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最新冬の火災要因とは!?多様化している発火要素にご注意を

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ivolodina/gettyimages

冬の季節に最も気を付けておきたい災害となるのが「火災」ですよね。火災は毎年、一定数発生している災害です。
「火災は危険だ」
ということを分かっていても発生してしまうのが火災の怖いところです。
特に冬季節、子どもがお留守番をしている時など、とっても心配ですよね。
冬季節の最新火災事情について、防災アドバイザーの榑林宏之さんにご紹介いただきました。

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榑林 宏之
一級建築士・防災アドバイザー

一級建築士として活動。「都市環境・住宅環境と防災」「都市環境・ランドスケープ計画における、人の行動・動線設計と危機管理」などに携わっています。
BAUMPLANNING一級建築士事務所

多様化している“冬の火災要因 ”

ひと昔前と比較して、近年住宅環境も様変わり。住宅設備だけでなく、さまざまな住宅家電にIC・ITが導入され、スマート家電(インターネットとつながるネット家電の進化形。スマートフォンで操作できる生活家電の総称)なども増えています。ただ、利便性のみが取り上げられるケースが目立つ反面、新たな災害リスクが創出されてきていることも忘れないようにしておきたいもの。冬季節の火災要因も多様化してきているのです。

子どもがお留守番をしている時に注意しておきたい火災要因

一般的な「石油ストーブ」「ガスコンロ」などを要因とした火災以外の要素で、あまり意識されていない火災要因をご紹介したいと思います。

リモコン操作による暖房機器の誤作動による火災

近年、新たな火災要因として、注意喚起されるようになってきたのが、「リモコン操作に伴う暖房機器の誤作動」による火災です。
リモコン操作が可能な住宅家電は本当に多くなりましたよね。
直接機器本体を操作すればいいのに…。と思えるものにも、リモコンが付いていることが多々あります。
家の中に、「リモコンが5、6個ある」というご家庭も少なくないのではありませんか?
家電の機能が多様化することにより、リモコン操作機能も多様化。たくさんボタンが付いているリモコンが多くなっています。そんな状況下で温度を高くするつもりなどなかったのに、知らないうちに暖房機器の温度設定を高くし過ぎてしまうといった「リモコンの誤操作」が増えています。その結果、火災へと繋がってしまうことがあるのです。
また、もう1つ注意が必要なのが「暖房機器の誤作動」です。
実は、リモコン付きの家電製品が多く存在する住宅において、ほかの家電のリモコンを操作したのにも関わらず、暖房機器が誤作動されてしまうケースがあるのです。子どもがお留守番時に危険だからと暖房機器は消しておいたのにも関わらず、子どもがテレビなどのリモコン操作した時に、暖房機器が誤作動を起こしてスイッチON。意図していない事態が発生し、火災に繋がるというケースが発生しているのです。特に「外国製の家電」を利用している時には要注意。外出時には、「暖房機器のコンセントプラグを抜いておく」ことを心がけてください。

「加湿器」が原因の火災

実は、近年「暖房機器」以外の家電で、火災が増加しているのが「加湿器」です。
加湿器は、水分(水蒸気)を放出する機器なので火災と無縁と思われがちですが、「加熱式加湿器」は電気式ヒーターなどと同じような仕組みを有しています。
水をヒーターで加熱して沸騰させ、その蒸気をファンで送風し、ノズルから放出させるのが加熱式加湿器(スチーム式)と呼ばれるもの。立派な火災要因と成り得るのです。
特に、製品欠陥が明らかとなっている加湿器が複数存在していることにも要注意。
現在もリコール対象となっている商品がありますので、ご利用中の加湿器がリコール対象となっていないかどうかも、一度確認しておくことをおすすめします。

「コンセント」からの出火(トラッキング火災)

近年の住宅環境で「電気」への依存度が高まる中、「コンセントプラグからの出火」による火災も目立っています。
中でもコンセントプラグを長時間差し込んだままにしておくことで発生する「トラッキング火災」に要注意です。
“トラッキング火災”とは、コンセントとプラグの間にホコリがたまり、たまったホコリが湿気を帯びることで通電。ホコリが発火することによって生じる火災のことです。
トラッキング火災は「電源OFF」の状態であっても、コンセントにプラグが差さっているだけで発生してしまうもの。
外出時に誰もいない家でも、発生してしまう可能性がある火災なのです。

家にいる時に注意しておきたい火災要因

「火を使っていなければ、在宅時に大きな火災とはならないだろう」と思いますよね。
でも、在宅時の活動時間中にて、大きな火災と成り得る要因が存在しているのです。それが「静電気火災」と「スプレー缶火災」です。

静電気火災

静電気が原因となって、発生する火災は、「工場」「ガソリンスタンド」などで度々見られる現象です。
特に「工場」での静電気火災は、大規模火災となりやすく、危険度の高い火災の1つです。
ただ、家庭内では、発生割合は少ない火災と言えます。とはいえ、冬期は、「灯油を取扱うとき」に要注意となります。寒冷地では、石油ストーブを使用している家庭も多いもの。燃料の灯油をポリタンクから給油する時に、静電気が着火要因となり、火災を生じさせることがあるのです。灯油を取扱うときは、着衣(静電気が生じにくい衣服の組み合わせ)にしっかりと気を配っておきましょう。

スプレー缶を取扱い上の火災

案外、火災の可能性への意識が薄いのか、毎年、室内でスプレー缶やカセットガスボンベの穴あけ(ガス抜き)を要因とした火災が発生しています。
原則、室内でのスプレー缶などの穴あけは厳禁と心得ておきたいもの。とても危険な行為となります。屋外やバルコニーなどで行いましょう。

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火災と言うと「火を使っている時」と思いやすいのですが、火を使っていない状況でも生じる火災が増えていることをしっかりと認識しておきたいものです。
「電気」に頼った生活環境が広まることにより、「電気関係」「家電トラブル」による火災の増加に対して、しっかりと対策をしておくことが大切なポイントとなります。

※トラッキング火災を防ぐ4つのポイント
・ブラグのホコリを除去する
・利用していないコンセント穴をふさぐ(コンセントキャップの利用)
・古いプラグタップを新しいタップ(トラッキング対応済み電源タップ)に交換する
・使用していないコンセントは抜いておく

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