コロナで一日中夫といっしょの長期休暇は辛い、深まるのは「絆」ではなく「溝」?ママたちの声
「夫とは日常のささいな会話でさえ噛み合いません。へたしたら喧嘩に発展します」という声が、口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられました。結婚して数十年。年々、深まるのは「絆」ではなく「溝」と共感する声、いやいやお互いの気遣いで夫は変わる、さらには万策尽きたという声まで、さまざまな意見が寄せられました。
離婚は考えていないけど虚しい。連休や長期休暇が憂鬱という妻たちの声
「『夕ご飯何にする?』という話になり、子どもが『パスタ』と、言うと夫がため息。夫に『何が食べたい?』と、聞けば『何でもいい』
『じゃあ、なんでため息ついたの?』と、聞けば『ため息なんてついてない』と、不機嫌に。
結婚して間もなく20年。日常生活の何気ない会話ですら噛み合いません。
離婚は考えていないけど、虚しいです」
という、投稿主のママ。
「まさにドンピシャ! 同じ悩みを抱えてます。
長期休暇は苦痛で苦痛で。ましてやコロナ、どうやってやり過ごそうか、頭痛いです」
「本当に連休や長期休みは憂鬱です。とくに今年は一日中いっしょ。
感謝の気持ちがない、文句しか言わない、さらに頑固が年々悪化しています。
車の運転は元々荒かったけど、年のせいで判断能力が鈍っているのか、ヒヤリとすることが多くなりました。
都度注意しているけど『俺は運転がうまい』と、言い張って反省ゼロ。
店員への横柄な態度もひどいし、義父そっくりになってきました。
最近は一緒に外出するのも嫌で、別行動です」
「会話、噛み合いません。でもお互い聞き流しています。
よく夫が義父(夫の実父)のことを『自分勝手』『人の話を聞かない』と、愚痴るけど、そっくりそのまま返してあげたい」
「同じ心境の方がいて嬉しいです。
夫は亭主関白で頑固な性格でしたが、年々文句が多くなり、言わなくていい余計な一言を必ず言います。
娘からも『パパめんどくさい』と、言われる始末です」
一緒にいてもひとりでいる錯覚に陥る。自分の意見ゼロの夫をもつ妻たちの声
「いい人なんです。わかってるんです。が、本当につまらない。
私が話しかけなければ、夫はずうーーーーっっっと黙っている。
義実家は、夕ご飯は誰もしゃべらず咀嚼音が響くような家庭だったので、会話を楽しむという習慣がないようで。
例えば映画などの感想で『評論家はこう言っているけど、私は〜』と、話しかけても『俺も君と同じ』と、言います。
いやいや、あなたの意見は? 気持ちはどこ?
夫と一緒にいても、私はいつもひとりで、私しか見えない世界で生きている錯覚に陥ります」
「同じ!同じ! 優しくて穏やかな人と思って結婚したけど、20年後の今はただの優柔不断で気の弱い人と知った。
◯◯食べたいね! 美味しかったね! ありがとう! という会話を、たくさんしたかったな」
「たった数分でも一緒にいるのが苦痛です。
夫に何かを伝えてもすぐ忘れるし、周りを見てと言っても見ないし、まったく気が利きません。
20年、言い続けることに疲れました。諦めてます」
大人だって褒められたら嬉しい。家庭円満の秘訣は?
嘆く声が続々と届くなか、互いを褒めて夫婦仲を軌道修正しているという声が多く届きました。
「仲の悪い両親の口癖は『なんで家族に気を遣わなきゃいけないの!』でした。
なので私は目一杯夫に気を遣ってます。
何かしてもらったら『ありがとう、助かったわ』と、ニコ。
ちょっとしたことでも『パパすごいね』『パパのおかげだね』って、子どもに言います。
それで私に優しくなり、家庭円満なら、いくらでも」
「夫婦は鏡と言います。うちも夫を褒めて、褒められて、機嫌をとりあってます。
言い合いするより、そっちのほうが楽だし。もちろん理不尽なことには言い返します。
いずれ最後は夫婦二人の生活になるのですから、仲が良い方がいい」
「夫婦関係って努力の賜物と思います。まさに『作り上げる』ものなんだと、年を重ねるごとに実感しています」
いろいろ試したけれど……
その一方で、いろいろ試したけれどもという声もあります。
「褒める作戦は効果があることはわかってます。
夫はかなり問題アリですが、褒めると確かにマシになります。
でもだんだんと『ちょっとマシになる』程度のために、私の労力を使いたくなくりました。
もう私たち終わってるのかな」
「夫は昔は優しい人でした。だから私も尽くしたくなる人でした。
状況が変わったのは子どもが生まれてから。私は子ども優先、夫は自分優先。
衝突を避けるために、かわいい妻を演じたこともあったけど、夫はさらに調子に乗って。
耐えきれず思いを伝えたら、逆ギレされました。
結婚17年、どんどん頑固で屁理屈で嫌味な奴になってます。もう諦めの境地に入りました」
「結婚してすぐに『この人とは合わない』と、感じました。
お互いフルタイム勤務で子育てには必要な人なので、最初は協力を仰いでました。
でも夫はそんな私を顧みることはなかった。一方通行に疲れてしまい…。
今は必要最低限の会話のみ。子どもが巣立ったら卒婚かな」
そして結婚20年目から噛み合わなくなったという声もありました。
「結婚20年までは仲良し夫婦でした。まさか、こんな日が来るとは夢にも思いませんでした。
キッカケは私の大病。彼なりに心配してくれたのですが、やること言うことすべて幼稚で、正直『使えない…』。
中学生の子どもたちの方が頼りになりました。その時に気がついたんです。この人は少年なんだって。
『少年の心をもった大人』は、30歳までは許せるけど、50歳過ぎるとただただ、めんどくさいです。
とはいえ離婚するほどでもない。仕方ないのかな」
投稿主の妻は
「共感ありがとうございます。少し気が紛れました。ありがたいです。
今日、夫は散髪へ行き『愛の不時着』のヒョンビンカットになって、上機嫌で帰っていました。
みなさん、もう察していると思いますが、あの髪型はヒョンビンだから許せるのです。
ただの中年男が似合う髪型ではありません。
こんなツッコミを心でつぶやきながら、何年も頑張ろうと思います」と、〆ました。
文/和兎 尊美
■文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を抜粋したものです。