その家事、やめれば劇的にラクになる!「洗濯&布団はもう干さない」「高額家電も5年使えば1日数十円!」みんなのやめ家事&専門家アドバイス
やめたらラクになった家事について、「たまひよ」アプリユーザーのへのアンケートをしたところ、ママ・パパたちからたくさんのアイデアが寄せられました。みんなの声と家事と暮らしの研究家 中山あいこさんのアドバイスをお届けします。
私たち、掃除・洗濯のコレやめました!
まずは、掃除・洗濯のラク家事について聞いてみました。
■洗濯物は干さない
「出産を機に洗濯乾燥機を購入。洗濯物を干すのをやめました!」(ぷぅまま)
■洗濯物はコインランドリー
「コインランドリーで乾燥することで、洗濯の手間や半乾き問題を解消しています。お金はかかるけれど、メリットのほうが大きいです」(みみちゃん)
■洗濯物はたたまない
「衣替えの時だけたたんで衣装ケースに入れますが、オンシーズンの服はラックに掛けています」(ジグリーパフ)
■布団は干さない
「布団は、すのこベッドに敷いて干さなくていいようにしています。定期的に掃除機はかけてます‼」(ちあき)
■時短の秘密兵器
「私の時短アイテム、それは夫です。夫のほんの少しの協力でラクになります」(ぬまさ)
■家事は機械にお任せ
「出産前からですが、洗濯、掃除、食器洗いは全て機械におまかせ」(みー)
収納場所を見直すなど、小さな工夫の積み重ねが時短の近道
家事と暮らしの研究家 中山あいこさんに洗濯や掃除の時短のアイデアと、家事の見直しポイントについて伺いました。
「ママがひとりで抱えこまないで、機械に頼ったり、家族に頼ったり、皆さますごくいいですね。
わが家では、子どもたちが小さな頃から『自分のことは自分でやる』のがルールです。例えば、『自分の洗濯物は自分でたたんでしまう』『自分の使ったものは自分で片づける』『自分の使った場所は自分で掃除する』というのを基本にして、それにプラスアルファで、助け合って協力し合って暮らしています。
洗濯は、洗いから乾燥まで洗濯乾燥機にお任せ。洗剤自動投入なので、毎回洗剤を量って入れる手間も省いています。小学校の上履きも洗濯機で洗います。
洗濯動線ができるだけ短くなるように、洗濯乾燥機の近く(洗面所・脱衣所)に衣類とバスタオルを収納しているのですが、ここにパジャマや下着を収納しておくと、洗濯機で乾燥したあとその場ですぐにラクにしまえるだけでなく、お風呂から上がった後もパッと取れます。洗濯物を干して乾かす派の人は、ハンガー干しの衣類を畳まないでそのままクローゼットに掛けるようにするとたたむ手間が省けます。
私はアイロンがけが苦手なので、アイロンがけが必要な衣類は持っていません。息子の制服のカッターシャツは、息子が自分でアイロンがけをします。
掃除も、家電(掃除ロボット)に頼っていて、置くものを少なくして、ホコリがたまりにくい・拭き掃除がしやすいように工夫をしています。
掃除も洗濯も、できるだけ機械に頼る。便利な家電は高いかもしれませんが、『プラス10万円でグレードの高い家電を買えば家事がもっとラクになり・時短が叶う!』と思えれば、私はそちらを選びます。
それを5年使えば1日60円以下の金額。この金額で毎日10分の余裕ができたり、少しでもラクができたりするのなら、プラス10万円の家電はお得な買い物だと思います。10万円の節約をするより、その分、働いたほうがお金は貯まるという計算の目安にもなりそうです。
洗濯が苦手・面倒くさい方は、洗濯動線を短くするために前述したように『パジャマ、下着、タオルの収納場所を見直す』『ファミリークローゼットで家族の衣類収納を1か所にまとめる』『下着類は畳まないで引き出しに放り込む』『下着や靴下は色を人別にする』となどといったように、小さな工夫を組み合わせてみるといいかもしれません。
掃除はものを減らせば劇的にラクになると思いますよ」(中山あいこさん)
家事を時短&ラクにするには、無駄な動きを少しでも省けるよう、毎日の家事の動線を見直すのが大事なんですね。
(取材・文/酒井範子)
中山あいこさん
PROFILE)
家事と暮らしの研究家。家事も子育ても仕事も、「楽しむこと」がモットーとして、シンプルで心地よい日々の暮らしぶりを綴る、ブログ「生活のメモ」が人気。17歳と7歳の2児のママ。著書に『家事が好きになる暮らしの工夫』(エクスナレッジ)『ためこまない暮らし 日々の家しごとを新鮮に』(エムディエヌコーポレーション)などがある。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
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