復職したママが最初にぶつかる「時短勤務」という壁…
時短勤務を利用して、仕事・家事・育児をこなしているワーキングママたち。通常よりも早く退社できるという点は魅力でもありますが、逆にそれが悩みの種になるケースもしばしば。職場で肩身の狭い思いをしている人や、将来のキャリアに不安を感じている人...色んな悩みがあるようです。仕事に復帰したママが最初にぶつかる大きな壁、どう乗り越えていくべきなのでしょうか?
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時短勤務が引き起こす悩みとは?
時短勤務とは、子どもが3歳になるまで、原則1日6時間の短時間勤務をすることができる制度です。出産を経て、職場復帰するにあたり、慣れるまでの間はこの制度を利用するワーキングママも少なくありません。
しかし、働きながらも、子どもと過ごせる時間を確保できる一方で、まだ仕事は残っているのに、ほかの社員よりも先に帰る申し訳なさや、責任のある仕事は任せてもらえないジレンマ、産前のバリバリ働いていたころの自分と現在のギャップ、キャリアアップに対するあせり、仕事量はほかの人と変わらないのに、残業ができないがゆえの忙しさ、職場仲間からの疎外感を感じる...など、時短勤務ゆえに頭を悩ませてしまう問題も数多く存在しています。
そこで今回は、これから時短勤務で職場復帰を考えている人も、いま時短勤務で働いている人も、「時短勤務」を賢く利用する働き方について、口コミサイト『ウィメンズパーク』に寄せられたママたちの実体験を元に、考えてみましょう。
ちょっとグチっていいですか? 経験者のリアルボイス
キャリア、やりがい、他人からの評価など...。仕事に対する責任感があればあるほど、時短勤務のジレンマにおちいってしまう働くママも多いようです。そんなリアルな本音を聞いちゃいました。
サービス残業しないと終わらない...
定時に帰れることもありますが、基本的には毎日残業があります。上司命令ではありませんが仕事が終わりません。時短勤務者は残業をしないことが前提なので、残業代は出ません。上司に仕事量を配慮してもらえず、私のモチベーションは下がる一方です。
責任ある仕事をさせてもらえない
時短なので責任ある仕事はさせてもらえず、毎日同じことばかり。こまかい情報が入ってこず、私だけ知らなかった、ということもよくあります。社会人8年目、以前はあんな仕事もしていたのに...と比較してしまい、私なんていなくても業務はまわるのではないか、と気持ちも沈んでしまいます。
肩身が狭いです
「私って戦力外だなぁ」と申しわけなくなることがあります。今まで私が早出や残業してやっていたことができなくなり、ほかのかたにサポートを依頼する手間が増えてしまいました。元からたいした仕事はできてなかったけれど、ますます使えなくなっているという自覚があります
黒い感情が渦巻いてばかり
夫に対しても、「好きなだけ仕事できていいよね! 私なんかどんなに仕事があっても、16時が来たら帰らなきゃいけない」「時短のせいか、職場でも全然頼りにされないし、期待されないし、悔しい」「早く帰れてうらやましい? じゃあ、そっちが時短すれば! 同じ悔しさ1度味わってみたら」などと、どす黒い感情が渦巻いてばかり...。
壁を乗り越えるにはどうしたら? みんなの工夫やコツを教えて!
時短勤務を経験しているママならば、1度はぶちあたってしまう壁。前向きになれる心の持ち方、仕事のこなし方とは?先輩ママたちは、どんな工夫をして乗り越えてきたのでしょうか。
割り切ることも、ときには大切
時短勤務に慣れると割り切ることもできるようになります。というか、そうしないと育児が大変すぎてやっていけませんでした。「勤務中は精いっぱいやる」、その姿勢だけは変えずに続けてれば、いつかはまわりもわかってくれますし、仮にわかってくれなくても言い返すこともできると思っています。
頼れるうちは頼る!
人によってキャパシティは違います。どうしてもがんばれないタイミングもあります。まわりに過剰に負荷をかけるような頼り方でないなら、頼れるうちは頼ってもいいと思います。そのうち余裕ができたらがんばればいいんです。で、もっと余裕が出てきたらだれかを助けてあげればいいんです。
仕事の持ち帰り
家に仕事を持ち帰っていました。ときには土曜日などに出勤することも...。サービス残業ですが、長い目で見たらプラスになると思います。
時短勤務の間でも、その状況に甘んじることなく、限られた時間内で仕事をこなすよう、努力をされているワ―ママたちの苦労を垣間見ることができました。「つらいのは今だけ」と自分を鼓舞し前を向いて進むママたちの姿には、女性としての強さが感じられ、なんだか勇気をもらえる気がしますね。
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※文中のコメントは「ウィメンズパーク」からの引用です。
※この記事は「ウィメンズパーク」で過去に公開されたものです。