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冬のおむつはずれ メリット・デメリット

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dolgachov/gettyimages

一般的に「おむつはずれは夏にスタートするのがいい」といわれます。夏は汗をかくためおしっこの間隔が空きやすく、薄着なので脱ぎ着もラク、おもらししても洗濯物が乾きやすいというのがその理由。けれど…デメリットだらけに見える“冬に始める&進めるおむつはずれ”にも、メリットはあるのです! 今現在おむつはずれを考えているママ・パパが知りたい、冬のおむつはずれのメリット・デメリットについて、保育園で実際に子どもたちのおむつはずれにかかわる新宿せいが子ども園の保育士さんに聞きました。

関連:“生活しながら”“遊びながら”がコツ!1歳のおむつはずれ、その極意とは?

おむつはずれ、冬に始める&進めるメリットは?

「おむつはずれのスタートは夏」というイメージから、冬のおむつはずれに後ろ向きになっていませんか? メリットとデメリットは、実は裏返し。夏スタートのメリットがデメリットになり、冬スタートのデメリットがメリットになることも…。子どもにとっては、心と体の発達条件が整った「今」が、始めどきかもしれませんよ。

メリット1/トイレの回数が増える

汗をたくさんかく夏は、おしっこの回数が少ないもの。冬は回数が多いので、トイレに誘うチャンスが増えます。

メリット2/家にいる時間が増える

日照時間が短く寒い冬は、家にいる時間が増えるので、子どもとしっかり向き合いながらおむつはずれを進めることができます。

メリット3/おうち遊びでイメージづくりができる

家にいる時間が増える冬は、おうち遊びの時間も長くなるので、絵本やおもちゃでトイレのイメージづくりをしやすくなります。

おむつはずれ、冬に始める&進めるデメリットとその対策

寒い冬は、暖かい部屋にこもりがちでトイレにいくのがおっくうになるもの。厚着をして脱ぐのに手間がかかるのも、トイレを面倒に感じる一因です。朝、布団から出られず生活リズムが乱れてしまうのも、おむつはずれには悪影響。これらのデメリットを補うことが、冬におむつはずれを始める&進めるためのポイントになります。

対策1/規則正しい生活を

季節を問わず、規則正しい生活を心がけましょう。毎日同じタイミングでトイレに誘うことで、トイレに行くのが習慣になっていきます。

対策2/トイレを暖かく

部屋やトイレが寒くて「脱ぐのがイヤ」ということがないように、暖房で暖めておきましょう。トイレや補助便座がヒヤッとしないよう、便座カバーをつけたり、便座ウォーマーを使ったりして工夫してみて。

対策3/薄着を心がけよう

厚手の長ズボンとタイツを重ね着していると、脱がせるのが大変なだけでなく、動きにくいため運動発達の妨げにも。冬でもできるだけ薄着を心がけましょう。

関連:2才になっても、おむつはずれをスタートしたがらないママたちの心の声にプロが答えます

おむつはずれを始めるのに適した時期は、子どもによって違います。「夏スタート」というイメージにとらわれず、その子の発達段階に合った時期を見定めて、おむつはずれをスタートしましょう。(取材・文/前田ユリ、ひよこクラブ編集部)

取材協力/新宿せいが子ども園
子どもの自主性を育てる保育がモットーの私立子ども園。フロアごとに異年齢の子どもたちが、幼児用家具で区切られた空間でのびのびと活動しています。今回は石井佐知子先生、田村早百合先生にお話を聞きました。

参考/「1才2才のひよこクラブ」2018年冬春号「冬のおむつはずれ実践テク」より

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