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子育てにかかるお金どうしたら?「複利」の力をまずは知ってみる

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連載、第6回目。今回のテーマは、「複利の力ってなに?」。
将来のお金が不安。投資も気になるけど、子育てが忙しくて手が回らない......という新米ママ・パパに伝えたいのが、手間をかけずにできる、ほったらかしインデックス投資。
ブログで投資経験を綴り、著書も出版、インデックス投資家のバイブル的存在として知られる投資ブロガー・水瀬ケンイチさんが、超カンタンガイドしてくれます。「新米ママ・パパむけインデックス投資講座。教えて!ほったらかし投資家・水瀬さん」第6回。

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積み立てっていつまでやるの?

こんにちは!水瀬ケンイチです。
インデックス投資は長く続けることが大前提……というお話を、これまで何度かご紹介してきました。でも、長く続けることはそれなりに大変。

そこで今回は、「長く続ける意味」についてお話したいと思います。

アップダウンが激しい株式相場で、資産がマイナスになったとき。安く買えるチャンスとわかっていても、先行きが不透明で不安になったとき。あるいは、ものすごく儲かって利益を確定したくなったとき。

そんなときに思い出して欲しいのが、今回ご紹介する「複利の力」です。「長く続けるほど、あとでいいことがある!」と、多くのインデックス投資家たちの心の支えになっている、素晴らしい法則のひとつなんですよ!

元本が、雪だるま式に増えていく

複利の力とは、一体どういうものなのか。まず、その仕組みをご紹介しましょう。

インデックス投資では、利益が出たらそのまま再投資していきます。つまり、利益がすぐ元本と一緒になって、次の利益を生む。そこで生まれた利益も、また元本と一緒になって、利益を産む。この利益が利益を産む仕組みを、「複利」と言います。

長く続ければ続けるほど、元本がどんどん雪だるま式に増えていくのです。

そして、この”雪だるま”は、最初はちょっとずつしか大きくならないのですが、10年後、20年後と時間がたつと、一気に巨大化します。その力がどのぐらい大きいか、ご紹介しましょう。驚かないでくださいよ。

後半になるほど、ドッカーンと増える!

複利の力は単純に計算できるので、仮に、年5%ずつ増える金融商品に、100万円を投資した場合、どのぐらい増えていくのかを見てみましょう。

●年5%増える金融商品に、100万円を投資し、複利で運用した場合

1年後:105万円(100万円×105%)
2年後:110万円(105万円×105%)
3年後:116万円(110万円×105%)
10年後:163万円(155万円×105%)
100年後:1億3150万円(1億2524万円×105%)

え?1億?ウソでしょ??と思われるかもしれませんが、計算上はそうなります。利益が利益を生み、100年経てば100万円が100倍以上になっちゃうのです。

3年ぐらいでは、それほど複利の力は働きませんが、時間が経つと、利益が利益をドッカン、ドッカンと産んでいく。つまり、長く続けるほど強い!

もちろん、実際の投資では複利の力がマイナスに働くこともありますし、上記のような計算通りには決していきません。そもそも我々には寿命があるので、100年も投資できませんよね。

それでも、「積み立て」という無理のない投資法を使って、できるだけ長く続けることで、複利の力を働かせられ、資産を大きくする可能性は増やせます。

インデックス投資は、売ったり買ったりを繰り返して儲ける投資法ではありません。目先の損得ではなく、長く持ち続けたその終わりのほうに、旨味があるのだと覚えておいてください。

実際はどうなのか?

はい!それでは今日のまとめです。

インデックス投資を長く続けると、「複利の力」が働いて、資産を大きくできる可能性が高まる。しかも、後半になるほどオイシイ。ですから、何が起きても「長く続けると、あとでいいことがある!」と信じて、積み立てを続けましょう!

でも、果たして実際はどうなのか?「だって、マイナスにもなるんでしょ?」ハイ、その通りです。残念ながら、先のことは誰にも分かりません……。「ちょっと、そんな無責任な!」と、お叱りの声が上がりそうですね。ごもっともです。

そこで次回は、これまで15年の間、毎月一度も休まずインデックス投資に積み立てしてきた私の戦績を、包み隠さずご紹介しましょう!

15年前は、まだまともなインデックスファンドもなく、インデックス投資は個人投資家にほとんど開かれていない時代でした。買える商品も今のように選べず、ものすごく限られていたのです。つまり、今の日本で15年もインデックス投資を続けた人間というのは、とても少ない。私のリアルな戦績は、とても貴重だと思います。えっへん。

15年の間はそれこそ、山あり谷あり。途中でリーマンショックや東日本大震災という、滅多に起こらない経済危機や大災害が2回もありました。2009年後半まで、株式相場が長く低迷していました。

そんな激動の時代、どっちかと言えばマイナスが長かった時代を、コツコツとインデックス投資を続けていたら、資産はどうなったか。これをお読みになれば、きっとこの先の参考になると思います。どうぞ、お楽しみに!

(監修・水瀬ケンイチ イラスト・おぐらなおみ 取材・文 大上ミカ)

水瀬ケンイチ
1973年生まれ。IT企業に勤める会社員であり、個人投資家。2005年より、ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」で自身の投資経験を綴り、インデックス投資家のバイブル的存在として認知される。著書に「お金は寝かせて増やしなさい」(フォレスト出版)など


参考文献:水瀬ケンイチ著書
お金は寝かせて増やしなさい(フォレスト出版)
全面改訂 ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド(朝日新書)

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第4回 子どもが生まれて「貯める」だけでいいの? 投資? 必要なのは「リスク」の理解

第5回 子育て世代はなんで「積み立て投資」がいいの? ほったらかし投資家に聞く

お金は寝かせて増やしなさい

水瀬ケンイチ著 フォレスト出版

投資は元本保証がありません。資産運用はあくまでもご自身の責任で行ってください。本連載の内容を実践したことによって被る損害については、いかなる理由があろうとも、監修者、運営社、執筆者ともその責任は負いません。

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