思ったよりもつらくない!? 予定帝王切開での出産!
13歳と1歳。12歳差姉妹の母“たんぽぽ”です。現在は在宅でwebライターなどをしています。
1人目を自然妊娠・自然分娩で出産した後、3度の稽留流産と1度の死産を経験。もう一度赤ちゃんを育てたいという思いで不妊治療を受け、43歳で妊娠、予定帝王切開で出産しました。
予定日の決め方から帝王切開の手術後まで、私の体験をご紹介します。
待望の妊娠! 帝王切開の予定日は?
不妊治療の末、待望の妊娠! 前回の妊娠では、早期胎盤剥離で子どもを亡くしたので、慎重に妊娠経過を見守りました。
最初は胎動もあり、ひと安心でした。しかしその後、ひどいつわりを皮切りに、高血圧、妊娠糖尿病など、次々と妊娠トラブルに見舞われるように。新たなトラブルが判明するたびに転院し、最終的にNICUのある大きな総合病院で出産することになりました。
私はすでに帝王切開を一度経験しているので、今回も帝王切開を選択しました。前回は緊急帝王切開でしたが、今回は予定日を決めての帝王切開です。通院していた総合病院では、通常、妊娠38週目の決まった曜日に手術をすることになっていたので、それに合わせて私の手術日も決定しました。
緊張がほぐれた助産師の一言「今からデビューだよ」
いよいよ手術日を迎えました。前回は全身麻酔で意識がない中での帝王切開でしたが、今回は意識があるまま手術をするとのこと。緊張したのを覚えています。
しかし、手術室のドアが開くと、いつも健診を担当してくれた主治医と助産師さんが待っていました。知っている顔を見て、私は安心しました。助産師さんがおなかに向かって「今からデビューだよ。頑張ろうね」と語りかけてくれ、温かい気持ちになりました。
そして手術開始から10~15分たった時に聞こえた、赤ちゃんの元気なうぶ声。「おめでとうございます。女の子ですよ!」と言いながら、助産師さんが私のもとに赤ちゃんを連れて来てくれました。1分ほど対面した後、私は閉腹などの後処置、娘はきれいにしてもらうため、しばらくのお別れ。
帝王切開は、手術後が一番つらかった…!
私の場合、年齢的なことや妊娠中にさまざまなトラブルがあったことなどから、子宮の癒着が心配されていました。実際、多少の癒着はありましたが、医師が無事に娘を取り上げてくれました。
閉腹する時、気持ち悪くなってきたのでそのことを伝えると、麻酔で眠らせてくれました。大変だったのは、麻酔から覚めた後でした。麻酔の後遺症で震えが止まりません。加えて傷の痛み、数時間おきに看護師が子宮の戻りを確認するためにおなかを押すときの痛みも…。あまりのつらさに、1日がとても長く感じられました。
しかし、それも手術当日だけのこと。翌日になると震えはおさまり、痛みも時間とともに薄れて、母子同室で娘との時間を楽しめるようになりました。
妊娠38週で生まれた娘は、体重2444g、身長45.6cmでした。少し小さく生まれましたが、とても元気にスクスクと成長しています。生まれて来るまでは心配でたまりませんでしたが、一緒に退院できたことがうれしく、これまで治療してくれた多くの医師や看護師・助産師さんと、応援してくれた家族に感謝の気持ちでいっぱいでした。入院中は、1人で留守番する時間も長かった12歳上のお姉ちゃん。今では毎日お世話も手伝ってくれ、姉妹で仲良く過ごしています。
[たんぽぽ*プロフィール]
12歳差姉妹の母で、自営型テレワークを在宅でおこなっています。上の子の時と比べ、育児グッズの進化に驚きながら、子育てを楽しむ日々です。「生まれて来る子どもはみんな奇跡」と感謝の気持ちで毎日過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。