしていくのが◎、というママのアドバイスです。
ほめまくり作戦
「簡単な問題でも『すごい!』『天才!』と、とにかく大袈裟にほめて、ほめて、ほめまくりました。ほめると、得意気になって次々と問題を解いてくれました」
親子で勉強を楽しむ
「息子も小3から勉強嫌いになり、紆余曲折の末、今はみっちり私が管理してます。毎日の宿題とドリルも一緒にやってます。低学年の頃は、宿題以外に何をどう勉強すればいいのか組み立てができないと思うので、しばらく親のフォローは必須です」
「勉強しなさいと言ってもグズグズグズグズ。なかなか腰が上がらないので、私もテレビをがまんし、隣に座って一緒に問題を解くことに。子どもだけに勉強をさせるのではなく、一緒に学ぶ姿勢を示すことで、勉強の時間が苦にならなくなったようです」
親も子どもが解いている問題を知ることで、説得力のある声かけにつながりそうです。
子どもが自分の「得意」や「好き」を見つけて、楽しみながら勉強に取り組んでくれますように。
(文・井上裕紀子)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。