出産はもちろん、予期せぬ妊娠、女性に対する暴力の予防、更年期にもよりそってくれる、助産師さん。5月5日は国際助産師の日
5月5日は「こどもの日」、というのは有名ですね。でも、この日は「国際助産師の日」でもあるんです。助産師って聞いたことがあるけど、よくわからないという人も多いのでは? 助産師さんについて、もっともっと知ってもらいたいので、ここで紹介していきます。お産のサポートのイメージが強い助産師さんですが、女性の人生で起こるさまざまなシーンで、味方になってもらえる機会が必ずあるからです!
助産師さんて、いったい?
看護師さんは、看護師になる学校に通って、国家資格を持って働いている人。助産師さんはさらに1年以上勉強をして、助産師の国家資格をとった人です。
いちばん身近に接する機会があるのは、妊娠・出産のとき。出産のサポートをしてもらう人も多いと思います。
また、最近は助産師外来を設けている産院や病院もあり、助産師による妊婦健診も増えています。
産後も授乳指導や育児相談にのってもらうこともあるでしょう。
助産師さんが開業をしているところが助産院です。
産院、病院、助産院で、妊婦健診をしてもらったり、出産時にサポートしてもらったり、産後、母乳が出ないときに相談にのってもらったり、マッサージしてもらったりと、妊娠を機に助産師さんと触れ合う機会は多くなります。
さまざまな悩みに相談にのってくれる専門家なんです!
助産師さんは、このように女性の妊娠、出産、育児に深くかかわってくる職業です。それ以外でも、家族計画、不妊・不育の悩み、性感染症、月経異常や月経障害、更年期の相談にものってくれます。
また、女性に対する暴力の予防、予期せぬ妊娠、多様な性、メンタルヘルス、子どもの虐待予防や支援など、女性にまつわる幅広い悩みにも寄り添ってくれる心強い存在なのです。あなたが困ったときに、助産師さんの存在を思い出してみてください。
今年の「国際助産師の日」テーマは「助産師:女性の権利の護り手」
2019年5月5日(日)、国際助産師の日(日本時間5月6日(月)午前7時)よりインターネットで国際講演会が配信されます。国際助産師の日を支援するもので、今年で11回目を迎えます。助産研究、国際助産など、助産に関する講演のあと、質疑応答の時間が設けられています。世界の助産関係者とライブでつながりディスカッションできる貴重な機会なので、興味のある方はぜひみてください。
また6月2日には、千葉助産師会で[みんなで子育て 輝け命]のイベントが開催されます。近くに住んでいる方はぜひ参加してみてください。
助産師さんを身近な存在と思ってもらえたでしょうか? これから5月5日はこどもの日と同時に「助産師の日」でもあることも頭のすみにでも覚えておいてください。妊娠・出産以外でも、女性ならではの悩みで困ったときは、助産師さんのことをぜひ思い出して欲しいと思います。
(文/たまごクラブ編集部)