つわりの症状が治まらない…この気持ち悪さは出産まで続く?【産科医・北島米夫のニンプのお悩み相談室】
一般的に、つわりの症状は妊娠中期ごろには治まる人が多いといわれていますが、中にはいつまでも続く人も。この状態は出産まで続く? なんとか乗りきる方法は?
モヤモヤがスッキリ晴れる助言をくれる、と妊婦雑誌「たまごクラブ」編集部員からも信頼されている北島米夫先生が、ニンプさんのお悩みをスッキリ解決! 悩めるニンプさんの心を軽くするアドバイスをお届けします
気持ち悪さがずっと続く
つわりの時期、食事はおろか水分もとれない状態で、体重が3㎏も減ってしまいました。一度回復しましたが、妊娠6カ月になった今も気持ち悪さが続いています。初期のように吐くことはありませんが、食欲がなく、さっぱりしたものしか口にできません。この状態は出産まで続きますか? (妊娠6カ月のニンプより)
胃が子宮に圧迫されて気持ち悪くなる
妊娠初期につわりで気持ち悪くなるのは、ホルモンバランスが急激に変化するため。この時期はなんでもいいので食べられるものを食べて、なんとか乗りきるしかありません。
一方で、妊娠中期以降の気持ち悪さは、大きくなった子宮が胃を圧迫するために起こります。ご相談のニンプさんのように、食欲がなくなる人もいれば、「満腹になると、下から胃が突き上げられて気持ち悪い…」という人もいます。
この時期の妊婦さんにとって心地よいのは、胃にあまり食べ物が入っていない、空腹に近い状態です。ですから、一般的に健康によいとされる腹八分よりもさらに少ない、腹六分や腹五分の食事量をめざすとよいでしょう。食事量がたりないという場合は、食事の回数を1日4〜5回に増やしてください。
必要な栄養がとれるように意識しよう
相談いただいたニンプさんは、さっぱりしたものしか口にできないようですが、栄養バランスがしっかりとれていて、赤ちゃんの成長に欠かせないタンパク質やカルシウム、鉄分などがとれているなら、それで問題ありません。
ひとつ気をつけたいのは、食欲がないという人の場合でも、「たまにがっつり食べる→気持ち悪くなって、しばらく食欲がなくなる」というパターンに陥っている場合。日ごろの食生活を振り返ってみて、不健康な食べ方をしているときがないか、いま一度チェックしてみましょう。
この気持ち悪さは、臨月になり、赤ちゃんが下がってくると解消される場合もありますが、出産まで続く可能性もあります。食事の量と回数の工夫で、乗りきってくださいね。
先生から最後にひと言
中期以降は満腹になると気持ち悪くなりやすい! 1 回の食事量を減らして回数を多くしよう
監修/北島米夫先生 イラスト/花くまゆうさく 文/たまごクラブ編集部
いかがでしたか? 北島先生の相談室は「たまごクラブ」で好評連載中です。
参考/『たまごクラブ』2021年9月号「産科医・北島米夫のニンプのお悩み相談室」
※掲載している情報は2021年9月現在のものです。