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基本は重ね着!アウトドアに学ぶ冬の子ども服の選び方

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Hakase_/gettyimages

冬の子どもの服選び、どうしていますか?暖かいダウン、機能性インナー、厚手の靴下…「寒いと大変!」と、たくさん着込んだら、室内に入ったり走り回ったりして汗をかいてしまった、なんてことはありませんか?
アウトドアの「レイヤリング」の考え方を取り入れて、子どもの冬服を考えてみましょう!
保育士の相原里沙さんに聞きました。

相原 里紗
保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰
(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。親子×のあそび×地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」他、親子向けイベントを多数企画・運営している。1歳男児の母。

何を着せればいい?活動量の多い子どもの冬服

寒い日が増えてくると、大人も子どもも厚着をする機会が増えてきます。特に、まだ寒い、暑い、とはっきりと自分で言えない子どもには、寒くないように、たくさん着せてあげたくなるのが親心です。暖かい機能性インナー、モコモコダウン、裏起毛のロンパース…あったかアイテムは数多くありますが、実は子どもたちにとっては暖かすぎるかもしれません。
子どもは活発に動き回り、大人よりも体温が高い傾向がある上に、冬は室内外の気温差が特に大きい。そんな環境では、暖かすぎる服装は汗をかきやすく、そこから冷えてしまいます。そこで参考にしたいのが、アウトドアの「レイヤリング」。汗冷えに注意した重ね着で、冬を元気に乗り切りましょう!

衣服を重ねて空気の層を作る!アウトドアの「レイヤリング」

アウトドアとの基本、「レイヤリング」って?

レイヤリングとは「重ね着」という意味で、アウトドア、特に汗をかきやすい登山などで基本とされているアウトドアの服装です。主に、ベースレイヤー、ミッドレイヤー、アウターレイヤーという性格の違う3種類のアイテムを重ね着して層を作り、活動量や環境に合わせて衣服のコントロールをします。汗を吸湿拡散させるベースレイヤー、保温をしながらも風通しを確保して汗を外に逃がすミッドレイヤー、雨や風から体を守るアウターレイヤーの3種類を中心に考えていきますが、必ずしも3層になるわけではなく、活動内容や気温に応じて最適なものを選択してレイヤリング(重ね着)していきます。

冬の子どもの服にレイヤリングがぴったりなわけ

大人より体温が高めで活動量も多く、汗をかきやすい上に、集中すると寒さも忘れて立ち止まったりします。動きのバリエーションも多い子どもは、日々の生活でアウトドアを体現しているとも言えます。更に、ショッピングセンターや公共交通機関などは暖房が良く効いている場合が多く、室内外の気温差も大きいのが現在の環境。体が小さい分大人よりも体温の変化もしやすい子どもにとっては、活動量、気温に応じて着脱して調整することを基本としているアウトドアのレイヤリングがぴったりなのです。

子どもの自立を支える、環境に合わせた着脱

着るのを嫌がる子どもたちに何度も着脱を促すのは根気がいる作業ですが、子どもたちにとってはこの着脱は自立への第一歩。幼稚園教育要領内の「健康」の領域では「身の回りを清潔にし,衣服の着脱,食事,排泄など生活に必要な活動を自分でする」と示されており、幼稚園年齢になる頃から、自分で判断して適切に衣服の調整をすることを目指していきます。寒いから着る、暑いから脱ぐ、というのは大人からみると当たり前に見えますが、実は日々の生活の中で身につけていくものです。体温調節機能も同時に育っていくので、積極的にレイヤリングをしていきましょう。

レイヤリングを意識して!冬の外遊び おすすめコーディネート

おすすめコーディネートをご紹介します。

ベースレイヤー(肌着・Tシャツなど):汗をしっかり吸収するものを選ぼう

GITA(ジータ) 半袖インナー3枚セット

機能性インナーも多くの種類が出ていますが、運動量の多い子どもたちにとって吸湿発熱繊維は暑すぎることも。汗をしっかり吸収する素材を選んで、汗をかかないようにミッド・アウトレイヤーで調整したり、汗をかいたら着替えるのがベター。外遊びの時にはベースレイヤーの着替えを多めに用意してあげてくださいね。

ミッドレイヤー:汗を逃しつつ保温をするアイテムを!

FEVON ジップアップジャケット

ミッドレイヤーの代表格がフリース素材。他にも、インナーダウンやウール等も適しています。前開きタイプなど、子どもが自分で着脱できるものを選びましょう。

アウターレイヤー:風を通さない物で最後はカバー。

THE NORTH FACE

アウターレイヤーは、ベースレイヤー、ミッドレイヤーを最後にカバーする役割があります。春、秋と長く使えるメリットもあり、撥水加工が施されているものや、防水透湿素材だったりと素材や特徴もいろいろ。透湿素材なら、中にこもった汗をうまく発散してくれます。そうでない場合は、子どもの様子を見て適宜着脱をしてください。

参考:monbell レイヤリングシステム

関連:冬もあせもに!?【皮膚科医に聞く】冬でも赤ちゃん

アウトドアの「レイヤリング」の技術は、汗っかきで体温調節機能の整っていない子どもの冬服にピッタリ!ベースレイヤー、ミッドレイヤー、アウターレイヤーと、それぞれの性質をうまく活かした、オリジナルのレイヤリングを作ってみてくださいね。

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