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乳幼児の睡眠コンサルタント・愛波さんに聞く! 1・2歳のねんねトレーニング

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育児の中で多くのお母さんが悩むのが“赤ちゃんの睡眠”。そんなお母さんたちのために、子どもの睡眠コンサルタントとして活躍する愛波文さんにインタビュー。「1・2歳のねんねトレーニング」についてお話をうかがいます。

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重要なのは1対1の時間

-愛波さんは睡眠コンサルテーションの経験上、「1歳ごろまではセルフねんねが定着しやすい」とのことですが、1・2歳の赤ちゃんもセルフねんねできるようになりますか?

愛波さん:1歳までに比べると時間はかかりますが、1歳を過ぎてもセルフねんねはできるようになりますよ。最初に知っておいてほしいのが、年齢が上がれば上がるほど“1対1の時間が大事”ということ。心が安定し、お母さんとの信頼関係が築けていれば「お母さんが大丈夫って言えば大丈夫なんだ」と思えるので、ひとりで眠れるようになるんです。

そして、子どもの心の安定に必要なのはお母さんの心の安定。親と子どもの幸福度はリンクしているため、親が満たされていれば子どもも満たされます。

-親子ともに幸福度が高いと、よりよい関係性が築けそうですね。実際にねんねトレーニングをするときは、どんな準備が必要ですか?

愛波さん:ねんねトレーンングを行う前に必ずやらなければいけないのが、以下の3つの“睡眠の土台”を整えることです。

1・寝室など睡眠にかかわる環境
光・音・部屋の温度と湿度・服装・安全性を整えて、子どもが気持ちよく寝つくことができ、朝まで寝続けられる環境を整えましょう。
2・子どもとのコミュニケーションやお母さんなど保育者の心の安定
子どもと親の幸福度はリンクしていて、親の心が安定していれば子どもの心も安定し、眠ることへの安心感を与えることができます。
3・ねんねルーティンをつくる
子どもは次に何をするかがわかると安心し、しだいにその流れに体が慣れてリズムができるので、寝る前の決まった流れをつくりましょう。

この3つが整っていないうちにねんねトレーニングを実践しても、うまくいかないことが多いです。まずはこの“睡眠の土台”が整っているかを振り返ってみてくださいね。

-では、“睡眠の土台”が整ったあとのねんねトレーニング法を教えてください!

愛波さん:ねんねトレーニングにはさまざまなやり方がありますが、私がおすすめしているのは、子どもがひとりで寝つくのを見守る2つのメソッドです。

1. フェイドアウトメソッド
約2週間かけて、お母さんやお父さんが赤ちゃんを近くで見守りながらも、少しずつ赤ちゃんとの距離間隔をあけていくことで、自力で寝つくようにガイドするメソッドです。子どもを部屋にひとりにせず、寝るまでサポートできる一方、「時間がかかる」「泣かれることがある」「下の子がいると難しい」というデメリットも。
2. タイムメソッド
起きている子どもをベビーベッドや布団に置いて、お母さんやお父さんは部屋を出ます。泣いてもすぐには部屋に入らず、決められた時間の間隔で部屋に入り、決められた時間だけあやします。部屋に入っていく間隔を少しずつあけることで、子どもが自力で落ち着いて寝てくれるようにガイドするメソッドです。比較的泣きが収まるのが早く、下の子がいる場合でも挑戦しやすいのがメリット。一方で、フェイドアウトメソッドより泣きの程度が一時的に激しくなることも。

-どちらのメソッドも一長一短で選ぶのが難しそうです…。

家庭環境や子どもの性格をかんがみて、どちらかを実践していただきたいところですが、もし決められない場合は、コンサルテーションの経験上“フェイドアウトメソッド”をおすすめします。

また、2つのメソッドに共通して言えるのは、お母さんやお父さんの強い意志が必要であるということです。不安やためらいがある場合は、時期を改めましょう。

-子どもが自力で寝てくれるようになれば、多くのお母さんは時間にも余裕ができて助かりますよね! ぜひわが家でも実践してみます…!

愛波さん:日本人女性は世界一睡眠時間が短いといわれています。女性の社会進出が進む今、日本人女性の負担はとても増えていますよね。今の寝かしつけ方がハッピーであれば、ねんねトレーニングの必要はありません。しかし、寝かしつけに時間がかかったり、夜泣きがあったり、睡眠トラブルを抱えていてそれがつらいなら、まずは睡眠の土台を整え、必要であればねんねトレーニングを実践するのをおすすめします。

関連:夜泣き専門保育士直伝★親子を救う究極の寝かしつけ「入眠」の3ステップとは?

今回、愛波先生にお話をうかがった中でのポイントは以下の3つ。
・1歳を過ぎた子どものねんねトレーニングに重要なのは“1対1の時間”
・ねんねトレーニングを始める前に“睡眠の土台”を整える
・ねんねトレーニングをするときは親子に合ったメソッドで実践する

「お母さんがハッピーであれば子どももハッピーである」ということを踏まえ、もし「わが子の睡眠トラブルを解決したい」「つい一緒に寝ちゃうから添い寝をやめたい」と悩んでいるのなら、まずは“睡眠の土台”を整えて、ねんねトレーニングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 詳しいステップは愛波さんの著書『ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』(講談社刊)でていねいに解説されています。こちらの本もぜひ参考にしてみてください。(取材・文/大月真衣子[ヒャクマンボルト]、撮影/高山諒[ヒャクマンボルト]、ひよこクラブ編集部)



監修/愛波 文さん
子どもの睡眠コンサルタント。APSCアジア/インド代表。IMPI日本代表。Sleeping Smart®代表。慶應義塾大学卒業。2012年に長男出産。夜泣きや子育てに悩んだことから子どもの睡眠科学の勉強をはじめ、アメリカで米国IMPI公認資格(国際認定資格)を日本人で初めて取得。2015年に次男を出産。2人の男の子の子育てをしながら、乳幼児の睡眠に悩む保育者のコンサルティングや個別相談、日本人向けに子どもの睡眠教育プログラムを提供。IMPIと提携し、妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント資格取得講座の講師も務めている。初の著書『ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』(講談社刊)が好評発売中。
■Home Page:Sleeping smart
■Instagram:aya_aiba
■Twitter:@sleepingsmartJP

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