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親のストレスがゼロに!6時前に起きる“早朝起きベビー”の睡眠を整える7つのコツ【米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタント】

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冬の朝の白い明るい寝室で愛らしい男の子
tatyana_tomsickova/gettyimages

赤ちゃんや子どもが早起きなことはいいけれど、早朝過ぎて大変!とお悩みの方もいるのではないでしょうか? さすがに朝の4時や5時に子どもが起きると、親は朝からぐったり疲れますよね。そこで、今回はそのような子どもの“早朝起き”の原因と対処法をご紹介します。

日本人初の米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタントの愛波文さんが、米国NYから情報を発信!  「愛波文さんのぐっすりねんねROOM#28」。

6時から“朝”と考えて。 夜の睡眠は約10時間が理想です

乳幼児の睡眠コンサルテーションでは、朝6時前はまだ夜、6時を過ぎたら朝という判断をしています。朝6時でも早いと思う方がいらっしゃるかと思いますが、朝6時に赤ちゃんや子どもが機嫌がよく元気な場合は、十分睡眠が取れているため、起きても問題ありません。

親の都合で、朝6時前に起こさないといけない場合は、もちろんそれでもかまいません。けれど、1週間くらいの期間を平均して、夜は10時間ほどぐっすり寝られていることが大切です。
赤ちゃんや子どもは朝6時~7時ぐらいに、親が起こさなくても自然と自分で起きるのが理想です。とくに小学校にあがるときに、これはものすごく大事になってきます。

“早朝起き”の原因を見つけましょう

まず、赤ちゃんや子どもが早朝起きをする理由を考えてみましょう。主な原因は以下の7つです。複数当てはまることもあるので、確認してくださいね。原因を取り除くこと=解決策となります。

【原因1&対策】朝方、寝ている部屋に光が入っている

わずかな光であっても、反応して起きてしまう子はいます。もし「光に反応しているかも」と思ったら、完全に真っ暗にしてみてください。遮光カーテン(一級)、マスキングテープなどのグッズを使用するのもいいですよ。

【原因2&対策】早朝に、何かの音がしている

朝方は、徐々に睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が少なくなってきて、浅い睡眠になってきています。そのため、ちょっとした音でも、赤ちゃんや子どもは起きてしまうことがあります。その場合、音を消すために、赤ちゃんや子ども向けの睡眠の質を高める音“ぐっすりノイズ”(ホワイトノイズ)を動画サイトなどで探して使用してみましょう。

【原因3&対策】 暑すぎるか、寒すぎる

暑すぎても寒すぎても、目が覚めてしまいます。子どものおなかや背中などの体幹を触り、汗をかいていたら暑いサイン。衣類で調整したり、エアコンをつけてあげましょう。睡眠に適している室温は、親が肌寒いと感じる20~22度が最適です。(※そのときの服装の目安は下着+ロンパース+スリーパー)
反対に、体幹がひんやりしていたら寒いサイン。スリーパーを着せる、エアコンで調節する(20~22度が目安)などしてみましょう。

【原因4&対策】夕寝(昼寝)から夜の就寝までの活動時間が長すぎる

夕寝(昼寝)から夜の就寝までの活動時間が長すぎると、脳が興奮した状態で寝るため、ゆっくり休むことができません。それが早朝起きの原因につながることがあります。
赤ちゃんや子どもの月齢・年齢ごとに、下記の表を参考に活動時間を調整してみましょう。
たとえば、赤ちゃんが6カ月の場合、活動時間が約2時間から2時間30分なので、起きてから2時間30分で寝ている状態がベストです。ということは、寝かしつけは起きてから2時間ぐらいたったときから始める必要があります。

出典:ママと赤ちゃんのぐっすり本 画像提供:愛波 文さん

【原因5&対策】子どもが起きてからの対応が日々異なる

たとえば、ある日は赤ちゃんが起きてすぐ授乳したり添い寝をしたりする、別の日は、起きたらリビングに連れて行って遊ばせるなど、毎日の対応が一貫していないと、“早朝起き”が普通になってしまいます。
また、起きたらすぐに授乳すると、それが癖になってしまっていることも。

赤ちゃんや子どもが早朝起きをしても、「朝6時までは夜」と伝えるため、部屋は暗くしたまま、寝室で過ごしましょう。

【原因6&対策】朝起きてから、次の睡眠時刻が早すぎる

個人差はありますが、一般的に9カ月ぐらいから、8時前の朝寝は一日の睡眠スケジュールを崩してしまいますので、おすすめしていません。
ただ、5~6カ月ぐらいまでは、朝寝が7時30分や8時くらいになっても大丈夫ですので、あまり気にしなくてOKです。7カ月ごろからは6時までは寝かせ、目が覚めたらそのまま活動させるのを目標にしましょう。

【原因7&対策】就寝時刻が早すぎる

就寝時間が早すぎる場合、早朝に起きてしまうことがあります。就寝時刻を30分ぐらい遅くしてみると、起床が少し後ろ倒しになり、解決策につながることがあります。夜の就寝時間の目安は、19~21時くらいです。各家庭環境に合わせて調整してOKですが、できるだけ毎日同じくらいの時間に寝かせることがポイントです。

早朝起きが続いている場合、赤ちゃんや子どもの体内時計の調整が必要になってくるので、改善には2~3週間、もしかしたらそれ以上かかるかもしれません。あせらず、コツコツ続けていきましょう。できるだけ早い時期から改善していくと、調整もスムーズにできますよ。


構成/ひよこクラブ編集部

文・監修/愛波 文さん

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