共働きで子どもが病気!仕事をどっちが休むか、夫婦バトルが勃発!?
保育園に入った最初の年は、子どもの病気だけで自分の有休がすべてなくなってしまう」そんな情報を耳にしたことはありませんか? 中にはこんなご家庭も――。
「生後5カ月で4月に保育園に入園をしました。4月にアデノウイルスとインフルエンザ、5月にノロウイルス・・・と毎月のように感染症にかかり、原因のわからない高熱もちょこちょこ。その後、2歳まで月に一度は保育園を休みました。初年度、上の子は50日以上の欠席、下の子は60日以上の欠席でした」
子どもの病気時、夫婦どっちが休んでる?
これだけ子どもが病気になるようだと、いろいろな助けが必要になりますね。実家を頼ったり、病児保育を利用する家庭もあるでしょうが、まずは夫婦のどちらかが休んで看病することが多いのではないでしょうか。
ぶっちゃけ、夫婦どちらが休んでいるのか、それはどう話しあって決めているのか、先輩ママたちに聞いてみましょう。
休める方が休む。無理なら迷わず病児保育
「休めるほうが休むルールです。どちらも休めない時は、病児保育に預けます。病児保育が予約で一杯なら病児シッター。月の半分が病児保育だったことも。必要経費だと思っています」
原則的には1日交替
「原則は呼び出しに対応しなかったほうが、翌日、休むルールです。残業でも何でもして、次の日に休む段取りをするんです。それがどうしてもできない時は、ベビーシッターなどを利用します」
私がすべて休み、結果的にパートに転職…
「私がすべて休みました。有休ギリギリで、心の中で泣き叫んでいました。正直、夫に仕事を辞められても困るので…。結果的にその後、パート勤務になりました」
夫は管理職で収入も多いので、ほとんどママが…
「今朝も子どもが発熱だけど、夫は休めないとのこと。私だって休めないのに。そもそも子どもの送迎や家事を手伝うと言ってたので職場復帰しましたが、フタを開けてみれば出張ばかりでほぼやってません。自分が体調不良なら休むのに、約束が違う!と言いたいです」
休めない分は他で協力してもらう
「我が家はほぼ私が休んでいます。でも男性が休めないのなら、夕飯の後片付けやお風呂掃除など、違うことをやってもらったらいいと思います。共働きなら、収入や勤務時間に関わらず協力態勢を取っていかないと、女性に負荷がかかりすぎます」
ただ「休めない」はあり得ない。なぜ休めないかを相談
「我が家は、休めないから相談ではなくて、何で休めないかを相談しています。私も夫も仕事上、出張や大事な会議など『今日は絶対休めない日』があります。だから、そういう日は子どもの病気に関わらずに、あらかじめ共有しています。休めない理由がわかれば、丸一日休むのは難しくても、半日ずつ勤務を交代するなどの相談ができます。何かイベントがあって休めないなら仕方ないけれど、『心理的に休みづらいから』は共稼ぎとして、あり得ないと思います」
絶対休めない日を洗い出して調整、後は相談あるのみ
「うちは、病児シッター7割、夫が休む2割、私が休む1割でした。休みがとりづらい職種だったので、私が一番休まなっかったのです。相談は、まず夫と私の仕事のスケジュールを事前に照らしあわせて、『1-この日は妻が絶対に絶対に休めない日』『2-夫が絶対に休めない日』をピックアップし、1と2が重ならないように調整します。調整がどうしてもできない時はベビーシッターを仮予約していました。いかに事前準備するかが大事だと思います」
夫婦以外の助けも借り、自分の健康も考えて!
「子どもが病気になったときの対応」という悩みに、専門家が回答したアドバイスをご紹介します。
(Q:相談者より)
ーーー5カ月の子どもがいます。仕事がある日に、子どもが病気になったときの対応を教えてください。また、仕事と育児を両立するために、どう時間やりくりしていけばいいのでしょうか?
(A:専門家の回答)
ーーー子どもが病気になったときは、まず自分(またはパートナー)、さらに病児保育、ベビーシッター、同居または近居の家族、遠居の家族で対応します。登園禁止の感染症などの場合は、遠くに住んでいる親が泊まり込みで来てくれるという人もいます。時間のやりくりは、子どものケアと自分の健康を第一に。仕事は職場にいるときは、全力で責任を果たすことです。仕事を「見える化」して生産性を上げ、コミュニケーションを密にして周囲からの支援を受けやすくしましょう。
山口理栄先生(育休後コンサルタント)
※たまひよnet【専門家Q&A】からの引用です。
子どもの病気の時は、現実的には、ママが仕事を休んでいる場合が多いようですね…。中には、夫婦間の話し合いや病児保育やシッターなどを利用しているケースも。ご家庭それぞれの事情はあるでしょうが、ママの健康も大切! 1人で抱えることなく、いろいろな助けをうまく借りて乗り切れるといいですね。
(文:橋本真理子)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。