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保育士、初めての子育て!こんなはずじゃなかった 理想と現実ベスト5

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monzenmachi/gettyimages

「子育てなんて余裕でしょ?」と思っていたという親子向けイベントを企画運営している保育士の相原里紗さんに、実際にお子育てをして「こんなはずじゃなかった!」と思ったことをうかがいました。ランキング形式でお伝えします。

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相原 里紗
保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰
(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。親子×のあそび×地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」他、親子向けイベントを多数企画・運営している。1歳男児の母。
のあそびっこプロジェクト

保育士だから、子育てなんて余裕でしょ?の落とし穴

妊娠中、友人知人と話をするとよく「(保育士だから)子育て大丈夫そうだよね」「(保育士だから)オムツ替えとかミルクとか、そんなの余裕だもんね」「(保育士だから)子どもと遊ぶのとか上手なんだろうな」と声をかけていただくことが多くありました。実際、私自身も、「一人の子どもだけを見ていればいいなんて、余裕なんじゃない?」と、”子育て余裕説”を自分に刷り込み、親も子も常に笑顔で後光すら刺しているような、いわゆる、親と子の美しい「理想の」光景だけを思い描いていていました。
ところが、産まれてみると、理想と現実のギャップに唖然とすること多々。そして「仕事してる方が楽だ!」と思う、疲弊する毎日。息子を1年間、ほぼワンオペで育てた保育士が送る、「こんなはずじゃなかった!」ベスト5を、絞りに絞ってお送りします。

こんなはずじゃなかった!こと第5位:もうちょっとお昼寝しておくれ…自分の時間がほとんど無い

保育園のお昼寝は、園にもよりますが12時〜15時の3時間ほど。0~2歳の、リズムがついてきた低年齢児なら、そのうち2時間くらいは寝ている時間です。一日の中のこの時間に、打ち合わせをしたり子どもの記録をつけたり、連絡帳を書いたりと、猛スピードで保育士は事務作業をしています。なので出産前は、お昼寝の時間=自分時間として確保できるもの、と思っていました。ところがどっこい。お昼寝なんて、定まらないのが親子の日常!毎日同じ時間に同じ場所で「みんなで」お昼寝をする保育園と違って、お昼寝の時間に外出していたり、家にいても眠くなるまで家事しながら待ってみたりして、寝る時間も寝る場所もバラバラ。リズムをつけるのが大事だということが十分に分かっているのに、よくも悪くも「個人のペースで」できる子育て、なかなか思うようには寝てくれません。うちの息子もお昼寝は短いと1時間弱。平日日中の一人の時間の確保は、ほぼ不可能だという結論に達しました。

こんなはずじゃなかった!こと第4位:家事ももちろん同時並行。子育ては、子どもを見てるだけじゃ無い!

0歳児で1対3。1歳児で1対5。保育士一人当たりの子どもの人数は複数いるのが当たり前。初めての子育ては基本的には1対1。兄弟が増えたとしても、異年齢の1対2。それってどんなに楽か…と、正直思っていました。いえいえ、そんなことはありません。なぜなら家にいる親は、「家事」という重大ミッションをこなさないといけないから!特に食事。掃除や洗濯は後回しに出来たとしても、食事だけはどうしても考えて用意しないといけないのです。お惣菜やレトルトを使ったとしても、3食提供する必要がある。栄養バランスを考えて3食作りながら、時に掃除洗濯をしながら、子どもを見る。そこに予防接種のスケジューリングや、行政関係の書類、宅配の受け取り、生活用品の買い物、子どもの発熱に病院など、こまごました、しかも不測の業務が降りかかってくるのです。保育園では業務は分担でき、都度相談できる。家では、最大人数親2人(1人は日中不在)で全てを賄わねばならない。これぞマルチタスク!

こんなはずじゃなかった!こと第3位: 強まる自己主張。ハードすぎる日常生活。

保育園にいるときの子どもたちは、基本的に「オン」モード。お友だちや先生と、初めての外の社会に触れて、その社会に順応するべく、自然と少し「いい子」になっています。翻って家での子どもたちは「オフ」モード。大好きで安全な大人である親と一緒にいるときは、自分の弱い部分や甘えを前面に押し出してきます。親に甘えられる環境は、愛着形成の面でとても重要で、それが出来ていること自体はとてもいいこと。ただ、それをずっと受け続けるのは本当にタフなこと!道路にひっくり返ってみたり、抱っこから逃げ出そうとしてみたり、大きな声で叫んでみたり。どんどん自己主張が出来るようになっていく息子に対峙しているだけで、一日のエネルギーの殆どを持って行かれています。お昼寝や夜の寝かしつけで一緒に寝落ちてしまうのも、もはや仕方ありません。

こんなはずじゃなかった!こと第2位:息詰まる二人っきりの時間。「孤育て」ってこれか。

保育園はチームで子どもを見るので、担任同士、園全体が1人の子どものことを見ています。ところが、家での子育てはワンオペの場合は基本、子どもと2人きり。1対1。ひどい時は一日大人と言葉を交わさずに過ごす事もあるし、公園や子育て支援センターに行ったとしても、基本的には「親子」単位になります。育休だったり、退職だったり、それまでの関係性から突然離れて、子どもと2人っきりの平日の時間を過ごすことの、社会から切り離された孤独感は、経験するまでわかりませんでした。

こんなはずじゃなかった!こと第1位:夜中に起こされるなんて!寝不足ヘロヘロ24時間

保育士の勤務時間は、正社員フルタイムで8時間が標準。その後続く残業の多さなどは問題になっていますが、勤務に終わりはやってくるし、開園時間も定めがあります。ところが、親が親である時間は24時間365日。家で子どもを見ている場合は、文字どおり「寝ても覚めても」24時間子どもと一緒にいるわけです。それまで毎日夜通し寝て回復していた体力は、夜間授乳や夜泣き、発熱などで細切れになった睡眠により回復せず。授乳自体も体力がいるので、本当に身を削りながら子育てをしている感覚に。日中は子どもが起きている時間には寝られず、結局昼寝を一緒にしてしまい、何もできない、負のループ。すっきりしない頭を引きずりながら生きる日々です。

24時間365日、子育てをし続けるということ

「こんなはずじゃなかった!」ことを書いたので、ちょっと後ろ向きになってしまいましたが、私自身は子育てを楽しめている方だと思います。隣人や夫の理解もあり、手を差し伸べてくれる人もたくさんいます。何より、自分の子どもはやっぱり特別に可愛い!目に入れても痛くないとは正にこのことか!と毎日思っています。
とはいえ、24時間365日ずっと一緒にいることで密着しすぎて見えなくなっていく「自分」と「子ども」の境界線。二つの人生があることをきちんと認識して、社会と繋がって、「子育てなんて余裕でしょ?」と本当に言える日が来るように、子育て環境を整えていきたいと思います。

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「保育士だから」なんてことは全くなかった初めての育児。同じように毎日子育てに追われている皆さん!先輩ママたちによると「大変な時期はあっという間!」「(本当か!?)」。時には手抜きをして、一緒に頑張りましょう。

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