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もうすぐ終わる夏休み。休み明けの登園しぶりを防ぐポイント

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Image Source/gettyimages

子どもにとって、楽しい夏休み。後半になって園の新学期が近づくにつれ「行きたくなーい!」と言い出す子も。長い休み明け、登園しぶりをせずにすんなり園に通えるような、親の関わり方や言葉かけについて、子育てアドバイザーの長島ともこさんが紹介します。

グスグズ、イライラ…夏休み後半に表れる、子どものこんな様子に注意!

長い夏休み。家族で旅行に行ったり、友達親子と一緒に夏祭りにお出かけしたり、おじいちゃんおばあちゃんちに行ってのんびりしたり……。夏休みは子どもにとって、楽しいことがたくさんですよね。

だからこそ、夏休み後半になって園が始まる日が近づいてくると、これまでご機嫌だった子どもの様子が変化し、登園しぶりにつながることがあります。夏休み後半に注意したい、子どもの様子の変化について見ていきましょう。

・園の話をすると機嫌が悪くなる、「行きたくない」という
・ちょっとのことでぐずぐずしたり、泣いたりする
・「おなかが痛い」「頭が痛い」などと訴える
・いつもよりモノに当たったり、壁を蹴ったりする
・いつもより、きょうだいにちょっかいを出す
・急にベタベタ甘えてくる

もちろん、これらの変化がすべて休み明けの登園しぶりにつながるわけではありません。疲れがたまって体調をくずしていることが原因となっている可能性もありますので、体調不良を訴えてきたときは、かかりつけの小児科を受診するのが安心です。

体調に問題がなく、引越しや下の子の出産などの環境の大きな変化もないのに、上記のような変化が見られる場合は、子どもがちょっとした「SOS」を出しているのかもしれません。休み明けの登園しぶりにつながることもありますので、注意深く見守っていきましょう。

夏休み明けの登園しぶりを防ぐ5つのポイント

大人にも、日曜日の夜にテレビアニメ『サザエさん』を見ると、明日から会社に行くのが憂鬱になる「サザエさん症候群」という言葉があるくらいです。

小さな子どもにとっても、ママやパパと一緒に過ごせる時間がたくさんあった「夏休みモード」から「園モード」に切り替えることを困難に感じるのは、ある意味当然のことかもしれません。

それでも休み明けの初登園の日は、わが子に笑顔で「いってきまーす!」と言ってほしいですよね。

そのためにはどうしたらよいのでしょうか。夏休み後半、親ができる関わり方や言葉かけのポイントを5つ紹介します。

生活リズムを「園モード」に戻していく

夏休みは、お出かけやお泊まりなどを楽しむ家庭が多く、起床時刻、睡眠時刻が乱れがち。少しずつでいいので、通園している時の生活リズムに戻していきましょう。

同じ園の友達と遊ぶ

家族や親戚と過ごすことが多い夏休み。後半は、同じ園で仲良くしてもらっている友達に家に遊びにきてもらったりして交流をもつようにすると、園で一緒に楽しかったことを思い出して「早く園で遊びたい」と思う子もいるようです。

散歩や買い物ついでに、子どもと園に立ち寄ってみる

私が実際に実践した例です。子どもと散歩や買い物ついでに何気なく「もうすぐ園がはじまるね。○○ちゃん、ママと一緒に見に行ってみない?」と声をかけ、一緒に園を見に行きます。園は閉まっていますが、「あの滑り台でまた遊べるね」「先生も、○○ちゃんが園にくるのを待っているよ」などと声をかけたら、「そうだね!」と笑顔を見せてくれました。

園バッグを親子で磨いたり、園グッズを見直して買い換える

夏休み中は、園バッグや帽子、園グッズに触れることがほとんどありません。登園日が近づいてきたら「もうすぐ園がはじまるから、園バッグきれいにしようか」などと声をかけ、一緒にお手入れをするのも。ハンカチやポケットティッシュなどの園グッズを買うときは、子どもに選ばせて「早くこれを持って園に行きたいね」と、さり気なく声をかけましょう。

親子で夏休みを振り返る

家族旅行の出かけた時の写真を親子で一緒に見返したり、旅先で買ったおもちゃで遊んだり。夏休みをじっくり振り返ることで、「けじめ」のようなものがつくこともあります。

もうすぐ園がはじまる! 夏休み後半の、親の心構え

夏休み後半、「園に行きたくない……」などと子どもがグズグズしだしたりすると、「何いってるの? そんなこと言ってるのはあなただけよ!」「夏休み、こんなにたくさん遊んだのに、まだ遊びたりたいの?」「今みたいにぐずぐずしていると、先生に怒られるわよ!」など、つい感情的に叱ってしまいたくなりますよね。

でも、このような対応はNGです。
「行きたくない」という自分の気持ちを大好きな親から否定されると、子どもはますます行きたくなくなってしまいます。

「園に行きたくないんだー。そうだよね。夏休み、いっぱい遊んで楽しかったもんねー。○○ちゃんの気持ち、ママも良くわかるよ」など、まずは子どもに共感を。
そのうえでいつも通りの生活を送りながら、新学期に向けて「早く△△先生に会いたいね」「お友達に会いたいね」など、園生活が楽しみになるような言葉かけを少しずつ増やしていくようにしましょう。

新学期初日。それでも、子どもはグズグスしてしまうかもしれません。しかし、それは「一過性」のものがほとんど。多くの子どもは、その子なりのペースで園生活になじんでいくものです。

長いお休み明けからの園復帰も、子どもの成長のプロセスのひとつ。温かい目で、わが子を見守っていきましょう。

大人である私たちも、長いお休みからの職場復帰は気合がいりますよね。子どもも同じです。まずは子どもの不安な気持ちに寄り添って、共感してあげましょう。親も一緒になって不安になるのではなく、どっしり構え、笑顔で見送ってあげましょう!

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