几帳面な夫と離婚の危機も!でも、その几帳面さに救われた第2子出産体験
ライターの“マミ”です。助産師として働きながら、28歳と31歳で出産。現在は育児休業中です。妊娠中、産後ともに積極的に協力してくれた夫。最初のころは、感謝しつつもいろいろなことがありました…。
妊娠中、葉酸が豊富な食材で得意の料理をしてくれる
上の子のときも、第2子のときも、つわりがひどく、妊娠初期はほとんどキッチンに立てなかった私。そんな私に、妊娠中とるべき栄養素を取り入れた料理を作ってくれたのが夫でした。特に妊娠初期に大切だといわれる“葉酸”を含む緑の野菜をたくさん買って料理を作ってくれたのです。
このときのつわりでは、大好きな魚やパンのニオイすら受けつけませんでしたが、夫が作った料理に体が喜んでいました。夫は中国人で中華料理が得意。野菜たっぷりの炒め物やエビチリ、いちごをのせたゼリーや杏仁豆腐などを作ってくれました。
夫の故郷では、もともと男性が料理を作ることが当たり前であることと、学生時代、居酒屋で板前から料理を学んでいたこともあり、料理の腕前はかなり良く、とても助かりました。
洗濯や掃除も率先してやってくれる夫。でも…
第2子妊娠中、つわりのため、洗濯用洗剤のニオイにも吐き気をもよおし、洗濯物が干せないという事態に…。上の子が保育園に行っており、毎日、洗濯物はたまっていく一方であるため、夫が毎日、寝る前に洗濯物を片付けててくれました。
また、共働きのため、掃除機は休日にかけていたのですが、妊娠中は体が疲れやすく、休みの日はさすがにぐったり。もともとキレイ好きな夫は部屋中キレイさっぱり掃除をしてくれるのです。しかしこのことがきっかけで、喧嘩が勃発したことも。
夫は、掃除の腕はピカイチなのですが、「俺がやらないとこの家はどうなっちゃうんだよ、ゴミ屋敷だよな」などと余計な一言を言うのです。
妊娠中は敏感になっていたせいか、上の子の妊娠中はよく喧嘩になり、言い争いに発展。産後はその延長で離婚の危機…。しかし第2子のときにはお互いにメンタルが強くなっていたのと、夫婦円満の願いが強まったこともあり、喧嘩は少なくなっていきました。
“切迫早産”傾向だったため、上の子との遊び相手も
第2子妊娠後期、“切迫早産”傾向になってしまった私は、産休に入ってからも、家で安静にして過ごさなければなりませんでした。
上の子は4歳でとても活発。休みの日は公園に行って走り回らないと気が済まないタイプでしたが、私は遊び相手ができませんでした。
そんなときがんばってくれたのも夫でした。旅行業界に勤めている夫は、そのころちょうど多忙なシーズン。毎日仕事が忙しく疲れているなか、休みの日には、上の子を連れでさまざまなところへ出かけてくれました。公園以外にも、動物園や水族館、博物館などに連れて行ってくれ、上の子も大満足でした。
第2子出産後は上の子の面倒や家事すべてこなす
出産後の入院中は、上の子の寝かしつけや保育園の送迎をこなしてくれていたのも夫。
出産前はどんなときも「ママと寝るの!」と言い張り、寝る前には必ず絵本を読んで寝るという生活をしていた上の子。
しかし、第2子出産を機に、夫と一緒に時間を過ごすことが多くなった上の子は、その強い愛情に気づいたのか、夫と絵本を読んで寝るということができるようになりました。
退院後に自宅へ帰った後、上の子は夫にすっかりなついていて、私は下の子の育児に専念できました。
私の夫はかなり几帳面な性格で、それが原因でぶつかり、結婚を後悔したことも多々ありました。が…、第2子妊娠後は夫のその几帳面さに感謝することができるようになり、ぶつかることはほとんどなくなっていました。第2子の出産を機に、上の子がパパに以前よりさらになつくようになり、一緒に寝てくれるようになったこともありがたかったです。紆余曲折あったけれど、今では、「この人と結婚できてよかった」と思えるようになりました!
[マミ*プロフィール]
夫と4歳、0歳の2人の子どもの4人暮らしをしています。新しい職場で再び助産師として働いています! バタバタと忙しい毎日ですが、育児を楽しんでいます。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。