話せる言葉がぐんと増えた1歳11カ月の娘。ママ・パパ以外に初めてしゃべった意味のある言葉は…【丸山桂里奈・本並健治】


元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈さん(41)と、元サッカー日本代表で指導者の本並健治さん(60)ファミリー。2023年2月に生まれた長女は1歳11カ月を過ぎて、いろんな言葉を話し始めるようになったのだとか。今回は「言葉の発達」をテーマに話を聞きました。
連載「GK夫とFW妻の育児奮闘記」第23回です。
1歳11カ月の娘とのおしゃべり
最近、娘が話す言葉の数が急にすごく増えたな〜! と感じます。転んだら「いたい、いたい」とか、かゆいときは体を触って「かゆい、かゆい」と主張するし、お散歩をして見かけるものを「あそこ、わんわん」と指さしてみたり。パパの姿が見えると「パパ、あっち!」とパパがいることを教えてくれます。
寝かしつけで娘と一緒に横になると、私の顔を手で触りながら「め」「はな」「くち」「まゆげ」と顔のパーツを1つずつ言葉にしています。顔にあるものの名前を確認しているのかな。いろんな言葉でやりとりできるようになってきて、娘の成長を感じています。
初めての言葉は「あか」
「ママ」や「パパ」以外に娘が初めてしゃべった意味のある言葉は・・・たしか「あか」だったと思います。お散歩中にポストを見て「あか」と言ったんです。ポストの近くまで行って「あか、あか」って。「あお」とか、ほかの色の名前もそのころから話し始めたと思います。「ど~んないろがすき?♪」っていう歌の動画が好きで、よく見てるから覚えたのかな〜。
2歳近くになって1から10までの数字も言えるようになりました。ただ7だけいつも言えないんですけどね(笑)。数字も幼児用動画で覚えたみたいです。いつの間にか数字も言えるようになっていて、びっくり。娘はテレビの子ども番組を見ながら、一緒に歌ったり踊ったりするのも大好き。アンパンマンの歌も覚えて歌っています。
ラーメンを食べると「おいしー! メーン!」と喜ぶ
私たち夫婦が話しているときには、娘も大人の言葉をまねして話してみようと頑張っています。だけどなかなかうまく発音できなくて、たどたどしかったり、間違えちゃったりするのも、とってもかわいいです。
娘はラーメンが大好きなんですけど、まだ「ラー」が言えないのか、ラーメンは「メーン!」と呼んでいます。ラーメンを食べると大きい声で「おいしー! メーン!」と言っています。
私に言われたことに対しても、なんとなく会話してるような返事をするようになりました。娘に「ねえ、これどうしよっか?」と相談するみたいに聞くと、大きい声で「えぇー?」って言うんです。「そんなこと言われても~」みたいな雰囲気で。大人っぽいイントネーションで話そうとする娘が、とってもかわいいですね。
「おなら、プー」なんて教えないで〜
言葉のために、というわけではないけれど、少し前まで寝る前の読み聞かせもしていました。「ぜったいに おしちゃダメ? ラリーのたんじょうびケーキ」という絵本が好きでよく読んでいたんですけど、最近は絵本を読んでいる途中であきちゃうみたい。本よりもブロック遊びが好きで、夜寝る直前までハマって遊んでいます。
本並さんは娘にいろいろと言葉を教えてくれるんですけど、ふざけてちょっとお下品な言葉も教えたりするんです。今朝なんて「おなら、プー、クサイ!」とか教えていて、ほんとやめてほしいです(笑)。外出先で娘がそんなこと言い出したら恥ずかしいですよね〜。
「鬼が来るよ」とおどすのはNG?
言葉といえば、子どもがいけないことをしたときの言葉かけって難しいなと感じます。娘に「これはダメだよ」と何度言ってもきかないとき、わが家では「鬼が来るよ、ダメだよ」とおどすようなことを言っちゃうんです。
ところが最近「鬼が来るよ、とおどすのはよくない」というたまひよの記事を読みました。子どもをおどして怖がらせてしまうと、何がだめなのかという本当のところは伝わらない、どうしたらいいのかが伝わらない、という内容でした。子どもへの伝え方って難しいですね。
ほかにも、私が「ダメだよ!」と注意すると、娘が「あんぱんち!」と言いながら私のことをグーでパンチしてくることがよくあるんです。同じことを同年代のお友だちにしたら困るから、毎回「痛いからやらないでね」と教えています。やっぱり何度も言葉と表情で伝えるしかないのかな。
【今月の本並さん】娘の「もーうっ!」がかわいすぎ
“浪速のイタリアーノ”と呼ばれる僕としては、娘には関西弁も教えたいな、と「なんでやねん」などの関西弁を教えています。娘は一生懸命まねしようとしてるけど、まだなかなか「なんでやねん」は難しいみたいで「なーななん!」となっています。そんなたどたどしさもかわいいですね。
最近はすねるような顔つきもするようになりました。娘のおもちゃを手でちょっと隠したりすると、口をとがらせて「もーうっ!」て注意してきます。それがかわいくって、娘の「もーうっ!」にはまってます。言葉はまだはっきりは出ないけど、いろいろ理解して反応しているんでしょうね。
お話・写真提供/丸山桂里奈さん、本並健治さん 聞き手/早川奈緒子、たまひよONLINE編集部
丸山さんに怒られた後には、必ず本並さんに「パパ〜!」と甘えに行くという娘さん。ママとパパの役割をしっかり把握しているのかもしれませんね。
●記事の内容は2024年1月の情報であり、現在と異なる場合があります。
丸山桂里奈さん(まるやまかりな)
PROFILE
1983年3月26日生まれ、東京都出身。第4回女子W杯、アテネ五輪、北京五輪、第6回女子W杯(優勝)、ロンドン五輪(準優勝)で日本代表として活躍。2005年Lリーグ(現なでしこリーグ)新人王、2011年国民栄誉賞を受賞。現在はバラエティ番組、スポーツ番組などで活躍。2023年2月に第1子の女の子を出産。
本並健治さん(ほんなみけんじ)
PROFILE
1964年6月23日生まれ、大阪府出身。1986年松下電器産業サッカー部に入団。ガンバ大阪、ヴェルディ川崎で活躍し、日本代表に選出される。2002年に現役を引退後、2012年にはなでしこプレミアリーグ「スペランツアFC大阪高槻」の監督に就任し、指導者として活躍。2016年退任し、現在はサッカー解説者、サッカー指導者、タレント活動など幅広く活躍。