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夜泣き専門保育士直伝★親子を救う究極の寝かしつけ「入眠」の3ステップとは?

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tatyana_tomsickova/gettyimages

寝かしつけは、育児の悩みの中でも上位にくるキーワード。赤ちゃんのグズグズが続いて睡眠不足…!というママ・パパも多いことでしょう。けれど、実は泣くたびに抱っこや授乳することが、ねんねの妨げになっているのかも! 夜泣き専門保育士の清水悦子先生に理想的な寝かしつけ方法を聞きました。

赤ちゃんは「寝る力」が発達途上。入眠しやすい環境作りは不可欠!

「人間の睡眠は浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)がセットになっていて、それらが一定の幅で訪れるリズムを持っています。ただ、赤ちゃんは睡眠リズムや体内リズムが発達途上のため、睡眠リズムが小刻み。基本的に眠りは浅く、目を覚ましやすい特徴があります。眠いのに興奮していたり、赤ちゃん自身が周囲の音や光に敏感だったりすると、上手に寝つけず、寝ぐずりの原因になります。

体内時計もまだできあがっていないので、赤ちゃんの時期は入眠しやすい環境作りをサポートすることが必要に。とくに照明が発達した現代は、夜も明るくにぎやかなので、昼夜の区別がうまくつけられない赤ちゃんが増えています。グズグズして寝ないと悩み中なら、就寝前の過ごし方もあらためて確認してみて」(清水先生・以下同)

スムーズな寝かしつけのための3ステップ

赤ちゃんが入眠しやすい環境を作るためには、どうしたらいいのでしょうか。具体的な方法を伺いました。

ステップ1:就寝前は薄暗い部屋で静かにスキンシップ

「明るいリビングで就寝時間まで過ごし、『はい、時間が来たから寝ましょうね』と連れ出しても、すぐには眠れないもの。眠る30分前を目安に部屋を薄暗くし、テレビやスマホをオフ。スキンシップをしながら静かに過ごしましょう」

ステップ2:うとうとしたら布団に下ろす

「ステップ1のときに抱っこや授乳をしてもOKですが、赤ちゃんがうとうとし始めたら『お布団に行って寝ようね』と布団に移動しましょう。泣いてしまってもすぐには手を出さず、しばらく様子見を。根気強く毎晩行っていると、赤ちゃんはだんだん『布団の上に移動してから寝る』ということを覚えていきます。

抱っこしたまま、授乳したまま、体をトントンしたまま寝入るのが習慣になると、それが赤ちゃんにとって寝つくために欠かせないものとなってしまうことがあるのです。夜中に泣いて起きたときも、いつもの合図がないと寝られずにグズグズするということに」

ステップ3:寝かしつけは同じ方法に

「昨日は『抱っこでゆらゆら』、今日は『添い乳』、明日は『読み聞かせ』など寝かしつけ方法を日々変えていると、赤ちゃんは入眠の合図を覚えられません。

<おふろ→おむつ替え→授乳→子守歌→布団に入る>

など、ルーティン化して、同じ方法を試しましょう。赤ちゃんに合う寝かしつけを見つけるために、いろいろな方法を試したい場合でも、最低1週間は同じ方法を試します。最終的には同じ方法を続けたいので、できるだけ、ママやパパに負担がかからない方法がおすすめです。

物音に敏感だったり、布団に下ろした瞬間にいつも泣いてしまう子は、昼と夜の寝る場所を一つに決めても。『ここが寝る場所』と赤ちゃんに伝わりやすく、心の準備もスムーズになるようです」

質のいい睡眠のために必要な過ごし方3つ!

赤ちゃんがぐっすり眠れる「寝る力」をつけるためには、毎日の生活リズムを整えることも大切なようです。3つのポイントを伺いました。

1:世界のネントレの共通点は早起き・早寝

「”ネントレ(ねんねトレーニング)”にはいくつか種類がありますが、共通しているのは、
『早起き・早寝の生活リズム』
『朝日を浴びる』
『月齢に合った発育・発達』
『親子の愛着関係を築く』
『快適な室内環境』

中でも『早寝・早起き』は寝る力に大きくかかわってきます」

2:日中、適度に体を動かすことで寝つきがよくなる

「赤ちゃんの発達に合わせ、日中は体を使った遊びをさせましょう。お散歩ルートや遊ぶ場所は毎日変えなくてOK。むしろ、ある程度同じ方が赤ちゃんが不安にならず、落ち着いて過ごせるでしょう」

3:就寝の30分~1時間前のおふろで自然に眠く

「入浴直後は体温が上昇して寝つきにくくなりますが、入浴後1時間くらいたつと体温が下がって、自然に眠けが訪れます。逆算すると、おふろは就寝の30分~1時間前に済ませるのがベスト。生活リズムを整えるためにも、毎日だいたい同じ時間に入るようにしましょう。

眠たいのなら、泣かずに目をつむればいいだけなのに……と大人は思ってしまうけれど、それができないのが赤ちゃんです。寝かしつけ方法やねんねの環境を見直すことは、親子の良質な睡眠につながってきます。家族みんなで睡眠の質をよくして、生活リズムを整え、ストレスに強い体と心をつくっていきたいですね。(取材・文/中澤夕美恵、ひよこクラブ編集部)

監修/清水悦子先生

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