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「インフルエンザはなぜ毎年?」赤ちゃんの予防接種“ココが気になる”Q&A

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naumoid/gettyimages

ワクチンは、予防したい病気の病原体から作られていて、体内に入れることで免疫を作り、感染症から赤ちゃんを守ります。今回は、そのワクチンに関するママの「なんで?」「どういうこと?」を、小児科医の山中龍宏先生に教えていただきました。

ワクチンの[数]に関する気がかり

Q 昔に比べて受けるワクチンの数が増えているのはなぜ?

A 日本で承認されたワクチンが増えたため


「日本のワクチンは、独自の厳しい基準をクリアし、さらに国家検定にも合格しなければなりません。そのため、ほかの先進国で作られているワクチンが承認されるまで長い期間を要するのが実情です。しかし2010年以降、ヒブ、小児用肺炎球菌、ロタ、不活化ポリオ、四種混合、B型肝炎など新たなワクチンの導入が実現しました。以前に比べ種類が増えましたが、赤ちゃんを病気から守るため、積極的に接種を行いましょう」(山中先生・以下同)

[経口ワクチン]に関する気がかり

Q 経口ワクチンを接種後、吐いても大丈夫?

A 速やかに医師に相談して指示に従いましょう


「接種後、すぐに経口ワクチンを全部吐いてしまった場合は、再度接種する場合があります。接種後30分以上たってから吐いたのであれば、ワクチンがすでに体内に取り込まれている可能性が高いですが、どんな場合でも、吐いたらすぐ医師に相談し、その指示に従ってください」

[ヒブ・小児用肺炎球菌]に関する気がかり

Q なぜ、ヒブと小児用肺炎球菌は早めの接種がいいの?

A 細菌性髄膜炎の発症ピークは6~11ヶ月だからです


「細菌性髄膜炎にかかる子は6ヶ月から多くなります。ヒブと小児用肺炎球菌は、いずれも細菌性髄膜炎を予防するワクチン。細菌性髄膜炎は、赤ちゃんがかかると重症化しやすく、深刻な後遺症をもたらしたり、場合によっては命を落とすことも。そして、この病気の発症ピークは6~11ヶ月なので、それまでに接種を済ませることがのぞまれます」

[おたふくかぜ・水痘]に関する気がかり

Q おたふくかぜや水痘のワクチン接種に適した時期や季節は?

A 1歳を過ぎたら早めに接種しましょう


「おたふくかぜは春~夏、水痘は秋~春にかけて流行しやすいといわれています。でも、集団生活では、1人でも感染者が出ると季節を問わず流行します。おたふくかぜと水痘のワクチンは、どちらも1歳を過ぎたらMRに続いて接種するか、MRとの同時接種を考えてください」

[インフルエンザ]に関する気がかり

Q なぜ、毎年インフルエンザワクチンを受ける必要が?

A そのシーズンに流行する型のワクチンを接種します


「インフルエンザウイルスは、毎年のように変異して、異なる型が流行します。そのため毎年、その年の流行を予測して製造されたワクチンを接種しなければ、効果が期待できません。また、ワクチンの予防効果の持続期間は、大人でも5ヶ月程度。赤ちゃんの場合、さらに短くなります。もし、前年と同じウイルスが流行したとしても、やはり新しく接種が必要です」

[MR・水痘・おたふくかぜ]に関する気がかり

Q MR、水痘、おたふくかぜワクチンは、なぜ1歳からしか接種できないの?

A 1歳くらいまでは、ママからの免疫が残っています


「これらは、1歳未満だとママからもらった免疫が残っていることがあるため、ワクチンの免疫がつきにくく、期待する効果が得られないと考えられています。でも、麻疹が地域で流行している場合は、6ヶ月以降に単独の麻疹ワクチンを接種することがあります」

[インフルエンザ]に関する気がかり

Q 食物アレルギーがあると副反応も強くなる?

A インフルエンザワクチンには鶏卵の成分が含まれます


「食物アレルギーがあっても、必ずしも副反応が強くなるわけではありません。でも、インフルエンザワクチンには鶏卵の成分が含まれるので、重度の卵アレルギーがある場合は受けられません。卵アレルギーがあるなら、かかりつけ医に相談を」

ワクチンの種類はたくさんあるので、接種のタイミングや回数、特徴など、迷う要素が多いもの。接種したあと、次に別の予防接種をする場合、空けなくてはならない日にちもワクチンによってまちまちです。スケジュール立てで悩むときは、かかりつけ医などに相談するといいかもしれません。(文・ひよこクラブ編集部)

■監修:緑園こどもクリニック 院長 山中龍宏先生
1974年東京大学医学部卒業。同小児科講師、焼津市立総合病院小児科科長、こどもの城小児保健部長を経て99年から現職。日本小児保健協会 傷害予防教育検討会委員長、NPO法人Safe Kids Japan代表など。 

■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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